ピッピに進化する男
好きピィから彼ピッピに
いわゆる、ポケモンのピィとピッピだ。ピィが進化したらピッピになるのは知っているが、私はポケモン通ではないので、その他のコアなキャラクターについては、あまり存じ上げていない。そして、昨今では気になる男の総称を「好きぴ」と呼び、彼氏の総称を「彼ぴっぴ」と呼ぶこととがある。ということは、ピィからピッピに進化できる男と、そうではない男がいるということだ。
私の経験上、ピッピに進化できる男は女に余計なことを考えさせる猶予を与えない。それは、女性を不安にさせないということでもある。普通の出逢いとマッチングアプリでの出逢いでは、その辺の感覚は多少違うだろう。普通の出逢いでは自分たちのペースでデート回数を重ねればいいが、マッチングアプリでの交際前の平均的なデート回数は2回～5回である。マッチングアプリを利用する人たちは、そのような事前情報を得て、節度を保った関係を育む必要があるということだ。
そして、ピッピに進化する前の関係性で、男性が女性を不安にさせる言動をいくつか列挙してみようと思う。
連絡がマメじゃない
SNSは更新するのに返事がない
SNSのフォロワーに女が多い
女友達が多いアピール
経験人数が多いアピール
聞いてもないのに元カノの話をする
趣味趣向に元カノの影響がある
元カノに貰った物を使い続けている
愛情表現が希薄すぎる、過剰すぎる
自分からデートに誘うことが多い
いつも割勘にされる
デート中に携帯を見る回数が多い
同時進行が如実に現れている
自宅に避妊具を常備
泊まりに行った時に忘れ物をしないよう執拗に促してくる
このように、少し考えるだけでも15個も挙げることができた。もっと時間をかければ、数え切れないくらい挙げることができるだろう。男性諸君は思い当たる言動が1つでもあれば改善してほしい所存だが、悪気のない言動は中々改善しようがないのも事実だ。
そして、このような言動が徐々に露わになると「イエローカード」が増えていくという現象に陥る。「レッドカード」になるまでの段階で幾度のチャンスを与えるかは各々の忍耐力によるだろう。特に、マッチングアプリでの交際前の平均的なデート回数に沿うと、男性側はそう悠長にはしていられない。無意識のうちに「レッドカード」が渡されて、ピッピに進化できないという事態に陥らないようにしたいものだ。
その中でも更にピッピからピクシーに進化できる者は一握りだろう。それは、他でもない「結婚」を意味するのだから。本当のポケモン同様に、育てて進化させるということもできるが、女性の腕次第になってしまうのは否めない。でも、だからと言って女性が毎度のこと男性の言動に我慢する必要はないのだ。男性には最初から紳士でスマートな言動をしてほしいものである。「進化論」を征する者は恋愛を征するとでも言おうか。