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月刊青木真也

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#総合格闘技

ロッタン対スーパーレック スーパーレックの計量失格でノンタイトル戦に 一般的な計量システムがスムーズな気がするの巻

ロッタン対スーパーレック スーパーレックの計量失格でノンタイトル戦に 一般的な計量システムがスムーズな気がするの巻

ONE Friday Fights 34 ロッタン対スーパーレックのONEフライ級ムエタイタイトルマッチが挑戦者スーパーレックの計量失格によって、タイトルマッチではなくキャッチウエイトでのワンマッチの扱いで行われることになって、待望のロッタンスーパレック戦にケチがついた形となりました。話題性もあって、僕も楽しみにしていただけにそれなりに残念な気持ちが僕もあります。ちなみにスーパレックは過去にも計量

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10月7日ムスメシ戦に向けて 6 試合をすることで深層から感情と言葉が出てくる

10月7日ムスメシ戦に向けて 6 試合をすることで深層から感情と言葉が出てくる

試合前後は自分でもびっくりするほど感情が出て、それに引っ張られて言葉がよく出てきます。

自分で出そうとしている感覚はないのですが、試合に向かう過程や試合前後で出る感情や言葉は普段の自分にない特別なものがあります。これは試合をするから言葉が出てくるわけではなく、試合をすることで感情が丸裸になって、普段は装いの中に隠れている感情が露わになっているのだと思っています。

決して新しく何かを作っているわ

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10月7日ムスメシ戦に向けて 5 「負けたくない」から、未だ達観や諦観とは距離がある

10月7日ムスメシ戦に向けて 5 「負けたくない」から、未だ達観や諦観とは距離がある

30歳になるかならないかの頃、「試合前の追い込み練習ができなくなったら現役を退く」と自らを鼓舞する意味合いと格好付けを合わせて、特に考えもせずに言っていました。

プロ格闘技選手であるならば、ケガをするかしないかの境界線の上を歩くような練習をしてこそ、人前に立つ資格を得られると本気で思っていました。周りからすると熱量が異常に高くて、押し付ける迷惑な人だったと思いますし、それによって壊れた人間関係は

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若松佑弥さんの計量失敗 省みる前に今は前に進めの巻 計量にまつわる青木真也の考えも添えて

若松佑弥さんの計量失敗 省みる前に今は前に進めの巻 計量にまつわる青木真也の考えも添えて

明日の朝開催のONE FIGHT NIGHTに出場される若松佑弥さんが計量をパス出来ず、キャッチウエイトでの試合成立を目指す流れ。キャッチウエイトで成立するであろうとは思いますが、オフィシャルからの公式の契約体重と成立がアナウンスされていないので、「キャッチウエイトでの試合成立を目指す流れ」と記すことにします。計量ミスよりも、それほど話題になっていないことに僕はショックが大きかったし、計量ミスだけ

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完全燃焼する話 日々の自分との向き合いの中で自分を把握する

完全燃焼する話 日々の自分との向き合いの中で自分を把握する

毎月1回のペースで行われているONE FIGHT NIGHTが今週土曜日に迫ってきました。日本からは若松佑弥さんが参戦したり、僕もグラップリングマッチで試合をしてもらったゲイリートノンさんが出場したり、日本で初期のRIZINに出ていたアミールアリアックバリが出ていたりするので、格闘技が好きな人は楽しめるカードが揃っております。以下ABEMAでの放送リンクを貼っておくのでどうぞ。試合はレベルも高くて

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当てれるから振れる話 振っていれば当たらなくてもいい話ではない

当てれるから振れる話 振っていれば当たらなくてもいい話ではない

世の中の流れとして、客に寄って創る当てにいくコンテンツが多くなっていて、創り手として売れるモノは創らなければならないけれど、客に合わせて売れるモノばかり創っていたら、自分である必要も自分の価値もなくなってしまうから、自分の思想信念主義主張を貫いた振ったモノを創らなければいけないと常々考えています。

それなりに売れるモノは創れるけれど、売り上げを見るがあまり、売れるものに全振りしたとき、消費されて

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予告漬け試合の裏をかいて極めるはずだった住村竜市朗さん 漬け試合からのマイクを止めるセコンドワークの巻

予告漬け試合の裏をかいて極めるはずだった住村竜市朗さん 漬け試合からのマイクを止めるセコンドワークの巻

おれたちの住村竜市朗さんが長年慣れ親しんだDEEPから、心機一転パンクラス参戦を決めて、そのセコンドに東京 竹芝のニューピアホールまで行ってきました。昼夜興業夜の部だったので昼の部を家のテレビで見ていたら、このまま顔をワイプで抜いてリモートでセコンドできないかと思ったのですが、テクノロジーの進化はそこまで追い付いていないようです。まあそれはそれとして。

住村竜市朗さんはデビューこそ修斗ではあるも

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#GLEAT 飯塚優さんの成長と意地に極めきれず不完全燃焼 大会の作り込みに喰らわされました

