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【読書感想】語彙力を高めれば自分の世界も豊かになるし、周りからも一目置かれる存在になる

こんにちは、Yukiです!

遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます!
昨年はnoteを通じて、普段出会えないような人と関わることができました。

今年も宜しくお願いします!

さて新年一発目のnoteとして紹介する本は、斎藤孝(著)『語彙力こそが教養である』です。

最近は新書を貪るように読んでいます。その中でも斎藤さんの本は読みやすい印象です。

今までも何冊か斎藤さんの本を読んできましたが、毎回その語彙力に驚かされます。

僕も斎藤さんのように自由自在に日本語を操れるようになりたい、と思いこの本を読みました。

今回は語彙力について見ていきましょう。

本の紹介

この本を一言で言えば、「語彙力の重要性とその鍛え方を説いた本」です。

では、そもそも「語彙力」とは何なのか?
まず、斎藤さんは次のように説明しています。

本書で言うところの「語彙力」とは、単にたくさんのインプットによって言葉を覚え、知識をつけることだけではありません。それを「臨機応変に使いこなせる力」を含めての「語彙力」です。

つまり、ただ知っているだけではダメだ、ということです。自由自在に使いこなせて初めて語彙力がある、と言えるのです。

それでは、語彙力の判断基準や語彙力がないとどうなるのか。

語彙力があるかどうかの判断基準について、「複数のことがらをひとつの言葉で表現しようとするか否か」だと斎藤さんは言います。

もっと具体的に言えば「やばい」「なるほど」「すごい」「たしかに」などの言葉を多用するかどうかです。

確かにこれらの表現は、汎用性があり便利です。

しかしそれと引き換えにそういった人は、「本当の自分よりも低いレベルに見積もられてしまう」という大きな代償を払っている、と斎藤さんは言います。

また、語彙力がないと狭い世界しか見えない、と言います。これを絵の具を使って例えています。

「やばい」「なるほど」「マジ」など、の言葉を使っている人はいわば8色の絵の具しか持っていない人。であれば、その8色でしか自分の世界を表現できません。

一方で語彙力が高い人とは、200色の絵の具を持っているようなもの。200色の絵の具を持っている人の方が自分の世界を、より鮮やかかつ繊細に表現できる。

まとめれば、語彙力が乏しいと主観的にも客観的にも損しますよ、ということだと思います。逆に言えば、語彙力を高めれば自分の世界も豊かになるし、周りからも一目置かれる存在になる、ということではないでしょうか?


ここまでで語彙力とは何か、その重要性についてなんとなく掴んでいただけたのではないかと思っています。

日本語の語彙は意外と疎かにしがちではないでしょうか?
だからこそ、地道に鍛え続けてきた人とそうではない人の差が広がりやすいのかも知れません。

本書では、具体的な語彙力の鍛え方もしっかりと解説されています。
そちらについては、是非読んでみてください。


読んだ感想

まず読んで感じたのは、自分は語彙力が乏しいなぁ、ということでした。本書でも指摘されてるとおり、僕も「やばい」「マジ」などの言葉を使いがちです。

加えてレポートでも、「~だと考える。」「~ではないだろうか。」「~すべきである」など、言葉を使い回ししています。

一方で、語彙力が高い人は周りから一目置かれる、というのは本当だと思います。僕は、今まで出会った人の中で、「この人のようになりたい!憧れる!」という人が2人います。

職業も年齢も住んでいる場所も全く違いますが、いくつか共通点があることが分かりました。

そのうちの1つが、語彙力が高い、ということです。おふたりのお話しを聞いてると、言葉の表現がとても豊かなんです。いろんな表現を駆使しているだけでなく言い回しも文脈に適していて、知性を感じさせます。

僕にとっておふたりは憧れの対象です。

少し話はズレますが、以前出口治明さんの本で、人間は言葉で思考する、といった趣旨のことを言っていました。これは言い換えれば、言葉を教えなければ思考停止人間、つまり考える力の無い人間に育てることができる、ということではないでしょうか。

本書で言うところの語彙力が思考に直結するならば、語彙力を高めることが思考の領域を広げることに繋がると思います。

斎藤さんは、語彙力が高い人は200色の絵の具を持っており、自分の世界を豊かに表現できると言っていました。表現の幅だけではなく、どれだ広く・深く思考できるかは語彙力に左右されるのかも知れません。

また本書のタイトル通り、「語彙力=教養」といった主張は別の本でも読みました。戸田山和久(著)『教養の書』という本です。

本の中で教養の第一歩は、語彙を強化することだと言っています。

それぞれの著者が違う本で、似たようなことを主張しているからには、語彙の大切さが嫌でも分かります。


教養を身につけるためにも、思考停止人間にならないためにも、まずは語彙力を高めることが基礎中の基礎だと読んで思いました。


終りに

語彙力を高めようと思っても、一朝一夕でかなうものではありません。

先ほども言いましたが、地道なトレーニングが必要です。しかし、地道なトレーニングを続けることで、5年後、10年後に大きな差がそうではない人とできると斎藤さんは言います。

是非あなたも試してみてください!


最後までお読み頂き、ありがとうございました!

また、貴重な時間をいただきまして、ありがとうございました!

今後もがんばっていきますので
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頂けますととても嬉しいです!

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