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金融教育を始めたきっかけと感じた〇〇

2016年より、海外の金融市場の情報に目を通すことが毎日の日課となっている。これは英語の講師としての仕事に由来するが、この海外の金融市場の情報は私が金融教育に興味を持ったことの大きな理由の一つである。加えて、香港で生まれ育った私の友人は裕福な家庭の子供たちが多かったこと、そして彼らのお父さんの財力と私自身の当時の友人の財力のからくりを知ったこともお金の教育の大切さに気づくきっかけとなった。

海外の金融市場の情報

2016年より私は金融関係の生徒さんにカスタマイズの英語レッスンを提供するようになった。

当時は特にイギリスで金融市場の改革が起きており、ベンチャー企業が提供する銀行のようなサービスにユーザーが大量に押しかけた。そして日本では10年以上かけて集めるユーザーの数を数カ月で集めてしまうという現象も起こっていた。あれから8年が経過した今では、彼らは世界中にサービスを提供するような金融系ベンチャーとして成長している。

このような金融サービスの改革が起こる中、子供向けの金融サービスが起こり始めたのもちょうどこの頃からである。

金融サービスのルールに規制緩和の措置が設けられ、若い会社でも市場参入しやすくなったという理由があげられる。加えて技術革新が進み、スマホで出来ることがとにかく増えたという事もあるだろう。

そして子供向けの金融サービスは2018年頃から本格化し、コロナ禍で一気にユーザーが増えることとなったのだ。

子供向けの金融サービスが増える中、サービスの傾向として子供たちに「稼ぐ」「使う」「貯める」「運用する」という事を教えられるコンテンツが主流となり、現在の子供向けの金融サービスの枠組みが出来上がったことになる。

現在、アメリカで主流のサービスとなっているGreenLight, Current、STEPのユーザーを合わせるとなんと1000万以上のユーザーがいることになる。これに中堅のサービス提供者の利用者を加えればさらにその数は大きくなるだろう。

このように子供たちに金融教育が出来るサービスがアメリカを初めヨーロッパで増えることを目の当たりにし、自分でも使いたいという気持ちが募っていった。

私の友人と彼のお父さん

以前の投稿父親から教えて欲しかった〇〇の事でも触れた通り、私は香港で生まれ育ったが、当時を振り返ると私の友人は全員と言っていいほど皆が裕福な家庭の子供たちだった。私の父親は日本の企業に務めるサラリーマンだったので彼らとの経済力の違いを理解する事はそんなに難しいことではなかった。

まず家の豪華さが違う。そして広さも違う。さらには所有している車がベンツやBMWなどの高級車に加えて、台数だって家族の人数分くらいはある。すべて新車だ。着ているものもすべて有名ブランドのものである事を見れば自分の父親の経済力を遥かに上回ることくらいはすぐに分かった。

もちろん経済力が違うからと言って仲良くなれないなどといった事はなかった。

私がここで強調したいのは私の友人のお父さんの経済力の土台となっているものは何かという事である。

当時の私はお金持ちになるという事は会社を起こし、その会社が大きな成長を遂げるという方法くらいしか知らなかった。

しかしながら、歳を重ね、彼らと再会する中で、彼らの父親の経済力の土台が不動産投資によるものだったという事を知るようになったのだ。

私の友人の父親全員が不動産で経済力を築いたわけではないが、少なくとも私が知っている知人では3人くらいは不動産投資による経済力だったようだ。

加えて、父親と金融教育について話す機会があった際、父親が当時を振り返って「自分に不動産に投資するという知識が少しでもあれば、、、」という言葉を聞いたことが、金融教育の価値の大きさを実感したこととなる。

全く不動産経験がない人が突然不動産投資に手を出すことは難しいだろう。しかしながら、金融教育を通じて、少しでも資産運用の経験があれば不動産投資への理解は違ったものになるだろう。

私自身現在子供たちと一緒に資産運用を学んでいるが、「自分の為にお金に働いてもらう事」への理解を少しずつ深めている。

資産運用へ一歩踏み出すのは勇気???

金融教育がなぜ大切なのか。

それはお金の知識に加え、資産運用は経験による学びがとても大切になるからだ。

最近FIREという単語をよく聞くようになった。これは「経済的自立、早期引退」という意味をあらわす単語だが、会社などのお給料に依存せず、資産運用などから得られる収入で生活を営んでいる状態を指す。

そしてこのFIREする人たちのツールの一つが不動産投資となるのだ。

私にはFIREに成功した友人が一人いるが、彼は不動産投資による借金が5億円以上ある。

不動産投資というのはこのように大きな金額が動くことがある。しかし今の彼から話を聞くと、不動産投資による5億円の借金は「ばくち」ではなく、しっかりとした経済的な理屈に裏付けされた借金であり、事実彼は家賃収入による手残りの利益が年間1560万円以上ある。

しかし資産運用経験も一切なく、お金の勉強をしてこず、「自分の為にお金に働いてもらう」という感覚さえない人にとって不動産投資で5億円の借金を背負う事など、到底考えられないと思うだろう。

そして金融知識のない人にとってはひょっとすると不動産に5億円の投資をすることは「勇気ある行動」として映り、FIREできる人というのは借金を背負うリスクを取るだけの勇気ある人であったということになってしまうかもしれない。

しかしながら、少しでも金融教育を実践し、金融リテラシーが高められているのであれば、不動産投資も株式投資も、基本的な考えは「自分の為にお金を働かせる」事であり、理屈は勇気ではないという事も徐々に知っていくことが出来るだろう。

稼ぎ方が変化している

私が十代だった頃、香港では不動産で財を成した方は少なくなかった。

そして今日本でもFIREという概念が浸透し、若い世代でもFIREを目指して自分の経済について学習する人が増えている。

加えて「稼ぎ方」も多様化するこの時代に自分の子供にお金の事で柔軟な知恵を身に着けて欲しいと思うのは私だけではないだろう。

金融教育を通して家族が成長する。その中で子供たちに施す教育もまた成長していくのである。

私は海外の情報や経験を通じて金融教育に興味を持つことになったが、私の記事が少しでも金融教育を始めるきっかけになってくれれば嬉しい。

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