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No.06:脳波からてんかん発作の検出|今週の論文
はじめに近年医師不足が深刻化しており、厚生労働省の試算によると2036年には2.4万人の医師が不足すると考えられている。 (参考:https://mainichi.jp/articles/20190216/…
【スライド】機械学習と深層学習入門
大学の所属研究室のゼミで
「機械学習と深層学習入門」というタイトルで発表しました。
せっかく頑張って作ったので、そこで使用したスライドをシェアしたいと思います。
ゼミ内発表での対象は非理系の学部3年生向けでしたが、
全く知らない人から、ちょっと既に勉強している人まで、幅広い対象をイメージして作りました。
「機械学習について興味はあるけどよくわからない」
「機械学習の勉強したいけど、何から始
No.11:発話中の脳波から文章を再構成する
Machine translation of cortical activity to text with an encoder-decoder framework
(Joseph G.Makin, David A.Moses, Edward F.Chang)
「人間の皮質脳波(外科手術のために脳に直接置いたシート上の電極(ECoG)から計測した脳波)を用いて、その人が話している文章をコンピュー
No.10:複数話者に対する聴覚注意の皮質応答
Selective cortical representation of attended speaker in multi-talker speech perception
(Nima Mesgarani & Edward F. Chang, 2012)
明らかになったこと・人間の聴覚システムは注意を向けている音と関係のない音を抑制することで,話者に注意を向けることを可能にする.
・複数人の
No.09:運動中の脳活動の左右類似性|今週の論文
はじめに 私たちの手足の運動は運動野という脳部位からの指令によって起こります。右側の運動野は左半身を、左側は右半身を支配しており、手足に伝わるまでの経路の間で交叉が起きていると言われています。
つまり、右手を動かしている時は左側の運動野が活性化し、左手を動かしている時は右の運動野が活性化します。
しかし近年、対側(脳と逆側)の運動中だけではなく、同側(脳と同じ側)の運動中にも活性化することが
No.08:あなたの選択はコントロールされるかもしれない|今週の論文
はじめに「あなたは殺人は時に正当化できると思いますか?」
このような質問をされたときあなたはどう答えるだろうか。
「時に正当化できる」「いかなる時も正当化できない」の2つの選択肢が与えられた時、あなたは自らの考えに基づいて選択するだろう。
しかし、その回答は果たして自分の考えによるものだろうか?
もしかしたらそれは誰かによってコントロールされた意思決定なのかもしれない。
我々は日常的に様々な
No.06:脳波からてんかん発作の検出|今週の論文
はじめに近年医師不足が深刻化しており、厚生労働省の試算によると2036年には2.4万人の医師が不足すると考えられている。
(参考:https://mainichi.jp/articles/20190216/k00/00m/040/001000c)
特に過疎化が進む地域では大きな問題となることは間違いない。
今回の論文はそのような医療の問題を解決する一助となるものだろう。
この研究では医師が脳波
No.01〜02:まばたきの役割|今週の論文
最近PCの見過ぎでとても目がしょぼしょぼする。
僕がしょぼいからなのか。
目を潤すためには瞬きたくさんしなきゃ。って思いますよね。
でも目を潤すための瞬きは1分間に3回くらいで十分らしい。
平均15〜20回/分で瞬きをしているうちのたったの3回。
じゃあ他にはなんの役割があるんだろう。
1回の瞬きで0.3秒視覚情報が遮断されると考えると見えていない時間は
1分間に6秒間、1時間に6分間、10時間
No.00:いんとろだくしょん|今週の論文
「この研究ってやられてるのかなぁ??」
って思うことや言われることって多いですよね。僕は多いです。
というより、こんなぺーぺーの大学生が考えることなんて絶対世の中の誰かが考えついてるはずだし、やられてないわけないんですよ。
でもだからこそ。ペーペーだからこそたくさん論文を読んで、先行研究を探して、勉強しなきゃいけないんです。
でも、1人で黙々と論文読むのってつらい。。
僕はこの春から大学院生に