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#思い出

よく思い出してる

よく思い出してる

更新頻度が少なくなった。

だけど、これまで読んだ文章を、ふと思い出すことがよくある。

その方が書いた記事の主要なキーワードになっていたものに、触れた時に。

そういえばあの方、こんなこと書いていたよなって。

そして、いろんな思いを馳せる。

「今頃、元気にしてるのかな」とか。

「文章(音声配信で声を聞いたことがある方もいる)でしかその方を知らないけど、会ってみたらどんな人なんだろう」とか。

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3月・卒業記念に母とピアス

3月・卒業記念に母とピアス

耳たぶに計3つの穴があいている。

右に1つ、左に2つ。
触れると表裏にぽこっと感触があり、今でもちゃんと残っているんだなあといつも感心する。

穴はあってもピアスはしない。
かゆくなってしまうのだ。

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21年前の3月2日。

高校の卒業式を前日に終えていたその日、わたしは母と、耳にピアスの穴をあける約束をしていた。

わたし18歳、母45歳。

ずっとピアスに憧れていた。
でも校則で禁止

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『群青色を身にまとって』

『群青色を身にまとって』

私が父を亡くしたのは、高校生の頃だ。
もう15年以上も前になるので、正確に「どれくらい前になるのか?」と訊ねられると、正直答えに窮する部分があるのだが、10代の頃に亡くなったのは間違いないので、父は、私の成人した姿を見ることはなかった。

私の成人式。
振袖姿の私を見守ってくれたのは何人かいる叔母たちと、祖父母、そして私の母だった。

AbemaPrimeに出演する際に、家族3人で写っている写真が

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エロ本退治

エロ本退治

 20年程前、私が小学校4年生頃のこと。
 3歳年下の幼馴染の男の子といつものように遊んでいると、人気のない駐車場の隅に、いつもはない何かがあった。

 近寄ってみると、一目でいかがわしいと分かる雑誌だった。

「うわっ、エロ本だ!!」と叫んで飛び退き、恐る恐る目を凝らすと結構な量が茂みに隠すように押し込まれていた。
 折角誰かが隠したものを、私達は容赦なく引っ張り出した。雑誌と漫画とDVDケース

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