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Ⅱ 低学年で覚えて欲しい対人スキル 28 トラブルのときの対処法 その2
補助項目を、順に【解説】していきます。
1️⃣ 腹が立ったときや、トラブルになったときは「落ち着く
方法」を身につける 【解説】
これは、今は「アンガーマネイジメント」と言われいています。私は「落ち着く方法」と平凡に呼んできました。どんなときも、落ち着くことは大切です。大人になっても必要なスキルです。
すぐカットしてしまう子やパニックになる子が「落ち着く方法」を身につけるポイントは、トラブルなどになっていないときに話し合っておくことです。平静なときに「カッとなったらどうするか」「パニックになったらどうするか」ということを話し合って、自分に合った方法を決めておくのです。
どういう方法がいいかは、個人によって違います。それこそ「落ち着き方」も個性と言えます。前もって決めとくと、カッとなったときに周りの者は「~しないさい」と、予め決めておいたことを勧めればいいだけです。不思議なんですが、その言葉なら入ることが多いようです。
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今まで、相談現場で実際に採用して効果があった「落ち着く方法」を、書いておきます。
・階段の下の狭いところに蹲る
・冷蔵庫の箱で作った、落ち着きボックスに入る
・大好きな本や図鑑を見る
・運動場を3周ほど走る
・数を30から逆に数える
・手洗い場に行って顔を洗う
・とにかくその場から逃げる
・ポケットに入れたタオルや柔らかいボールを握りしめる
・癒やし系グッズを撫でる(触るとクニュクニュするもの)
・廊下に置いた、体育マットを丸めた物を蹴る
・支援学級にあるトランポリンを跳ぶ
・「仕方がない」「こんなこともあるさ」「怒ると損」など、
決められた「呪文のような言葉」を何度も唱える
2️⃣3️⃣の【解説】は、その3に書きます。
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