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トラブルと戦争の《沖縄旅行日記》その10

 12月28日(木)沖縄2日目 沖縄南部に行こう! 6

 やんばる食堂に入ると、観光客らしき人はおらず、地元の馴染みさんが数人いるくらいでした。今、4時半で中途半端な時間だからでしょう。せっかく庶民的な店に来たのだから、沖縄らしいものを食べるつもりです。
 メニューを見て「三枚肉ソーキそば」を頼みました。頼むとすぐ、カウンターの奥のキッチンで作りはじめます。作っているのは、その辺の主婦のような3人です。多分、その人達の家庭の味が食べられるのでしょう。 

三枚肉ソーキそば

 三枚肉ソーキそばが来たので、上に乗っている豚の角煮のような肉をほうばって(口いっぱいに入れること)いると、地元の人がフラッっと入ってきて「いつもの」と頼みました。中の料理人のおばちゃんが「卵焼きと御飯、それにソーキそばだね」と返事しました。
 気がついたら、私も「卵焼き」に反応して「私も、卵焼きを追加してください」と叫んでいました。沖縄の卵焼きに興味があったのでしょうか?甘い卵焼きか、醤油味か、塩味か?結果は、スパムの塩味(マヨネーズもついてましたが)で食べる卵焼きでした。
 二つを食べたら、お腹いっぱいになりました。卵焼きに御飯がついていたからです。御飯も全部食べてしまいました。これだけ食べたら、昼抜き御飯のダイエットは失敗です(あーあー)。

卵焼きです

 「もうこれ以上は、寝るまで何も食べなきぞ」と決心しての帰り道なのに、決心が揺らぐ看板を見つけてしまいました。英語ばかり書かれている「サムズカフェ」の看板でした。映画で見てアメリカのダイナーに憧れている私は、思わず急ハンドルで右折しサムズカフェに急行しました。後ろからは、車のクラクションが鳴っていましたが気になりませんでした。

サムズカフェの看板

 カフェの前は大きな駐車場があって、アメリカ風の建物が待っていました。当たりの予感がするカフェでした。ウエイトレスさんに「予約ですか?」と聞かれましが「いいえ」と答えると、ウエイトレスさんは引っ込んで代わりにフロア係の男性が現れました。
 「食事でなくて、お茶程度で一時間半位の利用なら可能です」と言われたので、席をお願いしました。予約してないのに、予約の間を縫ってうまく受け入れてくださったようでありがたいです。さすが、フロア係です。

サムズカフェです

 内装は、ダイナーというよりレストラン風でした。でも、アメリカンでした。雰囲気は、最高です。ウエイトレスさんに「ケーキには何がありますか?」と聞いたら「うちは、ニューヨークチーズケーキがお勧めです」と言われたので。それとコーヒーを頼みました(アメリカンを下さいと言いかけて、アメリカンしかないはずだと思い直し、コーヒーと言いました)

こんな感じのカフェレストラン

 ガイドブックではなく、自分の目で見つけたいい感じのカフェだったので、なんかいい気持ちです。

ニューヨークチーズケーキ

 チーズケーキを食べながら、手持ち無沙汰でした。いつもなら、本を読むところですが、車に置いてきてしまったからです。駐車場の奥の方に車を止めたので、取りに行くのが面倒です。仕方がないので、こういうときは、メニューを読むことにしています(活字中毒なので)。
 メニュー見てみると、この店はステーキの店だということが分かりました。ヒレ好きの私としては見逃せない「フィレミニオン ステーキ」と言うのがありました。よく分かりませんが、ヒレ肉の油分を補うためにベーコンが巻いてあるうようです。

フィレミニオン ステーキ

 ヒレ好きの端くれてとして、フィレミニオン ステーキを食べない訳にはいけません。フロア係の人を呼んで、明日の夜の六時に予約しました。明日の計画もまだ立ててないのに、衝動的な行動です(まぁ、こういうときは、勢いが大事です。トラブルにならないといいですが…)。

 車でホテルに帰りながら、明日はどこに行ってもいいが、サムズカフェに六時に間に合うようにしないと行けないなと考えていました。


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