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ONE FIGHT NIGHT 6 練習にて実際にムスメシに極められた者としてムスメシの足関節が極まらないのがアンビリーバボーの巻

2023年ONE1大会目ONE FIGHT NIGHT 6開催。

abemaの解説にはいつもの大沢ケンジさんに加えて、BJJLABプロデューサー竹浦正起さんがレギュラーとして鎮座されていました。竹浦さんの御活躍は何よりです。先が短いどころか先の無い老害ファイターの私としては、見事なまでに竹浦プロデューサーに仕事をとられた感がありますが、氏の見事な体捌きには爽快感すら持ってしまうところがあって、竹浦プロデューサーがのし上がった暁には色々と助けて頂こうと今から恩を売れるだけ売っておこうと思います。彼は無味無臭の極みというか、クセのない長所を最大限生かしているというか、自己分析と認識がしっかりされている方であります。

僕はクセのある青木真也味と誰もが組めないからこその存在感や価値を大事にやっていこうと決意を新たにいたしました。とは言いつつも今日は北を向いてnoteを書いて行きますので今回もお付き合いよろしくお願いします。

日本語で記す記事で海外団体の記事を書いても日本人選手が出場していなければ、注目度が低いのは致し方ないところではありますが、自分がONEに出場する際のことを考えていけば、ONEの世界観を伝えていくことは大事です。お客さんにより分かりやすく、より見やすく見て頂くために意味があるのだと信じて今年はONEの大会記事を書いていくつもりです。(どこまで続くかな。。)

2023年のスタートはONEお膝元のシンガポールではなくタイ開催。2023年はルンピニースタジアムで毎週大会が行われるとの発表があるし、タイでの大会数が増えてタイに腰を据えていく表明だと勝手に感じています。選手は舞い込んだ試合のオファーに応えていくだけなので、時勢を読んで動く必要はありません。詳しく説明される必要もなければ、説明されてもどうしようもないだけです。どんな体制でどうなっているかは現場や流れを見て察するしかなく、結局はきた仕事を個々の持ち場で頑張るほかないのです。

映像や現地の情報から伝わるものもありますが、実際に現地に行って感じるものを大事にしたいので、今年はできるだけ現地で大会を見て感じる機会を増やしていこうと思っています。2012年にONEと契約した際も2011年からシンガポールを練習拠点にして、ONEの立ち上げを見て息吹を感じていたので迷うことなくONEと契約することができました。その当時からしたら青木がONEにいくのは国内のファン関係者は全く理解できなかったと思います。今年も現場で感じて感じたことを元に判断する直感は大事にしていきたいです。

現場で感じるで言えば、1月末にエドアルドフォラヤンに会いにフィリピンに行ってきます。お互いに40歳になる前で選手としての夕暮れを迎えているタイミングでエドアルドフォラヤンに会いにフィリピンに行くのは意味があると思うのです。映像はAbemaで流れるとは思うので、そちらで楽しみにしてもらえたらと思います。僕も今から行くのが楽しみですよ。まあそれはそれとして。

ONE独自の尿比重と体重の計量システム 今後どうなるのかを僕は注視しております

今大会も計量やらなんやらで試合直前にカード消滅や契約体重変更で現場はドタバタでお察しするところです。こうなっている一つの理由に計量システムがあります。

ONEは独自の計量システムを敷いています。以下の記事をどうぞ。


記事中にあるように体重だけではなく尿比重の基準もクリアする必要があります。元々の目的は過度な減量(水抜き=脱水)による選手の身体への負担と事故防止を目的にできた尿比重検査であって、ルール通りに運用されれば選手の安全が担保される素晴らしいルールであるはずですが、選手はルールの中で少しでも優位に立とうとして計量をギリギリで通過しようと考えるので、ONE計量本来の目的から離れて、選手が尿比重の基準が通るギリギリで水抜きをして身体的なアドバンテージを得ようとした結果、計量失敗するケースが跡を絶ちません。選手の怠慢なケースもあるとは言え、最近の計量失敗の数を見ていると一概に怠慢とは言えないような気もしています。(もちろん繰り返す選手は怠慢です。)

僕は一度も計量失敗をしたことがありません。それはそもそも通常が75−76kgでONEのライト級のリミットの範囲内にいるからです。ならば、ダイエットしてONEフェザーに行けよ!との声もあるのは承知していますが、ダイエットして身体を削ってまでやるモチベーションは今はないです。水抜きありでも70kgの際も73−74kgにしてそこから水抜きをしてのクリアだったので元から身体への負担を最小限に抑えられているし、だからこそ選手寿命が長続きしているのだと思います。勝ちを追求しますが、健康を損なってまで勝とうとは思っていないのが、多くの選手とは違うところだと思います。

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