日本人の英語力世界87位最低水準について問う!


Nippon.comの情報を引用しますと、皆様ご周知のことと思いますが、国際語学教育機関「EFエデュケーション・ファースト」(本部・スイス)がこのほど発表した2023年調査で、英語を母語としない113カ国・地域のうち、日本人の英語力は87位、アジア23カ国・地域では15位という結果でした。日本は5段階中4番目となる「低い能力レベル」(世界64~90位)とされました。実に世界で驚くことに最低レベルになったのです。

https://www.nippon.com/ja/japan-data/h01843/

調査は世界の約220 万人がオンライン上で受験した無料テストのデータを分析し、「英語能力指数」として国・地域別のランキングにまとめたものです。受験者の地域別の割合は欧州34%、アフリカ、アジアがそれぞれ23%、中南米20%、中東13%。年齢の中央値は26歳でした。

日本と英語力がほぼ同水準の国はマラウイ(86位)、アフガニスタン(88位)、メキシコ(89位)など。

日本は初回調査の2011年は14位だったのですが、当時約40カ国だった参加国が次第に増えるとともに順位を下げています。この10年ほどで最低レベルになったのです。

日本はこの10年で最低になった

英語力トップの国はオランダで、「非常に高い能力レベル」(1~12位)「高い能力レベル」(13~30位)の多くは欧州の国々が占めています。

アジアの国・地域の結果をみると、最高がシンガポールの2位で、次いでフィリピン(20位)、マレーシア(25位)、香港(29位)などの順。韓国は49位、中国は82位で、いずれも日本を上回っています。同機関は、「東アジアでは成人の英語能力が過去4年間低下し続けている」と指摘、その原因が日本と中国のレベル低下にあるとしています。

この原因は何か? 一つの原因はもちろん日本では日常での英会話が不要ということもありますが、Toeic testに英会話力のテストが入っていないことがあり、Toeicの受験準備のために英会話の練習は必要なく準備をしなくても良いことが一番大きいのではないかと思います。

学校教育で英会話力の教育が十分にまだなされていないことや就職等の面接でもまだ英語面接を実施していないこともあり、各種試験や資格条件としてToeic Scoreを求められており、点数をあげるのに夢中になって努力をされているのに英会話の習得が十分でないことが挙げられると思います。

したがってToeic満点でも喋れない人が多いのも現実です。これではビジネスで使える英語力には絶対なりません。世界最低は今後の日本が案じられます。皆様のご意見をお伺い致したく存じます。

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