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エピソード95 化け灯籠
95化け灯籠
化け灯籠(ばけとうろう)は、栃木県の日光二荒山
(ふたらさん)神社に鎌倉時代に奉納された銅製の灯籠
(唐銅灯籠)の俗称、およびその灯籠にまつわる
怪異譚。
夜になってからこの灯籠に火を入れると、すぐに燃料
の油が尽きて火が消えてしまい、何度やっても同じ結
果だった。
また灯籠を灯すと周りのものが2重に見えたり、灯籠
そのものが様々な姿に変化したともいわれる。
警護の武士たちはこれ
エピソード94 野槌(のづち)
94野槌(のづち)
野槌(のづち)は、日本に伝わる妖怪。
外見は蛇のようだが、胴は太く、頭部に口がある以外
は目も鼻もなく、ちょうど柄のない槌(つち)のよう
な形をしている。
深山に棲み子ウサギやリスを食べる。
時には人を喰うとされた。
近畿・中部・北陸・四国地方を中心に伝承されている
もので、シカを一飲みにする、転がってくる野槌に当
たると死ぬ、
野槌に見つけられただけでも病気を患ったり、
エピソード93 ぬらりひょん
93ぬらりひょん
ぬらりひょんは、日本の妖怪。
一般に瓢箪鯰(ひょうたんなまず)のように掴まえ所
が無い化物であるとされる。
江戸時代に描かれた妖怪絵巻などにその姿が多く確認
できるが、詳細は不明である。
昭和・平成以降の妖怪関連の文献や児童向けの妖怪図
鑑で「ぬらりひょん」は、家の者が忙しくしている夕
方時などにどこからともなく家に入り、茶や煙草を飲
んだり自分の家のようにふるまい、家の者が
エピソード92 ねぶとり
92ねぶとり
寝肥、寝惚堕(ねぶとり)は、江戸時代の奇談集
「絵本百物語」にある日本の妖怪の一種。
妖怪というよりは一種の病であったり、戒めであると
言った方が妥当。
「絵本百物語」の挿絵中にある文章によれば、夜に女
性が寝床につくと部屋に入りきらなくなるほどの巨体
となり、大きないびきをかいて寝るものを、寝肥とい
うとある。
また、「絵本百物語」の本文によれば、寝肥は女性の
病気の一つであり
エピソード91 鵺(ぬえ)
91鵺(ぬえ)
鵺(ぬえ)は、日本で伝承される妖怪である。
「平家物語」などに登場し、猿の顔、狸の胴体、虎の
手足を持ち、尾は蛇。
文献によっては胴体については何も書かれなかったり
胴が虎で描かれてい場合もある。
「平家物語」によると、鵺退治の話は以下のように述
べられている。
平安時代末期、天皇の住む御所・清涼殿に、毎晩のよ
うに黒煙と共に不気味な鳴き声が響き渡り恐怖してい
た。
遂に天皇は
エピソード90 なまはげ
90なまはげ
なまはげは、秋田県の男鹿半島周辺で行われてきた
年中行事、あるいはその行事において、仮面をつけ藁
の衣装をまとった神の使い・来訪神を指す。
なまはげには角があるため、鬼であると誤解されるこ
とがあるが、鬼ではない。
なまはげは本来、鬼とは無縁の来訪神であったが、
近代化の過程で鬼と混同され、誤解が解けないまま鬼
の一種に組み込まれ、変容してしまったという説があ
る。
冬に囲炉裏に
エピソード88 天狗
88天狗
天狗(てんぐ)は、日本の伝承に登場する神や妖怪と
もいわれる伝説上の生き物。
一般的に山伏の服装で赤ら顔で鼻が高く、翼があり空
中を飛翔するとされる。
元々天狗という言葉は中国において凶事を知らせる流
星を意味するものだった。
大気圏に突入し、地表近くまで落下した火球はしばし
ば空中で爆発し、大音響を発する。
この天体現象を、咆哮して天を駆け降りる犬の姿に見
立てている。
日本では、