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【生き方・働き方】今後5年で、すべてのルールが変わる。


2/17(日)から参加している週1note

2019/3/31まで、週に1回noteの記事をアップするだけの非常にシンプルな企画。


私は全7回で、この2ヶ月間で起こっている『人生の転換期』をテーマに、記事をアップする。


今日で4回目の投稿。折り返し地点だ。毎週日曜日にアップするので、見てくれると嬉しい。

※過去の記事は最下部にまとめている。


今週は、これから人生の転換期で選択をする際に、絶対に避けて通れない、世の中の動きについて話したいと思う。


釈迦に説法だが、今、世の中も最大の転換期を迎えており、誰もが1年先がどうなるか全く予想のつかない世界に入っている。


この現状を知るか知らないかで、転換期での行動の仕方が大きく変わると思うので話したい。



■あなたの考えは50年前の価値観


「君達、本は読んでいるか。本を読んでいなかったら、君達は、世の中から50年遅れていると思った方が良い。」


高校3年生の時、河合塾大阪校に通っていた。その時の現代文講師の言葉だ。


授業を受けてから10年以上経っているが、この言葉、今でも鮮明に覚えている。


授業を受けていた時、私は全くと言っていいほど本は読んでいなかったので話半分で聞いていた。


恥ずかしい限りだが、なにせ18年生きて読破したのは、ハリーポッターと死の秘宝(下)だけだった。笑


ただ、本を読むようになった現在、この言葉は本当に的を射ていると思うし、実感する場面があった。


昨年、大学時代のゼミでゼミOB生と現役ゼミ生が集まる交流会があった。


この時の現役ゼミ生の話だ。彼らは大学3年生でちょうど就職活動を検討する時期だった。


彼らにどういった職業に就きたいのかと質問したところ、「公務員」「銀行」という回答が返ってきた。


驚愕したのは、その職業になりたい理由だった。その理由が「安定しているから。」


正直この2つの職業は今、転換期をむかえている職業だ。


安定しているのは高度経済成長時代、つまり50年近く前の話である。


現在は、AIやFintechの台頭により、大幅な人員削減が行われようとしている。


一方で、大学のレベルが低いわけではない。


関関同立(関東で言うところのMARCH)の法学部生だ。


彼らに聞くと、本はほとんど読んでいないとのことだった。


テレビやNEWSアプリも見ているわけではなく、SNSばかりとのことだった。



■今後5年で、すべてのルールが変わる。


それでは現在、どんな時代なのか。


これまでの常識が陳腐化する時代と言われている。


つまり、変化が激しい時代となる。


現にこの20年は、驚異的な発展とイノベーションに満ち溢れていた。


考えてみてほしい。1998年、携帯電話はまだ珍しく、自動運転車は夢の話で、イ ンターネットは普及し始めた時代だった。20年経った今、世界にどれだけの変化が起きたかは明らかだ。


上で挙げた例はもう全て当たり前になりつつある。


そして変化のスピードがとにかく早い。状況は常に変化しているのだ。


2年で数千万単位の人の「使うものが変わる」のが現代である。


ラジオは38年かけて5000万人に届いてきたが、facebookは2年でこの数を達成しているのが現状だ。


またその変化を可能にしているのは、人が接する情報量である。


今の私たちが浴びる情報量は、江戸時代の2万倍とも言われている。


おまけに現在、第四次産業革命に突入したのでより一層増える。


蒸気機関や電力による機械化や自動化、インターネット普及によるボーダレス社会に匹敵する革命が起ころうとしている。これまで以上の変化が起こると言われている状況なのだ。


実際、堀江貴文が自身の著書で、


「来年どうなるか誰も予測できない時代」


と記している状態だ。


箕輪厚介も著書「死ぬこと以外はかすり傷」でこう述べている。

生き方、働き方、商売の仕方。
今後5年で、すべてのルールが変わる。
今までのやり方を捨て、変化に対応できる者だけが勝つ。



■想定される未来



では世の中のトレンドはどう向かっているのか。


「働き方」「生き方」の観点だと下記になる。


〈働き方〉
・複業、兼業時代の突入
・転職が当たり前の時代になる
・キャリアは会社が築くものではなく、個人が創るもの
・1つの技能が一生もたない
・働かないと言う選択肢もでてくる
・仕事と遊びは統合できるようになる


少子高齢化にともなう労働人口の急激な減少によって、労働者不足に陥る。また冒頭でも述べた通り変化の激しい時代に突入しており、会社寿命が10年になるとも言われている。

とはいえ、現代の平均寿命は伸びており、人生100年時代とも言われている昨今、40年以上の仕事人生の中で1社のみでキャリアが完結できる人はごく稀な存在となる。

そのため、転職は当たり前の時代となり、個人が自分のキャリアに責任をもって行動し、複業・兼業でやりたいことにチャレンジしながらキャリアを創る時代となるだろう。

一方でAIによって、本来、人がやる必要のない仕事から解放され、労働時間の減少と人でしかできない仕事にシフトされる。

必ずしも人は働かなくても良い時代となって、ベーシックインカム制度の導入や仕事をするとなっても、自分の趣味の延長線上が仕事となる時代が到来すると考えられている。


〈生き方〉
・所有からシェアする時代へ
・モノからコトへ
・生涯「学び」社会
・会社と仮定、複数のコミュニティを持つ時代
・信用経済の台頭
・個を尊重する時代


所有物の考え方も大きく変わっている。Times CarやApple music、エアークローゼットなど、サブスクリプションサービスの台頭もあり、モノを所有する考えから、モノを持たずシェアして使う考えが広まりつつある。

