記事一覧
【ザ・ショッピング・ケース・ツー】
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「これじゃないし、これでもない……」尻尾を「オトナシイ・モード」に設定したグラスキャット。彼女は、狭く古めかしく、加えて埃っぽい店内で品物を片端から手に取り、付属した香りサンプルを嗅いで回っていた。「アー……違うな……もっとこう、甘くて……」
『ネコチャン、今日の探し物は?』「ドラウター=サンに……ちょっとね」通信を繋いでもらっていたトラベラーの問いに、グラスキャットは答えた。「渡したら話
自衛推奨:向かうべき道に灯がない
「正しいとされる生活をせねばならないが、それをするには交友関係を一度解体せねばならないかもしれない」ということなのだが、つらい。
私の生活には、ネットの方でやりとりする人たちと遊ぶ(以降「定例会議」とする)という、「日々における最大の楽しみ」が存在する。定例会議をしてようやく、一日を過ごしたと言う実感が湧くのだ。そしてその定例会議は、だいたい22時〜1時に行われる。
わかるだろうか。「普通は寝
創作/小石集めが趣味の人の話
金曜日になったらわたしはいつも、ひとつだけ、河原の小石をひとつ持って帰る。よく洗って乾かして、日付を書いたラベルとともに標本用の箱に飾るのだ。それらは、過ぎた日々のきろく。確かにその日が存在したあかし。ささやかなしあわせ。
……なのだが、今気づいたことがある。全く取り出していないし、なんなら標本箱を触ってすらいないのに、昨日見た時とは石の角度が変わっているのだ。しかも全てが。毎日眺めているのだか
自分で読み返す用の思考メモ
ヘッダーはAIで生成したものです。現実でないものがよかったので助かった。しかし、学習元とか色々良くない話を聞いているので、なんか、うーんとなるのであった
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自分の現状について、形に残しておこうという試みです。書きたいだけとも言う。書かないと分からなくなってしまうので……
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まっすぐではなくていい。無理をしなくていい。でも、できるだけ目立たないようにする。目立つと、あまり、良くない。そう
近況記録:20220930
写真:散歩に行く際にそばを通った。これはフヨウの花だと祖母から聞いたが、調べてみたら実は「槿(ムクゲ)」のようだ。明日報告することとする
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ユラウ(yulou407→yulooooou)です。
じわじわと何かしたり、しなかったりしています。涼しくなってきたけど、つまりそれって季節の変わり目なので……見事に調子が悪くなってしまい、夜間は特に呻くしかない日々です。うーんうーん……
とにかく近況
ユラウ、再び九州に立つ
博多駅でっっっか!!!!山車でっっっっか!!!!!
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こんにちは。つい先日から、前回(上の記事参照)と同じ友人たちにお呼ばれし、福岡に遊びに来ています。前回よりめちゃくちゃ暑いですね。
ポケモンセンターにてみがわりちゃんのぬいぐるみちゃんが店頭に並んでいるのを発見したユラウは、内心悲鳴を上げながら購入しました。幸せです。
みがわりちゃんはかわいいちゃんなので、かわいい。みんな知ってるね。
【アフター・ザ・シミュレーション・バトル】
【アフター・ザ・シミュレーション・バトル】フロム【アット・ヒノモト・ワークショップ】シリーズ!
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ヒノモト・ワークショップ地下には、行きつけの者の中でもごく一部だけが利用できる奇妙なカラテトレーニング場がある。そこでは、ゲームコンフィグめいて様々に設定を変え、限りないパターンのニーズに合わせた経験を積めるのだ。……そして今、まさに、グラスキャットとトラベラーによる模擬戦闘が決着した。
決ま
不安の隣に座していた
あれだけメチャクチャになっていたイヤホンも、このように簡単に纏められるようになった。もはや妖怪コード絡ませの付け入る隙はない。ありがとう、集合知……!
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目下の不安は、体重が大台に乗ってしまったこと。こんばんは、ユラウ(@yulooooou)です。
おくすりを飲む前のキリキリと精神が痛む音、さまざまな不安がうねりながら押し寄せる音、内なる者たちの案ずる声などを聴きながら、「これは記録したほ
グラスキャットの日記(4)
ヒノモト・ワークショップに行った。
ヨージンボの人を紹介された。つい先日雇ったらしい。
歳も近いし、同じ女性だから、よかったら
たまに話などしてあげて欲しい、と言われた。
トラベラー、という人で、彼女もニンジャだった。
新人に後輩、しかもニンジャの後輩ができたのが
ちょっとおもしろい。
静かというよりは不安で黙っているように見えたけど、
ニンジャなら色々あったんだろう。
ヒノモト=サンが新しく、
部屋の収納について自分と相談した
ほしいものがある。が、導入できない。なかなか踏み切れない。何がいけないのか。そこで、まずは自分たちで相談することとし、さらに相談の様子を記録することにした。あとで読み返すためにも。
そんなに大仰なものではない。自分の中の天使と悪魔に囁かれるようなものだ。違いと言えば、会話が成り立つことくらいで。(成り立つ人も世の中にはけっこういるだろうが)
今回の議題は「収納」だ。ではいってみよう。本体の言葉
脳内住居に想いを馳せる
またの名を、ローカルコトダマ空間と言う。以前の記事にもあるように、私のそれには複数人が住んでいる。ならば、その造りなどをよく見たら面白いのではないだろうか?そうおもったので、よく見てみることにした。
自宅を内覧するようなものだな。なんかへんだな。
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玄関はなく、ドアを開けたらすぐに部屋。ベランダがある。トイレはない。お風呂はある。あと、ロフトがある。
玄関がないと書いたが、靴を置
精神世界が静かになった
以前書いた記事について、だいぶ前に進展があったので書き残しておく。自分のためにも。
これだ。無理に読む必要はない。「多重人格的な状態になっていてめちゃくちゃで、ご迷惑をおかけしています」と言う内容だ。
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精神世界の住人は複数人いて、それぞれ、メインの私がテレビモニタでやるゲーム(現実)を眺めていたり、操作を代わってみたり、野次を飛ばしてみたりしていた。今もしているが。
上記の記事からだい
【出会う前?こんなだったかな】
チリン、チリン、チリン。汎用端末がアラームで時間を知らせる。午後9時。トラベラーは体を起こし、キッチンへ向かった。
黒い冷蔵庫からサカイエサン・トーフの一番安いパックをひとつ取り、口に直接開けて放り込む。多少の咀嚼の後、キッチンに雑多に置かれた栄養ドリンクを取り、トーフを流し込むかたちで飲み干した。
彼女の食生活は壊滅していると言って良かった。死ににくい体と、食への関心の無さ。その二つが合わさ