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キヤノンのEOS R5をプロのフォトグラファーが使って3年経って思うこと
キヤノンのEOS R5。
発表のときの興奮は忘れられません。
「ようやく、使えるミラーレスをキヤノンが出してくれた!」
帰り道に、キヤノンの発表のライブをイヤホンで聴きながら、興奮したのを覚えてる。
すぐさま注文して、購入して以来、とにかく買ったことを一片も後悔していない、とても稀有な製品でした。
プロのフォトグラファーで、撮るものはさまざまです。先日は、ジャパンモビリティショーに行って、ひたす
何者かになりたい私。『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』河野啓
栗城史多さんについてはあまりわかっていなかった。有名な登山家だな、ぐらいだった。たたかれているかどうかもわからなかった。ただエベレスト登頂に繰り返し臨んでいる、ぐらいの認識しかなかった。
ストイックさをイメージする登山家とはあまりに違った。あれよあれよと山へ登っていく。
あれ?そんなもので登れちゃうの?と思ってしまうし、実際、周りから彼をみていた人はそんな行程に驚いたことだろう。いきなり、マッ
知る前と知った後。渋味を甘味に変える方法〜『珈琲の世界史』旦部幸博〜
はじめてスターバックスコーヒーでコーヒーを頼んだとき、顔をしかめた。家で飲んでいるインスタントコーヒーと違う。
とりあえず、味が濃い。そして、喉の奥に薄い膜のような渋さが広がった。
「これが、本物の味なんだ」
中学生の私はそう思い、ミルクも砂糖もいれず、修行のような気持ちでカップを傾けた。
味は経験と知識によって分類されていく。本場の味とはどういうものかを知りたくなった私は、ちょっと調べ
「人間性の衝動」で資本主義をハックする『ビジネスの未来』山口周さん
ビジネスはその歴史的使命をすでに終えているのではないか?」
この指摘から始まる本書は、著者の知識の蓄えを縦横無尽に組み合わせて、「経済成長」によって「物質的貧困を社会からなくす」という使命を達成した世界で、新たに「祝祭の高原」へと向かうことを、提示していく。
主張そのものにはわくわくとした。
特に、資本主義の文脈にヒューマニティを埋め込む。人間性に根ざした衝動に基づく労働や消費。仕事というア
僕にとっての二楽章。『蜜蜂と遠雷』恩田陸を再読
2回目。映画化もされて、特集するアルバムもリリースされていた。アルバムのほうはさまざまなアーティストのピアノの抜粋だった。映画のサウンドトラックでも、河村尚子さんをはじめに錚々たるピアニストだ。
楽曲を楽しみながら読む。前回は、勝手にトラックを作っていた。
やはり2回目になると物語の構造が最初より見えてくるような気がする。
最初にあまり共感ができなかった明石の存在(最初はいいのだけど、下巻に