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【ショート】テストに出ない世界史 | 外国の王室に嫁いだら、語学はどう習得するのか
ヨーロッパの王室は、昔から国境を越えた婚姻がよくあります。
それは血筋を守る為の政略結婚だったり、たまたま恋に落ちたのが外国の人だったりと理由は様々ですが…
そもそも、言葉の壁ってどう乗り越えてるの?
という疑問が。
予想①:
ロイヤルパワーで一流の家庭教師をつける
予想②:
母国語が似ていたら何とかなる
私が考えたのはこんな感じだったのですが、意外とどちらにも当てはまらない人もいて。
今回は3人のプリンセスの例をご紹介しますね。
1. 貧しくて家庭教師を雇えなかった - アレクサンドラ・オブ・デンマーク
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⚫︎出身国
1844年 デンマーク(公用語: デンマーク語)
⚫︎嫁ぎ先
1863年 イギリス(公用語: 英語)
この人の一生について以前 記事を書いているのですが、実家の血筋は悪くなかったものの裕福ではありませんでした。
家庭教師を雇う余裕はなく、英語に関してはコペンハーゲン在住のイギリス人牧師と看護婦から習ったそうです。
2. そもそも言葉をマスターしなかった - マリー・ドルレアン
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67247366/picture_pc_c884fef4308c330eebf190a91077859a.png?width=800)
⚫︎出身国
1865年 イギリス(公用語: 英語)
※ただし、両親が亡命していた為。6歳ごろ両親の生まれたフランスへ渡る。
⚫︎嫁ぎ先
1885年 デンマーク(公用語: デンマーク語)
Wikipediaによると、彼女は「デンマーク語を完全にはマスターしなかった」とあります。
どの程度喋れなかったのかは不明ですが、とてもバイタリティ溢れる女性だったようで、喋れないながらに政治に関与したりもしていたそうです。
(すごいですね)
マリーはこちらの記事にもチラッと登場します。
↓
3. 意外な方法で勉強していた - マキシマ王妃
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67247410/picture_pc_ea954553b7a374c78539febf99305248.png?width=800)
RVD, Jeroen van der Meyde • CC0
Wikimedia Commons
⚫︎出身国
1971年 アルゼンチン(公用語: スペイン語)
⚫︎嫁ぎ先
2002年 オランダ(公用語: オランダ語)
最後は現在のオランダ王妃です。
彼女は1999年から2000年にかけてオランダ語の勉強を始め、2001年に現在のオランダ国王であるウィレム・アレクサンダーと婚約しました。
婚約時点で既に流暢なオランダ語を話しオランダ国民を驚かせたそうですが、実は彼女、2021年4月のインタビューで「あるもの」がオランダ語学習に役立ったと話しているんです。
それは、「子ども向け番組」。
確かに喋る速度がゆっくりだったり、ボキャブラリーやトピックもやさしめで教材に向いてそうですね。
それをインタビューで言ってしまうのも面白い(笑)
ちなみに、マキシマ王妃は今でも日々新しい単語を学び続けていると50歳の誕生日(2021年5月)に話していたそうです。
何語も身についていない私も見習いたいです。
本日は短めの記事でした。
お読み下さり、ありがとうございました。
参考:
Wikipedia
allvipp.com
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