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トラブルと戦争の《沖縄旅行日記》その22

12月31日(土)沖縄5日目 辺野古を見にいくぞ! 3

 さて、これから今日のメインです。お昼ごはん抜きを実践しながら、がんばることができるのでしょうか?

 辺野古の基地建設現場を見たいのですが、辺野古のどこに行けばいいか分かりません。辺野古の新しい基地は、キャンプ・シュワブを拡張する形で作っていると新聞では報道されていますが、グーグル地図等で調べても現在の工事場所はうまく分かりません(今から考えたら、新聞記事等を調べて工事現場を特定すればよかったのですが、そのときは、休暇気分で頭が回っていませんでした)。  

辺野古漁港

 とりあえず、辺野古漁港と入れて到着してから、バタバタ動き回って考える作戦にしました。

この辺りに行った

 有料駐車場みたいな洒落たものは、見つかりそうにありません。仕方がないので、雑木林横の雑草だらけの広場に乗り入れて、ここなら止めておいてもいいだろうと判断しました。
 車から降りると、自転車に乗った初老の人がこちらを睨みつけて通り過ぎました。「そんなとこに、車止めるな」と怒られるのかなと思ったので、通り過ぎてくれてよかったです。

ここで、お話を1時間以上聞きました

 広場の前の道を右に行くと、漁港に出そうです。漁港を見たいわけではないので、左に進みました。すると、運動場ほどの広さの浜辺に出ました。そこには、先程のおじさんと全身黒ずくめで黒縁にメガネを掛けた小柄な男性が一人いて、二人でお話をしていました。
 黒いリュックを背負い、大きなカメラをぶら下げた男性は、一見大学生風でしたが、なんか違和感がありました。聞こえてくる日本語も微妙(韓国のタレントさんのよう)です。これは、想像ですが恐らく韓国のマスコミ関係(ひょっとしら、韓国のスパイ)の人ではないでしょうか?学生風は、変装でしょう。話しながら、カメラを横向けてシャッターをこっそり押しているようにも見えます(本当です。見ずてんでシャッターを押してました)。

工事中の全貌

 私は、二人の話に巻き込まれるのが嫌なので、浜辺の左の方に向かって歩きました。さり気なく工事中の基地の方を見ると、3人の警備員(兵隊さんではありません。警備会社の人のように見えます)が、ロボットのように歩いているのが見えます。顔は、遠目でヘルメットに覆われていますが無表情だとおもわれます。曲がるときは直角に曲がり、警備員同士は話しなど一切してない感じです。

貝殻3つでごまかしました

 しばらくブラブラしていたら、基地の方を見ていることに気が付かれたようで、私の方を2人の警備員が望遠鏡で見始めました。私は、そんなことに気が付かないふりをして、回れ右をして、ことさら基地の塀の方へ近づいていきました。
 すると、警備員の動きが慌ただしくなり、無線で何やら報告しているようでです。ヤバそうな感じになってきたので「わぁー、きれいな貝殻があった!」などと大きな声で叫び、しゃがみこんで貝殻を3つほど拾い、それで満足したような演技をして、砂浜の出口の方へ引き返し始めました。とたんに、警備員の動きは元の巡回パターンに戻りました。

砂を注入

 車まで戻ろうと、先ほどの自転車おじさん横を通ろうとしました。おじさんと黒尽くめ青年の話は、すでに終わったようでした。おじさんが「どからきたんだ」と話かけて来たので、断るも素気ないなと思い「大阪から、辺野古の工事を見に来ました」と返事をし「あの警備員達、ロボットみたいですね」とお愛想話を繋いだら「そう思うだろう。アイツラ、気持ち悪いいんだよ」返してきました。
 それから「自分は辺野古の自治会長で〇〇(島袋と聞こえたが、自信がない)といいます。明日の「初日の出の行事」のためのテントを張りに来ました」と自己紹介したあと、今から話すことを、大阪でも広めてくだいと1時間くらいお話して下さいました(本当は、捕まって、聞かされたと言う感じが強いですが…)。中々聞けない、地元の人のレアなお話でした。

現在の工事計画

 自治会長さんがお話くださって、気になったことを、箇条書きで書いておきます。
 ① 警備をアメリカ軍ではなく日本の警備会社がやっている。
 ② 山口県の宇部興産が埋め立て工事を請け負っている。
 ③ その宇部興産は、故安倍首相の安倍一族が経営に参加している。
 ④ 埋め立ては、絶対に失敗する。地盤が、柔らかすぎる。サンゴ礁等、
   あれだけ自然を破壊しておいて。
 ⑤ 埋め立ての失敗を、宇部興産は喜んでいる。いつまでも、工事を続け       
   られるから。
 ⑥ 埋立工事が始まってから、漁獲量が落ちてもう漁業では生活できな
   い。
 ⑦ 最近、辺野古漁港付近の土地を、宇部興産(?違うかも 政府か
   な?)が買い漁っている。今の埋立工事が失敗するのが分かっている
   ので、次の案(辺野古の海岸線に沿って内陸部に基地を作る計画)の
   準備らしい。今は、体育館やヘリポートなど、公の施設みたいに言っ
   ている。

 本当のことかどうかは、私のような小市民には調べようもありませんが、一応「大阪に帰ったら、絶対に広めますね」と、口では言っときました。自治会長さんに、電話がかかってきたのをチャンスに車に向かって、ダッシュで帰りました。私の方を、じっと黒尽くめの青年がこっちを向いているのが、なんか不気味でした。

こんな感じの人

 辺野古見学は、続く

#旅とわたし  #わたしの旅行記


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