買うときのこだわり | お金の教育の視点から
noteの運営よりコンテストにおける新しいお題がちょうどお金の教育にも関連する内容だったので、「買うときのこだわり」というテーマで投稿を書いてみようと思った。
私はお金の教育サービスを開発しており、家庭でもお金の教育に取り組んですでに1年と半年が過ぎているので、せっかくなのでお金の教育という視点からこのテーマについて投稿しようと考えた。
【お金の教育】
お金の教育ではお小遣いを「稼ぐ・使う・貯める・運用する」という4つの学習テーマに取り組む。
この中で今回のテーマに沿っているのはお小遣いを「使う」という学習テーマになる。
お小遣いを「使う」学習テーマでは次の事を学習する。
お金は使ったら二度と戻ってこない(お金は使ったら無くなってしまう)
必要なものと欲しいものを区別できるようになる
お金を使う際はなるべくお金を使わないで済む方法を知る
まず「お金は使ったら二度と戻ってこない(お金は使ったら無くなってしまう)」はお金を使う体験を繰り返すことで身につく感覚となる。しかし、この「お金を使うとお金は二度と戻ってこない」という事を体験的に理解することはお金を大切に使うというプロセスへと進ませてくれる。
私が開発しているお金の教育に関するコンテンツサイトの投稿「お金を「使う」際の自制力が養われました」でも触れているのだが、長男はまさにお金が使ったら無くなってしまうという体験をし、それが学びとなって次に高額なものを買う際はしっかりと時間をかけ、衝動買いをしないよう吟味することに繋がった。
その時の出来事を簡単に説明すると、中学1年生になった長男の電子決済の口座には7,000円程度あったのだが、友人たちとのお買い物でその7,000円をほとんど使ったという経験をした。
そして帰宅した際に電子決済口座を見直すと、出かける前までは口座にあった7,000が帰宅後には数百円になっていた。
そしてまた口座の残高が7,000円に戻る為にはお小遣いを「稼ぐ」為の作業タスクに毎日取り組み、数カ月経ったらやっと7,000円に戻るという事を学ぶことが出来たのである。
これがお金を使ったらお金は二度と戻ってこないという学びとなるのだ。
この経験はお金の教育ではとても大切で、「稼ぐ」事よりも「使う」事の方が簡単であり、だからこそ、お金の「使い方」を学ぶことはお金の教育においてはとても大切なことになるのである。
【私も学んだ】
家庭でお金の教育に取り組むようになると、保護者である私たち夫婦がお金の教育の先生になる。
先生になるためには我々もお金の教育に取り組む事を子供たちと一緒に学んでいく必要があるわけだが、その学びを通して私自身の買い物の方法がこの1年半で大きく変化したのである。
私は以前買い物をする時はAmazonに直行していた。私の感覚ではAmazonは常に安く、そして翌日に届くように配送手配を行ってくれるというのも私の中ではポイントが高かった。
そして決済方法は「クイックペイ」を常に愛用していた。初めてクイックペイを使った時にその決済のシンプルさとスマートさに感動し、それ以来常に支払いはクイックペイとなっていった。
このように購買を行う際、私はルーティンのようなものが出来上がっていたのである。
しかしお金の教育に取り組むようになってから、少しずつ妻の「賢いお買い物の方法」を学ぶようになった。
妻の買い物はとても賢い。
家庭の食料品や日用品などの買い物は妻がやってくれているが、何を買うかで買う場所を使い分けているのである。
妻の買い物先は大きく5つあり、まずはオオゼキとライフという地域のスーパー、そしてパパスという薬局、さらにはYahoo!やロハコというオンラインショップ、そして配達をしてくれる生協となる。
妻はこの5つの店舗間で、ポイントが高い日はいつ、割引が最も大きい日は何曜日、そして食料品や日用品もそれぞれどこで買えばもっとも安く買えるかを知っているのである。
お金の教育に取り組む前は妻のこのような努力に対して特に強い興味を抱くことは無かった。しかしお金の教育に取り組むようになると、確かにスーパーを使い分けることで同じものが安く手に入れられるという事が本当の事であることを体験するようになった。