#GLEAT 飯塚優さんの成長と意地に極めきれず不完全燃焼 大会の作り込みに喰らわされました

GLEAT TDCホール大会 応援ありがとうございました。
大会終了後に小雨の中、自転車で1時間かけて帰宅しました。まさかの雨、まさかの20分フルタイムドロー、まさかのメインイベントで伊東貴則さんが王座を明け渡す伊東貴則さんらしさ全開のまさか尽くしでした。バッドコンディションの中で1時間かけて帰宅した自分を褒めたいです。橋本千紘さんが今日もかっこよかったとか、TーHawkさんが今日も完全無欠だった

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超RIZIN.2 powered by U-NEXT  見所と与太話 2万字超え ※パトリッキーピットブル vs. ホベルトサトシソウザまで追記

超RIZIN.2 powered by U-NEXT 見所と与太話 2万字超え ※パトリッキーピットブル vs. ホベルトサトシソウザまで追記

やってきました。超RIZIN2。炎上祈願。炎上必至。

歌舞伎町タワーがジェンダーレストイレで燃えている際、榊原信行さんが「俺たちも負けず劣らず燃えていくんだ!」との意思を持ってか持たないかはわかりませんが、歌舞伎町タワーで盛大に開催会見をやっている姿は逞しく見えました。最近の榊原さんは深読みさせてくれる余白があって、どうも嫌いになれません。

超RIZINということでありまして、パッキャオ投入で

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Bellator 295 堀口恭司さんベラトールフライ級初戦にGP決勝ミックス対ストッツ 見所と与太話

Bellator 295 堀口恭司さんベラトールフライ級初戦にGP決勝ミックス対ストッツ 見所と与太話

ベラトールハワイ大会。我らが堀口恭司さんの登場です。

ブレイズデル・センターと言えばスーパーブロウルの佐藤ルミナ対イーブスエドワーズにて、どさくさに紛れた頭突きからのバックチョークを見事に極めて、気持ち良くなった佐藤ルミナさんが放った名言「THIS IS SHOOTO」誕生の会場であります。そのほかにも五味対BJがあったりと歴史的な会場であります。確か、五味対BJの後に記事か直接かはわからないの

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ONE FIGHT NIGHT 6  練習にて実際にムスメシに極められた者としてムスメシの足関節が極まらないのがアンビリーバボーの巻

ONE FIGHT NIGHT 6 練習にて実際にムスメシに極められた者としてムスメシの足関節が極まらないのがアンビリーバボーの巻

2023年ONE1大会目ONE FIGHT NIGHT 6開催。

abemaの解説にはいつもの大沢ケンジさんに加えて、BJJLABプロデューサー竹浦正起さんがレギュラーとして鎮座されていました。竹浦さんの御活躍は何よりです。先が短いどころか先の無い老害ファイターの私としては、見事なまでに竹浦プロデューサーに仕事をとられた感がありますが、氏の見事な体捌きには爽快感すら持ってしまうところがあって、竹

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ONE FIGHT NIGHT 6 見所とこぼれ話 2023年一発目でーん。

ONE FIGHT NIGHT 6 見所とこぼれ話 2023年一発目でーん。

青木真也行きつけサウナである中村浴場でよくお話しする格闘技が好きな常連メンバーに「noteでONEの記事を読みたい」と言われて始まった2023年の新年初サウナです。記事のご要望を頂けるのは嬉しいし、それもONEの記事を読みたいと言われて嬉しく驚きました。話をしているとRIZINは全大会はPPVを買っては見ないけれど、ONEは毎大会Abema放送を見ているとのことでAbemaで無料視聴できる効果は思

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『THE MATCH 2022』 那須川天心対武尊 見所と与太話 フジテレビ放送せずで火事場を生き残るのは誰だ

『THE MATCH 2022』 那須川天心対武尊 見所と与太話 フジテレビ放送せずで火事場を生き残るのは誰だ

やってきました。「THE MATCH 2022」。おれたちのABEMAで元気にPPV。色々あってABEMAでしか観られない世紀の一戦!みんなで観よう!ABEMAPPV!ということで今回も見所&与太話を元気にやって参ります。期せずして与太話が濃密なことはご理解頂けると幸いです。

https://contents-abema.com/thematch2022/

那須川天心と武尊のRISEとK-1の

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試合後の感情の浮き沈みの巻 今日は博多で5時 

試合後の感情の浮き沈みの巻 今日は博多で5時 

先週の今日は試合だったのかと思うと1週間が経つの早いとするか、もう動き始めて働き始めているのかとするかは判断が分かれるところではありますが、試合後1週間はストライクゾーンから外れはしないものの心身共にアップダウンがあるもので苦労しつつもなんとか生きております。

先週の試合は敗戦ではあるけれど、自分では手応えのある試合で競技的にも課題が見えたり手応えを感じたりしたし、試合を通じた物語作品としても価

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