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育て直し 1986年 12月18日(木) 「ないなぁ」は「ないから、もっとくれ!」と「想像」して対応しましょう!

【日記】
 『我』(自我の事かな?)がかなり強くなってきて、自分のやりたい事を何がなんでも押し通そうとする。それを止めようものなら、身体をそり返えして暴れるようにして嫌がる。①👨‍🎓 
  
その思いを通そうとする勢いは、太陽のエネルギーレベルだ。並の人間では到底かなわない。いつも降参してしまう。

すごいエネルギー

 夕御飯を食べていて、自分の玉子焼きがなくなったら、卵がなくなった皿フォークで突き刺しながら「ないなぁ」②👨‍🎓 とつぶやいた。少し偉そうだった。本当に、そう聞こえた。これには、卵をあげるべきか、上げたらだめか?迷う。

うちのは、醤油味、ネギ、鰹節入り

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【解説】① 
 そり返りが強いほど、そしてそれが長いほど、思いが強い事を表しています。しかし、反り返りの行動で「思い」を通させてはいけません。反り返りで「思い」が通った成功感が、反り返り行動をどんどん増やすことになるからです。
 親は、「共感」「覚えて」を使って『「思い」を言葉にしていく関わり』をしていかないといけません。繰り返し使っていくと、子どもは反り返りより言葉にした方が思いが通りやすいことに、必ず気づいていきます。

「想像」で当てながら、言語化しましょう

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【解説】②
 「ないなぁ」という言葉は、字義通り取ってはいけません。「想像」で「卵焼きがもうないから、もっとくれ」という意味だと気づかなければなりません。そう言っているので、態度が偉そうなのです。「卵焼きがないから、もっと欲しいな」などと、矢細工取っ手はいけません(凸凹タイプの場合ですが)
 そして「想像」したあとは「覚えて」で正しい言葉に置き換えて「すみません」で頼み方を教えてあげましょう。

【セリフ】②
父「『ないなぁ』というのは、『もっと欲しい』といいう意味じゃないの(「想像」)。違う?」
子「そそし (そうだよ)。」
父「そんなときはね、『ないなあ』ではなくて『もっと、ちょうだい』と言
 うんだよ(「覚えて」)。覚えといてね。」
子「・・・(そう言うだ)。」
父「一緒に言ってみよう。せーの『もっとちょうだい』(「すみませ
 ん」
)。」

 子どもなりに頑張る。

父「それで、いいですよ(「共感」)。じゃ、お父さんの卵焼きを、どう
 ぞ、どうぞ。どう?お父さんは、いいお父さんでしょう(「愛着」)。」
子「そそそあ(そう思う)。」

最後の【セリフ】は、愛着が育ちます



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