見出し画像

光がもたらす人体への影響

今回は光がもたらす人体への影響を考察してみました。

光の種類

そもそも光って何種類あるんだろう。
そう思った私は調べました(笑)

電球・蛍光灯の色

電球・蛍光灯の色は一般的に、「電球色」「温白色」「白色」「昼白色」「昼光色」の5種類

「電球色」はオレンジっぽく、「昼光色」は青白っぽい色になります。

これら5種類のうち、一般的に蛍光灯として販売されているのは「電球色」「昼白色」「昼光色」の3色

電球色

電球色とは、暖色系でオレンジっぽく温かみのある光の色のこと。
比較的明るさを抑えた落ち着きのある色で、目も疲れにくくリラックスしたい場所に用いると良い。

≪適する場所≫
リビング
和室
寝室
トイレ
風呂
廊下・階段 など

昼白色

昼白色とは、人にとって一番身近な太陽の明るさに最も近い自然な光の色のこと。
部屋はいきいきとした雰囲気になり、自然な明るさなのでどんな部屋にもマッチする。
オフィスなど昼光色のおすすめ設置場所としてご紹介した場所でも、明るすぎると感じる方は昼白色がおすすめ。

≪適する場所≫
服を選ぶ部屋
化粧部屋
脱衣所
リビング
長時間滞在する部屋

昼光色

昼光色とは、他の色に比べて白っぽく青みがった最も明るい色。
青みがかった光の色は脳を覚醒させる効果があり、集中力を高めるのに最適。

≪適する場所≫
オフィス・書斎
勉強部屋・子供部屋
作業部屋
デスク
クローゼット

引用元:電球・蛍光灯の色の種類「電球色」「昼白色」「昼光色」について色の違いや特徴、おすすめ設置場所を徹底解説!─【電球選びのポイント】色の種類編 ─ 電球屋.JP (denkyuya.jp)



HSPや発達障がい(視覚過敏)の方に適応する空間づくり

今回はこれらのことを前提条件とし、HSPや発達障がいなどといった方によくみられる視覚過敏に焦点をあてて考えたいと思う。
※対処法は私が様々な情報を元にし独自に考えた内容の為、参考程度に。

HSPの方に適応する空間づくり

《 そもそもHSPとは 》
90年代後半に、アメリカの心理学者 エレイン・アーロン博士が提唱したHSP
HSP(Highly Sensitive Person)
日本語に訳すと、「とても繊細な人」
日本人の5人に1人いるといわれています。

HSPの方に向けた空間づくりを考えてみる。
決して珍しいとは言えないHSP。
日本人は結構な割合でいるのが現実。

HSPは光自体がそもそも苦手な方が多く、蛍光灯、LED、太陽光といった光に疲れやすい。

対策法

間接照明 電球色(コープ照明)

スポットライトや卓上ライトなどはできるだけ避け、間接照明 がおすすめ
昼白色や昼光色もできるだけ避けた方がよく、HSPは少しの刺激であっても過剰に受け取ってしまうことが多いため、リラックスすることのできる電球色がおすすめ

間接照明の種類

間接照明にも種類がありますが、コープ照明であれば昼白色や昼光色でも多少問題はなさそうです(個人差あり)

間接照明 白 蛍光灯(コープ照明)

仕事場などの長時間いる場は特に外部からの光(太陽光)にも注意しなければいけない。

ウッドブラインド

ウッドブラインドなどの光が調節できるものが好ましい


寝室は特に注意

justcurtain.com 遮光カーテン、等級でどう違う?選び方は?より引用

HSPの場合、暗すぎても落ち着かない為、寝室は遮光カーテン2級にすると間違いない。



発達障がいの特徴に適応するための空間づくり

発達障害(主に自閉スペクトラム障がい(ASD))の方を対象に考察します。

発達障がいの方に適応する空間づくり

発達障がい 主に自閉症スペクトラム障がい(ASD)の方は周囲の人と同じ感覚情報を受け取っていても、刺激に対する感覚を脳が過敏に受け取ってしまうことで些細な刺激であるにも関わらず日常生活に支障をきたすほどの苦痛を感じることがある為注意が必要。

基本的にはHSPの方と同様ですが・・・

視覚:特定の視覚刺激(光や色)が苦手、敏感。

太陽光や照明が異常に眩しく感じる。痛みを伴うこともある。
スマホ・PCの明かりが強く感じられ、目の疲労や痛みを伴うこともある。
白い紙を見ると目がチカチカする。書いてある文字が読みづらい。
目から入る情報が多いと混乱することや体調を崩すことがある。

自閉症スペクトラム障がい(ASD)にみられる視覚の感覚特性

上記のものが自閉症スペクトラム障がい(ASD)にはみられるため+αで壁のはなしだけしておく。


壁?と思われる方もいるかもしれない。
一見、光とは関係のなさそうな壁だが、壁も注意した方が良いように感じる。

漆喰と光

できるだけシンプルな素材がよい。
※画像の壁の素材は漆喰

大げさかもしれないが、これは光の反射によって壁に映し出される光の模様が当事者を混乱させたり、体調を崩してしまう場合があるかもしれないことを考慮してのこと。

白の壁の色は避けた方がよいだろう。
学習部屋などは特に注意するべきだ。



まとめ

今回は住居寄りに考察しましたが、このような光を重視した空間づくりはオフィスやほかの場でも意識する必要があると私は思う。
すごく珍しいことでもない視覚過敏の問題。
会社に勤める労働者にとっても会社の利益につながるといった意味では会社のためにも検討するには意味がある問題なのではないかと私は考えている。

もう少しこの問題を重く受け止め、未来の建築の設計に組み込むべきだと私は考えている。




参考・引用したサイト

電球・蛍光灯の色の種類「電球色」「昼白色」「昼光色」について色の違いや特徴、おすすめ設置場所を徹底解説!─【電球選びのポイント】色の種類編 ─ 電球屋.JP (denkyuya.jp)

間接照明のとは? 種類と効果的な空間づくり [照明・LED] All About

【通販】遮光カーテン、等級でどう違う?選び方は? |日本最大の専門店 ジャストカーテン (justcurtain.com)

感覚特性とは?感覚過敏・鈍麻の症状は?|自閉症スペクトラム障害|発達に課題のあるお子さまのためのコラム (happy-terrace.com)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?