そして私も少しずつ妻から学び、自分の買い物をする際も店舗間の価格の違いやポイント還元の違い、または何曜日に買ったらいいのかという事も意識的に調べるようになったのである。
【買うときのこだわりでお金をなるべく支払わないことに成功した】
私は昭和生まれであり「値札を見ないで買う」というのがカッコいい買い方であるという認識が刷り込まれていた。
なので、近隣のスーパーの値段の違いが頭に入っているなんていうのはどこか「貧乏くさく」「けち臭い」というような、なんとなく「ダサい」という感覚を持っていたのかもしれない。
しかし、お金の教育では「お金を使う際はなるべくお金を使わないで済む方法を知る」事は、まさに学習テーマとなる。なので、どこでより安く買えるかというスキルがあるというのは、むしろ金融リテラシーが高い事になるのである。
また、より安く買えた事は生活力があり、購買方法がスマートであるという事でもあり、むしろ「カッコいい買い物の方法」と考えることもできるのだろうと感じるようになっていった。
そして最近、妻から学んだ買い物のスキルを活用し、長男の「スプラトゥーン3」を予約購入する際、Nintendoの公式サイトで定価6500円~6578円のものを、送料無料税込み5470円で購入し、更には1114円相当のPayPayポイントの還元を手に入れることが出来た。すなわち、定価6500円~6578円のものを実質4356円で購入する事が出来たのだ。「買う方法」を工夫しただけで、なんと2144~2222円を支払わなくて済んだのである。
また、同じショッピングスキルを利用し、プロテインとアミノ酸パウダーをそれぞれAmazonでは6975円と3980円するものを4683円と2316円で購入することに成功した。それぞれの買い物で、2995円と2367円支払わなくて済んだことになるのだ。
上記二つの例だけでも、購買したものは3点となるが、買い物のスキルがあることで、7506円~7584円も支払わなくて済んだことになるのだ。
もしAmazon一辺倒の私であったら、「お金を使う際はなるべくお金を使わない」で済ませることは出来なかっただろう。
お金の教育に取り組んだことで得られた成長となる。
【私の買うときのこだわり(ルーティン)】
私の「買うときのこだわり」はもっぱら次のような作業を指している。
メルカリで値段を調べる
Yahoo!ショッピングで値段と割引とポイント還元率を調べる
楽天で値段とポイント還元率を調べる
Amazonで値段を知らべる
実際に買う際は「クレジットカードのモール」を経由し、微々たるものでもクレジットカードのポイントも獲得する
私が買うものはたいてい近隣のスーパーで売っていないようなものの場合が多いので上記のような方法になる。しかし最近は自分の健康の為に健康食品としてサプリメントやオートミールなどを買うようになったので、どこで一番安く買えるかというのは学んでいく必要があると感じている。
私が上記のような買うときのこだわりがあるのはソフトバンクユーザーかつPayPayカードの利用者であることも大きく起因しているだろう。
特にポイントの還元率においてはPayPayカードユーザーであるメリットが高くなっている。
またYahoo!ショッピングはとにかく今は日曜日がいい。また5のつく日曜日は最高な買い物日となっている。
もし読者の方でソフトバンクユーザーでPayPayカードを利用しているのであれば、ぜひ参考にしてもらえたらと思っている。
最後に結びとして付け加えるが、お金の教育の観点からみれば、お金は使えば二度と戻ってこない。なので、普段から必要なものにお金を使い、その他の購買はなるべく控えるように取り組む事も大切な学習となる。
「買うときのこだわり」はそれはそれでスキルになるが、そもそも買わないという選択が出来るようになることも私にとっては「買うときのこだわり」となっている。
私にとっての「買うときのこだわり」には、「買わない」という選択も含まれ、その選択を吟味した上で、「お金を使う際はなるべくお金を使わない」方法を活用しているのである。
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