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「世界1幸せな国」フィンランドの大使から学んだ思考法

さて、本日も東京合宿ネタの記事になります。

その一連の学びのなかでフィンランド大使館に赴き、様々なお話を伺いました。

合宿のテーマは「サステナビリティ」や「エシカル」でしたが、その他様々な日常生活や文化的なお話もして頂くことができました。

そのなかでやはり興味深く感じたのが「フィンランドは世界一幸せな国である」ということです。


「なんでそんなに幸せなんやろう。」

「経済力も突出して高いわけではない。じゃあ何が原因なんや。」

とゼミの事前学習では考えていました。

そして有り難いことにこちらから質問を投げかける前にそのお話をしてくださいました。


そのお話を聞く中で幸せを感じるために必要なことは大きく2つに分けられました。

1つ目が「今が幸せだ。」と常に感じること。

2つ目が「自分なりの考えを持つこと。」です。

では、ここからそれぞれについて詳しく説明していきます。


1.今、生きている瞬間が幸せ

この考え方について、日本で生活をされている大使の方がフィンランド人と日本人の幸せに対する捉え方、考え方の違いを指摘されていました。

フィンランドの方は前述の通り、
家族が今日も元気に生活している。自分も健康な状態だ。
だから、今が幸せ。 

という思考を持っていますが、日本人は少しこれとは違います。

日本人は「明日の幸せを見ている。」とおっしゃっていました。

明日はきっといい日になる。とか

明日はどんなことをしようか。とか

あたかも健康に生活できている今が不幸な瞬間で、手元にある幸せがあるにも関わらず、明日の幸せを探しに行っている。

つまり、今の幸せに気づくことができずに明日を迎えても、またそこで幸せに気づくことができずに「また明日、また明日、、、、」となってしまいます。

これはもう、虹の麓を目指して歩き続けているようなものです。絶対に麓にたどりつくことはできません。

だから、日本の人は不幸を感じやすい人間性を持っています。

そのため、幸せになるためにはまず、「今」この瞬間の幸福を存分に味わうことから始める必要があります。
#記事を書きながら飲んでるコーヒーめっちゃうまい。幸せ。


2. 自分の考えを持つ

2つ目は「自分の考えを持つ」ことが結果的に幸福度に直結しているという考え方です。

フィンランドの方は義務教育の段階から常に「自分の考えを持つこと」を大切にして教育されているようです。

これって、日本の教育と正反対ですよね。

「日本では問いには必ず答えがあって、たった1つの答えが正しい。」
と言ってような教育をされます。

そのため、大使が講演を始める前にひとこと

「There is no stupid question, not asking a question is stupid.」
(愚かな質問なんてない。質問しないほうが愚かだ。)

とおっしゃっており、
「何かわからないことがあればいつでも質問してきなさい。」と言われました。


フィンランドの教育機関でも常に「What do you think? (あなたはどう思うの?)」と問われるようです。

そのため、子供の頃から自分なりの考えを持つことへの恐怖感がなくなります。

そして結果的に自分に誇りを持って自己表現することができるようになりますし、逆に他人が自分と違う考えを持っていることが当たり前だからそれを非難することもありません。

だから昨今とよく言われている「ダイバーシティ、多様性」にも先進的に対応することができています。

そのためフィンランドの方々が幸せを感じることができているのです。


まとめ

以上、世界一幸せな国フィンランド人の思考法について述べていきました。

最後にもう一度大切なことを確認しておきます。

1.今が幸せだと感じること

2.自分なりの考えを持ち、それを認めること

この2つです。

いきなり思考法を変えることは難しいかもしれませんが、変化はゆっくりでいいです。

じっくりと変わっていくことが大切。頑張っていきましょう!


ということで本日はここまで!

最後まで読んでくださりありがとうございました!

では、また明日!

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