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物事の”必要条件”と”十分条件” | 茨大籠球部から学ぶ

昨日、誘われて知り合いのバスケットボールに応援にいった。
協和の杜体育館で行われていた、「秋季 北関東五大学バスケットボール大会」というものであり、”北関東”という響きに圧倒的茨城を感じ戻ってきたことをさらに実感。
会場の協和の杜体育館も、存在自体を知らなかったので、スポーツ施設オタとしては失態。コンパクトなサイズ感でこれまた「良いところを知ってしまった」とウキウキ気分で観戦をしていた。

↓参考までに場所はここです。


茨城大学 籠球部 部報 ”Challenger”

会場に到着し受付をすると、受付のデスクに大会パンフレットと共に”部報”というものが無料で配られていた。
大学とはほぼ無縁だった僕は、「こういうの作られているんだ」と気になり一部いただくことに。中には、監督や選手のコメント、OB &OGのメッセージも載せられており卒業文集を思い出した。

読んでいて改めて気づいたのは、コロナの影響である。大会や練習がままならないのは勿論であるが、学校生活でもリモート中心になってしまい友達や先輩後輩のつながりが出来なくなってしまうということ。県外やめちゃくちゃ遠くからきている方もいるだろうから本当に辛い時期だったな、、、。と感じた。合宿に触れられているコメントもあったが、3~4年生の段階で初めて経験するというものだった。

松村監督のメッセージ

タイトルには、”茨大籠球部から学ぶ”と書いたが僕は直接的に何かを教わったわけではない。試合も20分程度しか見ることができなかった。

タイトルのことはこの「Challenger」という部報に載せられていた松村初監督のメッセージに書かれているもののことである。

『「あきらめなければ奇跡は起こる」を数学的に考える』 というタイトルから書かれたメッセージであった。めちゃくちゃ頭良さそう。さすがっす。

松村氏は検索して調べると、慶應義塾大学出身で数学教育を大学で教えているようだ。こういった知的な方が出しているこういった文章はめちゃくちゃ好きなので、本当にどストライクなコンテンツだった。

『「あきらめなければ奇跡は起こる」を数学的に考える』


約1,200文字で綴られたメッセージの内容は、簡潔にすると「”ジャイアントキリング≒あきらめなければ奇跡は起きる”を数学的に捉えた時に、必要条件と十分条件で考えてみよう。」というものだった。

挙げられていた 必要条件と十分条件 の具体例だと…

「プロ野球選手である」「ジャイアンツの選手である」という2つの命題を考えます。 (省略)

・プロ野球選手であることは、ジャイアンツの選手であるための必要条件である (ジャイアンツの 選手であるためには、少なくともプロ野球選手である必要がある)

・ジャイアンツの選手であることは、プロ野球選手であるための十分条件である(プロ野球選手であるためには、ジャイアンツの選手であることは十分すぎる、他にもヤクルトや楽天などでもよい)

茨城大学 バスケットボール部 Challenger 「あきらめなければ奇跡は起こる」を数学的に考える

さすがっす。数学めちゃくちゃ苦手だった僕でも理解できました。この法則?理論?考え方?は他のものにも転用できるんだなと知った。

本題:「あきらめなければ奇跡は起きる」


「あきらめなければ奇跡は起こる」について考えます。 この文には、「あきらめない」「奇跡は起きる」の2つの命題が含まれています。 この2つの関係はどのようになるか、みなさんはどう思われますか? 私は図2のように考えました。

茨城大学 バスケットボール部 Challenger 「あきらめなければ奇跡は起こる」を数学的に考える


茨城大学 バスケットボール部 Challenger 「あきらめなければ奇跡は起こる」を数学的に考える

この図はわかりやすすぎですね。はい。
奇跡を起こすには、諦めないことが大切とはよく言われますが、松村氏は…

奇跡を起こすためには、少なくともあきらめないことが必要であるが、あきらめないだけでは十分ではない。すなわち、あきらめないことは、奇跡を起こすための必要条件であるが、十分条件ではない、ということになります。「あきらめなければ奇跡は起きる」は、正しいとこともある、ただし条件付き、というところでしょうか。

茨城大学 バスケットボール部 Challenger 「あきらめなければ奇跡は起こる」を数学的に考える

とまとめていた。このまとめに入る前に綴っていた文章が印象的だった。

戦う前から勝つことをあき らめているのに、ジャイアントキリングという奇跡が起きないのは、みなさんも経験からわかると思います。 しかし、あきらめないだけで奇跡が起きるかというと、やはりそれにふさわしい日頃から鍛錬が必要なことも明らかです。 もしあきらめないだけで奇跡が起こせるのなら、普段は何もせずに遊んでおいて、いざ試合のときにあきらめないだけで勝てることになってしまいますが、これはナンセンスです。

茨城大学 バスケットボール部 Challenger 「あきらめなければ奇跡は起こる」を数学的に考える

確かに当たり前のことであるが、前の図での説明や「必要条件・十分条件」という見方を加味するとさらにこのような内容の理解がしやすくなったと感じた。高校時代の部活でも、「全国に行きたい」と掲げてもそこのプロセスに対する考えは深くできていなかったと思う。あくまで自分や監督・コーチ、トレーナーさんから出された課題や目標をクリアし練習することでしかなかった気がする。(もちろん監督・コーチ、トレーナーさんはきちんと目標から逆算して色々とご指導くださったのは承知の上で、)きちんと状況を理解して、自己満足ではない努力・鍛錬をしていくことで奇跡は作られていくんだなと思った。

仕事を「必要条件・十分条件」で考える

僕は退職した会社で営業をしていた。
結構、高い目標が出されるので日々悪戦苦闘。

「あと○日で営業〆。ここからプラス△万円となると…。」と奇跡を信じた日々もかなり多い。いや毎回か(笑)

この仕事もきちんと松村氏のような考えを実践できれば、より状況をフラットな目線で捉え、変な奇跡を信じず行動できたのかなと思う。多分、こういうのが苦手なタイプだと自分で感じる。
(商談決定率を見た時に、架電数が○件だから、、、と思い出すと整理したい気持ちがあるがnoteに綴るものではないと思うので省略。)

今後の生き方や仕事にもこの考え方は応用できたらとおもいます!!!!!!
知的な人カッケェ!!!!!!

全文は出していないので、何かの機会でもし手に入ったら見てみると面白いと思います!!

茨城大学バスケットボール部

茨城大学女子バスケットボール部

https://www.instagram.com/iba.basket/

茨城大学男子バスケットボール部

https://www.instagram.com/ibaraki_basket/

茨城大学バスケットボールオフィス

女子の方のインスタが試合結果や、告知がストーリー含め見やすくて惚れ惚れ。
何かの投稿の参考にさせていただきやす。

大会2日目頑張ってください!!!!!!

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