見出し画像

始まりは



始まりは終わりの始まり
冒頭から そんな安っぽい台詞を使う
映画を観た



出会った2人が急速に
盛り上がり
時間を忘れて 
互いを求め合う



大抵、この展開の場合
燃え尽き症候群みたく
近い将来  別れるだろう
そんな伏線を感じた



恋の始まりから
バトンを渡すかの様に
恋に終止符を打った2人は
若かりし日の
自分達を 同じカフェにいた
カップルに重ねてみては
情緒を崩壊していく



始まりは終わりの始まり
最初に聞いた言葉の通り
物語は綺麗に幕を閉じた




淡々と映画を見終わった後
まるで  恋でもしていたかの様な
不思議な感覚に陥った
終わりのない恋なんてものはなく
最後は惰性って物になるんだと
示してくれているみたいで



軽く頷いて  ほくそ笑んでいる
私がいた
だから  1人がいいんだよ
物語を始める事もなく
終わる事もない
いつの日も
傍観者でありたい


それはそれは
幸せで満ち溢れた
傍観者で











こんにちは。



映画を見た感想文を作詞にしてみました。Amazonプライムで配信されている『花束みたいな恋をした』です。
映画なのですが、菅田将暉と有村架純の舞台「二人芝居」を観ている感覚でしたね。



確かに恋ってこんな感じだったし、すれ違って価値観が合わなくなって時間にズレが生じて、手っ取り早い近くの人とそういう関係になる(劇中では、関係があった!と言う断定的なシーンはないのですが、オダギリジョーが出てきたって事で悟りました)、お互いに固く心に決め別れを決意するも・・・男性側は、気持ちが離れてきたとしても今から夫婦になろう!と提案するのですが、結婚はそこまで惰性でするものでもなくないか?って思ったり。



感情の起伏が余りない映画で、だらだらと観ていたら終わっていた、それなのになんだか『わかる!』って理解出来た作品でしたね。有意義と言えばそうかも。



まだ、ご覧になられてない方は是非。
俳優陣、どちらも好きではないですが、オダギリジョー一人勝ち!といった感じでした。




何もない日常に、華を添える映画!
たまには、いいもんですね。




ではでは、また。







この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?