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育て直し 1986年 12月14日(日) 「もっと」「もう1回」には、「すみません」のお願いが必要です
【日記】
ボールやミカンを広告紙で包んで隠し、その広告紙を破ってボールやみかんを見つける(ほじくり出す)という遊びをした。イナイナイバーの変形バージョンだ。かなり長い時間何回もやった。「やめよう」と言っても、なかなかやめさせてくれない👨🎓
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その他、今の梓の流行りの遊びは、高バイの姿勢になって股の下を覗いて遊ぶこと。👍 景色が逆さまに見えるのが面白いようで、覗き込んではぶつぶつなにやらしゃべっている。何が見えるのか、教えて欲しい。そしたら、楽しく共感できるのにね。
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私達の結婚写真や私が出てくる絵本を見ているとき「お父さんはどこ」と聞くと、かなり真剣な目付きになってアルバム等の上を、あっちこっちに鋭い視線を走らせる。そして、見つけると、指差しで教えてくれる。👍「お父さん」が何か、よく分かってきたようだ。嬉しい。ということは、初語が「パパ」になるのか?
絵本を読んでいるとき、いつも私が読むときに絵本の絵に合わせてやっているジェスチャー(あくびをする、泳ぐなどのマネ)をよく覚えていて、その場面になると自分からその真似をやり始めたりする。👍 だから、絵本を読で上げるのがとっても楽しい。もっと、たくさん読んであげたい。
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👍 【解説】【セリフ】なし 「共感」で褒めてください
👨🎓 【解説】【セリフ】あり
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【解説】
この日は、褒めることがたくさん起こっています。しっかり「共感」で褒めましょう。特に、最後のお父さんの真似をするのは、子どもの発達にとって大切な行動です。これが「学び」「学習」の基礎になります。「自分のことはちょっと置いといて、大人から学ぼう」態度のことです。
子どもは、大人の行動をよく見ています。親は「子どもに真似をして欲しい行動」を慎重に選んで、子どもに見せましょう。
物隠し遊びを長くしていますが、気をつけないといけません。親の方から進んで遊んであげているように見えながら、結果として「子どもの命令」に従ってしまっている状態になってしまっている場合があります。
大人の方から終わろうとして、終われないで遊びが長引いている場合がその状態です。凸凹タイプの子どもに「もっと」とか「もう1回」とか言われて、喜んでダラダラやってしまってはいけません。
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大人がやめようとしているのに「もう少しやって欲しい」ときには、お願いが必要であることを「共感」と「覚えて」で教えましょう。大原則の、「頼まれない限り、親切にしないです」。
【セリフ】
父「えー、まだやって欲しいの?すごいやる気だね(「共感」)。」
もう、1回の指を立てている。
父「じゃ、あと1回だけやってあげるね。」
子「うぶうぶ(うれしい)。」
父「でもね、そういうときは、お願いがいるんだよ(「覚えて」)。」
子「・・・(お願い?)」
父「では、一緒にお願いするよ。『すみません。もう1回やってください』
と言わないとだめなのよ。(「すみません」)。」
子「ももんも(長い!)。」
父「長いから、今は『もう、1回』だけでいいよ(「覚えて」)。一緒に言
うよ。せーの『もう1回』。はい、頭を下げて……。」
頭を軽く下げる
父「はい、それでいいですよ(「共感」)。じゃ、もう1回やるよ。」
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【参考】因みに、当時泳ぐマネして読んでいたのは『きんぎょはにげた』
五味太郎の絵本でした。
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本好きです。本を買います。余暇のための本ではなく、勉強のための本を買います。よろしくお願いします。