見出し画像

育て直し 1986年 11月30日(日) 「あー」だけでは「早く帰ろうよ」なのか「早く帰ろうや、ボケ」なのか分からない

👨‍🎓 解説付き 【セリフ】で具体的に
👍 「共感」等で、褒めてあげましょうの印

【日記】
 久美子が夜勤(病院の助産師)のときは、夜ご飯はおばあちゃんの家で食べさせてもらう。そして、私が仕事から帰ってきてご飯を食べる頃には、梓はもうすでに食べ終わっている。

おばあちゃん、ありがとう

 自分は早く自分の家に帰りたいので、私の上着を私の所へ持ってくる(賢い)。「帰んの?」と聞くと「あー」と声を出して上着を振っている。👨‍🎓 「あともう少しで、お父さんの御飯が終わるから待っててな。」と言うと、上着を持ったままずっと待っていてくれる。最近、聞き分けがいい。👍

おじいちゃん家で、夕食

 人の言葉を聞いて、すぐにその模倣をするようになった。👍 それも、上手で正確。これは言葉の貯金だ。もうすぐ、喋りそうだ!!

   👍 【解説】と【セリフ】なし  「共感」で褒めてください    
   👨‍🎓 【解説】と【セリフ】あり   読んでください

    🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️

【解説】
 これは、「行動で自分の要求」を表現しています。もちろんこの時期は言葉がまだあまり出ていない時期なので、要求を行動で表現するのは普通なのです。
 平均タイプの子どもは、間違いなく全員が「食べ終わって早く帰りましょう、お父さん」です。しかし、凸凹タイプの子どもは「食べ終わって早く帰りましょう、お父さん。」と可愛く言っている場合と「いつまで食べとんじゃ。はよう帰ろうや、ボケ。」と怒って言っている場合の2つがあります。 
 
 つまり、凸凹タイプは、行動からではどちらを言っているのか読み取れないのです。これをほっておくと、小学校になっても「行動で要求」するようになります。(嫌だったら、椅子を蹴る、気に入らない子は殴る、】自分の意見を通すために泣く、叫ぶetc)
 だから、小さい時に、それを「想像」「共感」や「覚えて」を使って可愛い方の「帰りましょう」を覚えさせて定着させておく必要があるのです。子どもの仕草が可愛いいからといって、これを見過ごしてはいけません。

お父さんが食べてていると…

【セリフ】
父「どうしたの?お父さんの上着持ってきて。何かを言いたいんだよね「共
 感」
)。」
子「あー・・(帰りたい)。」
父「分かった、早くおうちに帰りたいのかな(「想像」)?」
子「うう・・(そうだよ。良かった。通じた)。」
父「でもね、そういうときは『早く帰ろう』とか『早く食べてね』とか言っ 
 てね(「覚えて」)。早く覚えてね。服を振っていても、わかりにくいか
 らね。」
子「・・・(服では、わかりにくいんだ)。」
父「じゃ、できるだけ早く食べるのね。」
子「あー・・(待ってます)。」
父「へぇー、そこで立って待っててくれるの?いい子だね。我慢してくれて
 いるんだね(「共感」)。ありがとう。頑張って、早く食べよう。」 

こうならないために





本好きです。本を買います。余暇のための本ではなく、勉強のための本を買います。よろしくお願いします。