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小さいときに勉強ができても学年が上がると失速する理由

小さいときに勉強ができても,
学年が上がるにつれて
失速する
子がいます。

優秀だったのに,なぜ周りに
追い抜かれてしまうのでしょうか。

① 国語力がない

学年が上がるにつれ,
計算問題や一問一答が減り,
どの教科も文章題や記述問題が増えていきます

  • 文章を読み解いて状況を把握する

  • 自分の考えを言語化する

  • 問われていることに的確に答える

このような国語力がないと,
文章題や記述問題に太刀打ちできません。

小さいときは,計算したり,
知っていることを答えたりするだけで
点数をもらえますが,

小学校高学年以降は国語力がないと,
解ける問題が減る
ため,
失速してしまうのです。

② 自制心がない

中学生,高校生になるにつれ,
教科数が増え,学習内容も高度になります。

学校や塾の授業を聞いただけでは,
考え方・解き方を完全に習得するのは難しく,
自宅学習が必須
になります。

目の前の楽しいことに流されずに,
長期的な視点から考えて,
やるべきこと・勉強に
日々取り組めるかどうかが問われます

このような自制心がないと,
ゲームや部活,友達からの誘いなどを優先させ,
コツコツと勉強に取り組むことができません。

小学生の頃は
学校や塾の授業を聞くだけで,
ある程度の成績を取れても,
自制心がなく,自分で勉強できない子は
だんだんと失速
していきます。

目指す学校のレベルによりますが,
高校受験,大学受験を
地頭の良さだけで乗り切るのは,
よほどの天才でない限り,
不可能
です。

(よほどの天才とは,私の体感的に
偏差値75程度の学校の生徒
350人中トップの3人くらいです。)

自制心の重要性や高め方については,
こちらの記事をご覧ください。

③ 目標がない

先ほど述べた通り,
学年が上がるにつれ,地頭の良さ以上に
勉強時間・量が重要になりますが,

「将来こうなりたい!」
「こういう理由でこの学校に行きたい!」
というような明確な目標がないと,
勉強に継続的に取り組むのは
難しい
でしょう。

勉強していると,
頑張っているのに成績が伸びなかったり,
辛く苦しい思いもたくさん経験します。

そのようなときに心の支えになるのが,
「将来こうなりたい!」
「こういう理由でこの学校に行きたい!」
という強い思い
です。

「親から言われたから」
「友だちが行くから」等の理由ではなく,
子ども自らが心底望んでいるかどうかが
大切です。

「この学校に行きたい!」と言いつつ,
勉強をサボり,志望校を下げる子がいますが,

口先だけで行動が伴わないということは,
心底その学校に行きたいと
思っていない
のでしょう。

地頭が良くても,
自分の中で確固たる目標がないために
努力できず,
周りの子たちに次々と追い抜かれ,

最終的に,当初の実力から
大きくかけ離れた高校・大学に行く子を
たくさん見てきました。

親子で将来について話し合ったり,
色々な学校に見学に行ったり,
子ども自身で目標を持てるよう
働きかけましょう。

家庭教育・学習コンサルティングを行っております。
ご興味がある方は,受講相談(無料)より
お気軽にお問い合わせください。

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