カルチャー・トーキング・ノベル(批評・評論)vol.2「コピーライターの質が落ちる。ということは、CMの質も低下している。ということ!論。深夜の小(ミニ)討論会!!」

最近、CMを見ていて、どれも似たり寄ったりになって来たな、と、感じる。皮膚感覚的に感じるのではなく、動物的本能的に感じるのだ。

通販番組っぽいCMだったり。BSっぽい地上波のテレビのCMだったり。

深夜のショッピング風のCMだったり。

そりゃ、まぁ、「CM」=「宣伝」だから、単純に考えて「商品」=「通販番組風」という発想が生まれるのだろうけれど、どうにもおかしい。

もっとクリエイティブにできないのか?と。思うわけです。

でも、そうじゃない。

2000年代の初頭以前くらいには既にコピーライター自身がイニシアチブを握れない広告業界になっていたのだから。仕方のないことだ。

にしてもだ。もっと面白いCMは存在していたはずだ。

少なくとも、平成の途中くらいまでは。箭内道彦とか。面白いよ。

それにしても。

令和のCM時代はどうなっていくのか?それは知らない。

低下の一途をたどるだろう。と、推測する。面白いやつも出てくるだろう。

サンプリング世代のコピーライターだ。これは、面白い。

が、しかし、今、狙いの業界は、「音楽」の業界である。

ここだけは、異常にクオリティが高い。インサイダー情報っぽいお得な情報である。

これからは、音楽と書籍の業界がクリエイティブの主導権を握っていくことになるだろう。あと、インターネットね。

以上、カルチャーライターの評論・批評でした。

「みんなに幸あれ!」

カルチャーライター/音無子有限でした。