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【資金調達】day63_2024/3/19

今日は少し、事業の話。
これまでいくつかの資金調達の支援に関わってきたので、その整理っと。
事業を行うにあたり、資金を確保することは活動を維持するために
必須の事項。
ただ、
・事業で生み出せる資金では限りがある
・投資を行わなければ大きな成長はできない
・突発的に大きな資金が必要になる
と様々な事象が発生することも想定される。

今回は、そんな資金調達の方法について整理をしてみた。


【資金調達の方法9選】


今回は各方法の
①難易度:実際に資金を調達する際の難しさ
②金額感:資金を調達できる場合の金額の大きさ
③時間軸:資金を調達できるまでにかかる時間
について評価している。


自己資金投入(経営者等)


・自身の資金を投入する方法
・個人の貯蓄や投資資産を事業資金として投入する
難易度:低
金額感:小
時間軸:短
自分で意思決定できるので、比較的早いが、金額に限りはある…

知人からの融資


・ 知人から資金を借りる方法
・関係が複雑になる可能性があるため、事前に契約や条件を明確に
することが重要
難易度:中
金額感:小~中
時間軸:短
依頼がすぐでき、スムーズに進めばよいが、後々複雑になる場合がある…

金融機関・投資家からの資金調達


・ 金融機関や投資家、VC、投資ファンドなどから資金調達する方法
・株式や出資権の提供による出資を受ける
難易度:中~高
金額感:大
時間軸:中
融資額は圧倒的に大きいが、状況によってはかなり難易度が高くなる

クラウドファンディング


・インターネット上で小額資金を集める方法
・事業のアイデアや商品、サービスに賛同する人々から支援を受ける
難易度:高
金額感:小~大
時間軸:長
内容によっては、大きな金額も望めるが、諸々の期間が長く、様々な人の賛同を得る必要がある

資産の売却


・資産を売却して資金調達する方法
・不動産、在庫、機器などの売却が該当する
難易度:低~中
金額感:小~大
時間軸:中~長
資産が大きいほど金額は大きいが、売却に時間がかかる。一方、軽微な
ものは即座に資金化が可能だが金額は小さい

補助金の助成金


・政府や地方自治体の補助金や助成金を活用して資金調達する方法
・特定の資格・要件を満たす場合に利用できる
難易度:中~高
金額感:小~大
時間軸:長
内容により金額は様々。書類の準備等の難易度と応募から通過まで時間を要すものが多いのが難点

リース・レンタル


・機器や不動産などを購入せずに、一定期間リースやレンタルする方法
・初期の投資を抑えることができ間接的な資金調達となる
難易度:低
金額感:小
時間軸:短
本来購入に充てるべき資金を一時的に留保できる。中長期的には支払いが発生するので、期間猶予の確保の意味合いが強い

プリセールスや先行販売


・製品やサービスを開発する前に、顧客に対して事前に販売を行うことで資金調達する方法
・資金を得つつ市場の需要調査が可能
難易度:高
金額感:中~大
時間軸:長
実現できれば、不要なキャッシュアウトを防げる。
購入前に支払ってもらうため、強い訴求力が必要

売掛・買掛回収期間変更、取引条件見直し


・売掛金を早めに回収し、買掛金の支払いを遅らせキャッシュフローを
改善する間接的な方法
・また、取引先との交渉を通じ支払い条件の改善を図る
(クレジット期間の延長や割引の交渉等)
難易度:高
金額感:小~中
時間軸:中
その場しのぎ的な側面もあるので、急務な場合の対応として想定。
場合によっては、取引先にこの会社は資金繰りが危ないのかと懸念を抱かれる可能性もあるので注意。

それぞれに特徴があるので、それらを踏まえて、
調達の方法を決定して動くのが最善。

適切な資金調達のために

資金調達の方法に関して、いくつかの例をあげた。
資金の調達が急務であり…
「1~9のこの手段しか取れない…。」
という場合もあるので、その場合は迷ったり、実現できない方法に固執するよりも、取れる手段を即座に取るべきだとは思う。
(資金が尽きた場合は、元も子もないので…。)

一方、ある程度余裕があり複数の方法を検討できる場合は、
各方法を評価するべきかと思われる。
その際には、
①必要な資金額の精査
②資金が必要な時期
③資金調達を行う際の負担(工数・経済負担)
を検討することが重要だ。

①必要な資金額の精査


こちらについては、今回の資金調達は
・どういった目的か
・実際にいくら必要なのか
を精査すること。
不要な資金を調達しても、のちの利息等により無駄な出費につながる可能性がある
なので、いったいどの程度の資金が本当に必要なのか、きちんと整理した方がいいと思われる。

②資金が必要な時期


先ほどの①必要な資金額の精査
において、「いくら」という内容を整理した。
次は、「いつまでに」を確認する。
支払いのタイミングや手元の資金に関して把握したうえで、
時間軸を設定する。

③資金調達を行う際の負担(工数・経済負担)


最後に、実際に1~9の方法を取る際に、どれくらいの負担が発生するかを整理する。
「工数」
については、書類を作成したり交渉する際の負荷を表す。
ものすごい時間や労力を投下してしまう場合は、その分の損失が発生していることになるので注意が必要だ。
(他の生産的な活動に投下できたはずの時間を投下することになるので)
その場合、もしかしたら借りるよりも稼いだ方がよかったという可能性も
なきにしもあらずなので、注意が必要。

「経済負担」
については、簡単にいうと利息など。
初期的には資金を得られても、将来的にものすごい額の利息等が
発生する場合は、それも評価したほうが賢明。
理由としては、利息負担の大きさのあまり、後々同じような事態に陥る
可能性があるからだ。(もちろん、先のことよりもとにかく目先のお金。
という場合は気にしている場合ではないが…)

様々な観点や軸があるが、
「今と将来」
そのどちらの視点も持ち合わせながら考えることができると最善なので、
少しでも誰か…将来の自分の参考となれば。


日進月歩

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