太極拳の前に【基本の基本】その5
4.連続して後ろに進むときの足の形
両足を揃えたところ(始まりの体勢から)足を後ろに足を出すことはありません。套路の中でには、出てこないのです。そこで、足を後ろに出す形は、片足を前に出した状態から、連続して後ろに進む(退歩トゥイホ)ときの説明をします。
①前にある左足を後ろの引きながら、少しだけ右足に近づけ、その後、更
にやや斜め後ろに足を引いていく。足は、浮かせているのが分からない
くらいに浮かせる(結果として、頭が上下しない)。。最後は、左のつま先を左に45度に開く形で足を置
く。やや斜めに引くのは、足幅(川)を確保するためです。
②左足がしっかり地面に着いたら、徐々に体重を左足に移しながら(流派
によっては体重が移ってしまってからの場合もある)右足の踵を軸にし
て、右足のつま先をスレスレに上げて正面を向ける。
これは楊家太極拳のやり方です。他の流派(簡化太極拳や統合太極拳な
ど)では、つま先を軸にして、踵を右横に蹴り出してつま先を調整しま
す。
③結局、右足を前に出した基本形(下図 弓歩)になる。
③次に、右足をを後ろの引きながら、少しだけ左足に近づけ、更にやや斜
め後ろに足を引いてつま先を45度右に開く。そして、左のつま先を踵を
軸にして前向けて……これらを続けながら、後ろにどんどん下がって行
く。結果として、頭が上下せず(体重が上ずらず)なめらかに滑るよう
に、後ろに下がっていく。(塘路では、5回さがることが多い。練習の
ためかな?)
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