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子どもの睡眠

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#こども睡眠インストラクター

添い乳での寝かしつけについて

「添い乳での寝かしつけって、どうなんですか?」
ママさんからの質問です。

子どもとママの眠り、という視点でいえば、おすすめはしません。
・添い乳でないと眠らない
・お腹が空いていないのに、夜中におっぱいを求められて起こされる
・夜中に何度も起きて、親子で睡眠不足
・なかなか卒乳できない
などの声もよくよく聞きます。

実際に、添い乳を始めると起きる回数が急増する子どもも多いそうです。
おっぱいが

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赤ちゃんのお昼寝環境の質問と解答

赤ちゃんのお昼寝環境の質問と解答

「赤ちゃんのお昼寝は、暗い部屋と明るい部屋のどちらがいいですか?」
赤ちゃんの寝かしつけ講座での質問です。

電気という光のメリハリがとても大事です。
夜の寝かしつけのときは、部屋を暗くしましょう。
夜中のオムツ替えや授乳のときも、煌々と電気をつけずに薄暗くして、お世話をしましょう。

この昼夜の光のメリハリの話をさんざんお伝えした後だったので、お昼寝はどうしたらいいのだろうと迷われたのかもしれま

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「寝ない子」と言わないで。

「寝ない子」と言わないで。

「うちの子、寝ないんです」
「ぜんぜん寝ない子なんです」
最近たて続けに聞きました。

こんな風に言わないでください。
寝る力は誰でも持っています。
ただ寝る準備ができていないだけです。
もっというと、寝方を知らないだけです。

別の視点でもいいます。
親が「寝ない子」と言うから、それを子どもは忠実に叶えているだけです。
思っている通りの現象が、子どもを通して現実に起きているだけです。

そうは言

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あれをしていれば寝かしつけもスムーズだったのに、と思うこと

娘たちが幼い頃は、睡眠の知識は何も持っていませんでした。
ただ規則正しい生活を守ることは徹底していたように思います。
とにかく毎日がいっぱいいっぱいだったため、記憶は曖昧ですが、決まった時間に寝かせることに躍起になっていました。

いま振り返ってみて、こうしておけばよかったと思うことはあります。
そうすれば、あんなに寝かしつけに必死にならずに済んだかもしれません。

夕方からは、照明を暗くしていけ

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まず睡眠の勉強をしよう!

まず睡眠の勉強をしよう!

こども睡眠カウンセラー協会 代表 秋山信子さんの出版記念セミナーに参加しました。

全国各地から参加されていて、お子さんの年齢もさまざま。
睡眠が注目されていますね。
嬉しくなりました。

本当に、時代は変わってきました。
普通に暮らしているだけで、睡眠は悪くなる時代です。
起きて活動して寝るという当たり前のことが当たり前ではないのですよね。

いかに起きる力、眠れる身体をつくるかで、こどもの健康

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子どもを起こすときの声かけ

子どもを起こすときの声かけ

朝、子どもを起こすときに伝えて欲しいことがあります。
それは、今の時間です。
「△△ちゃん、おはよう! 今、○時○分だよ」 などです。

たとえ寝ぼけていても、聴覚は働いています。
聴くことで、脳は時間を認識します。
それが、寝る前に決めた時間であれば、目覚めの後押しになります。

脳と身体には、それぞれ体内時計があります。
時計とは時間を表しますね。
時間をしっかり認識することも、体内時計を働か

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本当です「寝る子は育つ」

本当です「寝る子は育つ」

子どもの人格ではなく、行動を正してあげましょう。

朝なかなか起きない子どもは、根性がないわけでも甘えているわけでも、ヤル気がないわけでもないのです。
子どもの人格の問題ではなく、睡眠が上手にとれていないだけです。

何でいつもダラダラしているの。
甘えているんじゃない。
ヤル気がないわね。
と人格を否定するのではなくて、良く眠れるための行動へと導いてあげてください。

しかしながら、お母さんお父

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子ども自身が眠るちからを自分で高める〈睡眠プログラム〉

子ども自身が眠るちからを自分で高める〈睡眠プログラム〉

子ども主体の睡眠プログラム
【生活リズムをととのえる子ども睡眠ルーティーンプログラム】

夏休みが明けました。
子どもの睡眠リズムは、学校生活に沿ったリズムに戻っていますか。

睡眠は、生活習慣がベースです。
生活習慣がととのいリズムができることで、睡眠が変わり、ぐっすり眠れてスッキリ起きられるようになります。

お母さんお父さんは、朝から「起きなさい」「いつまで寝てるの」と怒ることも、夜には「寝

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子どもが睡眠を習得できるのは家庭だけ

子どもが睡眠を習得できるのは家庭だけ

子どもがぐっすり眠ると、5つのよいことがあります。
①朝から元気に過ごせる
②身長が伸びて骨が丈夫になる
③人に優しくなれる
④成績が上がる
⑤スポーツが上達する

肉体面、メンタル面、人間関係、学習面、運動面とメリットはとても大きいです。

睡眠中に分泌される成長ホルモン、浅い眠りの時の記憶の整理と定着、深い眠りの時の脳のゴミ掃除など、睡眠中に大切な活動がおこなわれています。
ただ寝ているだけで

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親子でも睡眠は一緒に体験できないからこそ、子どもの睡眠を大切にする

睡眠は人と一緒に体験できません。
たとえ同じ布団で寝ていても、血が繋がっていても、共有できないものです。
深く眠れたり、中途覚醒があったり、夢をみたり、それぞれ違う体験をしています。

だからこそ、とくに子どもの睡眠は大切にして欲しいです。
注意を傾けてみてください。
睡眠中の口の開閉を見てみるでもいいですよ。
口が開いていると口呼吸になっているため、睡眠の質は落ちます。

睡眠の質は、寝起きや翌

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呼吸から、子どもの快眠度を上げる

呼吸から、子どもの快眠度を上げる

子どもの口呼吸は、睡眠の質を下げます。

人は鼻呼吸が基本です。
鼻で呼吸をすることで、脳から全身への酸素の巡りもよくなります。
自律神経も血圧も安定します。

口呼吸が睡眠の質に関わるのは、睡眠中に限ったことではありません。
昼間の口呼吸のくせは、睡眠中にも出やすいからです。

スマホやタブレットを観ているとき、人の話を聞いているとき、集中しているときに、口がぽかんと開いているのも要注意です。

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口テープでぐっすり眠る娘

口テープでぐっすり眠る娘

中2の娘にリスタートしました。
睡眠中の口呼吸予防のための「口テープ」です。

基本的に娘は、よく寝ます。
寝つきはよく、一度寝ると起きません。
朝は弱い方ですが、起きられないことはないです。
ただ、口呼吸はずっと気になっていることでした。
以前も口テープをして寝ていた時期もありましたが、そのときは幼かったせいか、さほど変化を感じなかったのです。
最近ふと思い出し、再開しました。
以前は朝までつけ

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すきま時間に見て聞いて、親子でできる動画版【子ども快眠プログラム〜ベーシック〜】発売中

すきま時間に見て聞いて、親子でできる動画版【子ども快眠プログラム〜ベーシック〜】発売中

生活リズムを整えて、子どもの睡眠力をぐんぐん高める30日間の動画版プログラムです。

30日間すべて動画でお届けします。
平均で5分ほどです。
倍速でも聞けますので、半分の時間で済みます。
動画の方が分かりやすいというお子さんと一緒に、食事をしながらでも、送迎中の車内でも、ご覧いただけます。

睡眠に関係する悩みは、なかなか起きない」など朝から始まります。
朝グズグズなのに、夜は寝ないなど夜

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