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新刊『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に親の介護をするための本』のお知らせ
ご無沙汰しています。ずっとnoteを放置していましたが、実は昨年4月頃から新しい本の企画が立ち上がったためそちらにかかりきりになっていました。
今度の本は『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に親の介護をするための本』です。タイトルを見て気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、今回も翔泳社さんの「ちょっとしたことでうまくいく」シリーズでの出版となりました。
以前からnoteにも少
ライフサイクルについて
家族療法について学ぶに当たり、避けて通れないのがライフサイクルという考え方だ。そこで今回はライフサイクルについて私なりの解釈や考えを記したいと思う。
人生の節目に潜む課題ライフサイクルと言われるとピンとこないかもしれないが、日本語で意訳すれば人生の節目とそこで取り組むべき課題と考えればいい。
ライフサイクルについては多くの心理学者たちが述べているが、最も有名なものはエリクソンが提唱したものだろ
改めて家族について考える
家族療法の話を進めている途中だが、ここで改めて家族とは何かを考えてみたい。
多くの人は家族と言われると両親と子ども(同居していれば祖父母も)をイメージすると思う。つまり
・同居している(利害関係を共にしている)
・血縁や婚姻関係・もしくはそれに準じた関係の人のつながり
というのがポイントになるようだ。
かなり曖昧ではあるが、この2つの条件のいずれかもしくは両方当てはまることが人が家族関係
コロナ禍三度目の春に想う
束の間の平穏デルタ株が落ち着いて2021年10月から11月はそれまでの緊迫した雰囲気から少しホッとした空気だったと言えよう。久しぶりに姉や旧友に会ったり、母を連れて上野の美術館へ出向き、やっぱりこういう時間も大切だと実感していた(母も前の家より上野へのアクセスがいいのが分かったのか「今度はフェルメール展へ行こうね!」と外出のモチベーションが上がった様子)。
しかし、12月頃からオミクロン株が世界
ケア軽視社会への疑問
近代化がもたらしたもの以前note記事で文明は合理性の追求の面があると書いた。便利で快適、すぐに、簡単に、分かりやすく、というフレーズは様々な場面(特に広告)で目にするだろう。
もちろんその恩恵を享受しているので全面否定するつもりはないが、人間というのは合理的ではない要素も多分に内包している。
個人的にそれを実感しているのが新型コロナの流行だ。世の中はリモートワークやオンライン授業と色々動いた