そしてこのシェアする考えは、様々な領域で広まっており、現在は、月額4万円払えば、日本のどこでも住める月額定住サービスも出てきている。

またモノ自体も所有することが容易となり、物欲が変化している。
物欲なき世界では、現代を下記のように記している。

モノを買うことから、作ることへ。そしてお金で買うのもモノではないサービスや情報へ。さらにはモノを売り買いするのではなく、人の生き方や物語を売るという次元へ。
モノを全く買わなくなるわけではなく、モノを欲する場合に、買うだけでなく作るという選択肢もある時代になってきたのだ。
生きる上でモノは必要だが、モノの購買欲に代わる制作欲ないしは創造欲のようなモチベーションが急激に増している時代になった。


個人の働き方も、上記の働き方変革で週休3日制や4日制がでてきて、個人の暮らしに占める余暇の割合が増える。


おまけに変化の激しい時代においては、変化に柔軟に対応できるよう教養が重要となってくる。

現にアルビン・トフラーは1970年に発表された『未来の衝撃』の中で、デジタル化が社会やライフスタイルに与える影響を予見しているが、彼は次のようにも言っている。

「21世紀の非識字者とは、読み書きができない人のことではない。学んだことを忘れて、新しく学びなおすことができない人のことである」


マネジメントの神様、ピーター・ドラッカーの次の言葉も有名だ。

「21世紀に重要なスキルはただひとつ、新しいスキルを学ぶスキルだ。ときが経つにつれ、それ以外はすべて時代遅れになるだろう」


常に学ぶことが求めらえる時代となっている。


そしてこれからの時代は、「いかに経験している人なのか」が価値になってくる。


また技術革新にともなう価値観の変化によって、人との繋がり方も大きく変わる。

これまで私たちのつながる手段は、『所属場所』で形成されることが基本だった。
所属している学校・会社・町内会などだ。しかしシェアによって、所属に加えて、『価値観、目的、消費』でもつながることができるようになった。

SNSの普及に伴って、見知らぬ人同士の繋がりをつくることが容易になったのだ。そういった繋がりができるようになった時、その人を「信頼」できるかどうか。「信用」という要素が重要なものとなってきている。より個人にフォーカスが置かれる時代がくるだろう。

とはいえ、これらがいつ起こるかはわからない。また、当たるかどうかはわからない。ただ、遅かれ早かれ全て起こらないとしてもどれが起こってもおかしくない時代だ。



■変化の激しい時代をどう生きるか


そして間違い無く言えること。それは、

「これまでの常識が通用しない変化が起き続けること。」


その時に大事になってくるのは、「自分は何がしたいのか」と問い続け、自分の理想に近づけるアクションを取り続けることだ。


もちろん、時の流れに身を任せ、なんとなくでも生きていくことはできる。


ただ、最後は自分にしわ寄せがくると思った方が良い。


セーフティネットはない。自分のキャリアは、誰も面倒を見てくれない。自分だけが頼みの綱なのだ。


だからこそ、「自分は何がしたいのか」「生きる上で何が自分にとって大切なのか」適宜見つめ直し行動に移していくことが、本当に後悔のない生活を送る最短の方法かもしれない。


今日は以上。


来週は、今回私が目標にあげた2拠点生活についてお伝えする。


リクルートの2019年トレンドキーワードにも上がっている「デュアラー」。


「デュアラー」とは都心と田舎の2つの生活=デュアルライフ(2拠点生活)を楽しむ人たちのことを指す。


私は別に2拠点生活が絶対おすすめと言うつもりは毛頭無い。


やりたい人がいればやりゃ良いし、やりたくない、興味ない人はやらなくても良いと思っている。私自身も憧れはあったが、絶対に実現したいと思ってなかったし、今回自分の理想を実現するために必要な手段だったからやっただけで、いわゆるフラットだ。


ただ言いたいのは1つ。

やりたいと思っているのにやらないのはどうかしていると思う。さっさとやりゃ良いのに。


来週は、そんな人でも実現できる2拠点生活の方法を実体験をもとにお伝えできればと思う。


また語気が荒れそう。笑


来週もよろしくです。


人生の転換期 - この2ヶ月で起こった人生最大の選択 -

00 【プロローグ】人生の転換期は、ある日突然誰にでもやってくる。(2/17 日)
01 【自己紹介】石橋を叩きすぎて壊す少年(2/24 日)
02 【実録】人生の転換期で最良の選択をするには?(3/3 日)
03 【生き方・働き方】今後5年で、すべてのルールが変わる。(3/10 日)
04 【2拠点生活】キーワードは『スモール・スタート』(3/17 日)
05 【複業】本業が無くなった時、今の生活を維持できますか?(3/24 日)
06 【最終話】 『2拠点生活』『複業』を決断した先に見ているもの。(3/31 日)

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