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ショートnote

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つぶやき〜1200字程度の短い記事を集めました。
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#デンマーク

1000字で特捜部Q (原作)語り

1000字で特捜部Q (原作)語り

『特捜部Q』は、デンマーク生まれの作家ユッシ・エーズラ・オールスン(Jussi Adler-Olsen)によって書かれたシリーズ小説。

北欧ミステリーとジャンル分けされることもあるが、警察と犯人双方のストーリーが交互に描かれ 終盤で両者が重なり合う構成は、どちらかと言うとサスペンスに近い。
ストーリー運びが毎回巧みで、この冬どっぷりはまっている。

なお一部の作品は映像化されており、2024年現

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【ショート】3分で人物史 | 《第1話》ロマノフ朝ラストエンペラーの母 - マリヤ・フョードロヴナ

【ショート】3分で人物史 | 《第1話》ロマノフ朝ラストエンペラーの母 - マリヤ・フョードロヴナ

「何とかわいそうな子だろうか!神様、どうか彼女に慈悲をお与えになりますよう!」

…これは、マリヤ・フョードロヴナことダウマー(マリヤはロシアに嫁入り後の名前)がロシアに発つ際に、ダウマー一家と交流があった童話作家アンデルセンが言った言葉です。

(ハンス・クリスチャン・アンデルセン)



ダウマーの祖国デンマークは、度重なる敗戦で領土がどんどん縮小。
財政的にも決して豊かな国ではありませんで

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【ショート】テストに出ない世界史 | 外国の王室に嫁いだら、語学はどう習得するのか

【ショート】テストに出ない世界史 | 外国の王室に嫁いだら、語学はどう習得するのか

ヨーロッパの王室は、昔から国境を越えた婚姻がよくあります。

それは血筋を守る為の政略結婚だったり、たまたま恋に落ちたのが外国の人だったりと理由は様々ですが…

そもそも、言葉の壁ってどう乗り越えてるの?

という疑問が。

私が考えたのはこんな感じだったのですが、意外とどちらにも当てはまらない人もいて。

今回は3人のプリンセスの例をご紹介しますね。

1. 貧しくて家庭教師を雇えなかった -

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【ショート】白い貴婦人が出る⁉︎ おとぎの国のこわいお城

【ショート】白い貴婦人が出る⁉︎ おとぎの国のこわいお城

カバー画像: ⓒ Malene Thyssen, CC-SA-3.0
Wikimedia Commons

またまたハロウィン絡みの話題です。
/// 怖い話が苦手な方は要注意! ///

ひとつ前の記事で「ヘンリー8世の妻の幽霊がでる城」というネタを書いた際 参考にさせて頂いたブログ" Royal Central” に、新たな幽霊話が投稿されていました。

しかも今度は幽霊が大好きなイギリスの話

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【ショート】王家の宝石 | 10月の誕生石 - マリードルレアン王女のオパールティアラ

【ショート】王家の宝石 | 10月の誕生石 - マリードルレアン王女のオパールティアラ

概要火花のようなユニークな形のオパールティアラ。
こちらは元々フランス出身のデンマーク王女マリーの持ち物であった。

彼女の死後、形を作り替えられて親戚を渡り、現在の行方は不明。

歴史ティアラが作られてから現在までの行方を詳しく。

①マリードルレアン1885年、オルレアン家のマリードルレアンがデンマークに嫁入りする際作られたと言われる。

マリーはこちらの記事にもチラッと登場します。


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