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日本人ならでは、言語化せずとも汲み取ってくれる文化

日本人は、言語化しなくても、
その場のその人の表情やジェスチャー、
その話の成り行きから
汲み取ってくれることがある。

日本では日本人という一つの人種しかいないから
海外のようにさまざまな国の人が
一つの国に住んでいるというのは
日本人からしたら驚く文化だと思う。

だからこそ、
アメリカに留学をした叔母は
「海外は伝えることが大事」とよく言っていた。

違う人種、違う言語で、
伝わらなくて当たり前の世界だから、
みんな、相手に伝えようと必死なのだという。

そう考えると日本はとても恵まれている。

私も実感する出来事があった -

とある日、
地域情報Webサイトのライターをしている私は
ある中国人店主が運営する店へ向かった。

いつもは
「○○○(知名度の高いテレビ局)の
webサイトでご紹介させていただけませんか?」
と聞くと、
だいたいどのお店もすぐにOKをくださる。

きちんと説明をした上でも、
そうでなくても、
その場の話のなりゆきから汲み取ってくれ、
OKを出してくれる。

しかしその日は違った。
あらゆる角度から質問が投げかけられるのだ。

「web掲載をして御社には
何のメリットがあるんですか?」

など、そこまで聞かれたのは初めてだった。
説明をした上でも、
とにかくあらゆる方面から質問が来た。

私は驚き半分、
これが文化の違いなのかもなと思った。

日本人はその場の雰囲気を汲み取った上で
快く受け入れてくれる場合が
大半を占めているが、
その分、会話のキャッチボールが少なめなので
意見の食い違い、気持ちのすれ違いは多いと思う。

その点、海外の方々は違う人種、言語の人がいて、
伝えることの大切さを知っているから、
日本人からすると少し主張が強いように聞こえても
その方が相手に確実に想いが伝わるとは思う。

だから私は思う。
自分の意見を言いたい場面では
しっかりと想いを伝え、
相手を思いやる必要がある場面では、
その場の空気感から汲み取って話す。
両者の良いとこどりで
他人とのコミュニケーションをとっていきたい。

日本人の中で潜在的にすりこまれている
スマートな優しさ、
に気付いたともに、
日本と外国文化の違いを感じた一日であった。

今までサポートいただいた方々、本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします🧡