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愛嬌最強説を提唱します! 書籍「あなたの不安を解消する方法がここに書いてあります。」 #全文公開チャレンジ 第33回

こんばんは。ニッポン放送・アナウンサーの吉田尚記です。

#ふあかい 全文公開の第33回。本日は「メソッド3」の最終回をお届けします。

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メソッド3 “深刻ごっこ”禁止

実践編⑥ 他人に期待しない

 承認欲求について、アドラー心理学からもうひとつ紹介したい考え方があります。
 アドラー心理学では、他人と自分の課題の切り分けを行うことを要求します。他人の気持ちは自分の努力ではどうにもなりません。だからそこはしっかり切り分けて考える。自分は自分の課題だけに集中し、その範囲を見誤らない。
 はっきり言ってしまうと、他人には期待しないということですね。
 承認欲求とは、他人に認められたいという気持ちです。最初から他人に期待しなければ、承認欲求も発生しません。
 こういうと、なんか冷たい感じがしますか?
 以前、アドラー心理学を専門にされている向後千春先生に、「アドラー心理学って冷たいって言われません?」と聞いたことがあります。向後先生からは、「そりゃあ冷たいよね。でも、それはしょうがないんじゃない。『やさしくきっぱり』がアドラーだもの」という答えが返ってきました。
*12 向後千春|1958年生まれ。博士(教育学)。教育工学、教育心理学、アドラー心理学を専門に研究。著書に『人生の迷いが消える アドラー心理学のススメ』(技術評論社)など。吉田との共著に『アドラー式「しない」子育て』(白泉社)。
 やさしいけど、なあなあではないのがアドラー心理学。ぼくはそこがとてもエレガントな心理学だと思います。

実践編⑦ 愛嬌最強説

 最後に、今現在「深刻ごっこ」に陥っている人に唱えたいのが「愛嬌最強説」です。

 ここまでなんだかんだ理屈をこねくり回してきましたが、全部すっ飛ばしても、それひとつさえあればすべて許されてしまう能力が「愛嬌」!
 この人が言うと許せるけど、ほかの人に同じことを言われるとすごく腹立つ……みたいなこと、ありますよね。この差が愛嬌。
 では、愛嬌があるって、どういう人でしょうか。
 まずは底なしに幸せそうな人。プリッとお尻を出せそうな大人。全裸で平気な人……このあたりは愛嬌がありそうです。子どもなんて、まさにそう。こう見ると、プライドとは相反する感じはすごくしますよね。
 愛嬌=逆プライド。
 ただプライドを捨てろ、というよりも「逆プライドを持て」という言い方にしましょうか。みんなに「いや、それ自慢されても」って思われるような、どうでもいいことを積極的にアピールする。

 芸人さんには、一般的にはコンプレックスと言われるようなところを逆手にとって、人気者になっている方、多いですよね。ソフトバンクの孫正義さんもご自身の頭髪のことをいじられることで有名だったりします。あんなに成功していて、めちゃくちゃお金持ちで、ぼくたちからすれば雲の上の人にも等しい存在。でも、「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのである」なんてTwitterでつぶやいたりする。とたんにお金持ちに対する「けっ!」という気持ちは消えて、なんだかすごく身近な存在に感じてしまいます。
 *13 孫正義|1957年生まれ。ソフトバンクグループ株式会社代表取締役会長兼社長をはじめ、数々の肩書を持つ、現在の日本を代表する実業家。
 イケメンや美女に「実は足が臭いんです」って言われたら、すごくチャーミングだと思いませんか。
 コンプレックス、あったらむしろラッキーなぐらい。

 というわけで、ラジオネーム・トラベラーさん。

 むすっとしたり、イライラしたりするのは時間の無駄で、周囲に迷惑です。イライラしている時間があったら、自分で達成可能な目標を設定し、それにむけてやりきったほうがいい。そういう姿をチームもコーチもきっと見ているはずです。承認欲求はあくまでも結果。どうか目の前にある、すべきことに邁進してほしいと思います。

もくじ

はじめに
メソッド1
「不安」の正体を明らかにしよう
 -不安はどこからわいてくる?
 -不安は社会の原動力

 -不安の先には、死しかない
 -コミュニケーションからの完全な断絶が、死

 -「不安」はまったく役に立たないもの?
 -不安への対症療法は、「これからどうするか」

 -とりあえず、具体的にやってみる
 -具体化って超大事

 -「なんか大丈夫」感=セルフエスティーム
 -考えるよりも、行動しよう

 -人生で一番役に立たないプライドの話
 -手っ取り早くセルフエスティームを上げるには
 -COLUMN① パソコンは生産の道具、スマホは消費の道具
メソッド2
知らない人に話しかけてみよう
 -「モテたい!」は、叶うのか?
 -コミュ力は才能じゃない

 -知らない人に話しかけるために必要な持ち物
 -コミュニケーションとは、協力型のゲームだ
 -聞いたらダメ、やったらアウトってなんだろう?
 -人に好かれる方法はない
 -彼氏・彼女がほしい! だったら知らない人に話しかけよう
 -実践編① コミュニケーションに最も必要なのは「質問力」
 -実践編② 質問はWhyよりも、Who・When・Where・What・Howが有効
 -実践編③ 会話のきっかけ「木戸にたちかけし衣食住」
 -実践編④ 会話を「えっ!」でトラップする
 -実践編⑤ 間違った情報でもぶつけてOK
 -実践編⑥ 自分の気持ちを表現する=説明力
 -実践編⑦ あいさつをしよう、時間を守ろう
 -実践編⑧ 大きな声が出せていれば、なんか大丈夫
 -COLUMN② 「集中力」は「無視力」
メソッド3
“深刻ごっこ”禁止

 -悩みは自分に何をもたらす?
 -「みんな悩んで大きくなった」はウソ

 -深刻さとはエンタメである
 -決断だけが、人を成長させる
 -承認を目的とすることはできない
 -きみが不機嫌になるのはなぜ?
 -実践編① バンザイして悩んでみよう
 -実践編② 悩みから「暗くなる」をとっぱらってみる
 -実践編③ 適度に“深刻ごっこ”を楽しむ

 -実践編④ 悩むの禁止
 -実践編⑤ やりきることを目的にする

 -実践編⑥ 他人に期待しない
 -実践編⑦ 愛嬌最強説

 -COLUMN③ 引き出しを増やす方法
メソッド4
「面白そう!」さえあれば、人生は大丈夫
 -「夢を持て」って言うけれど
 -100個やって、どれか1個ハマればラッキー
 -今しかできないことをやろう
 -〇〇をやりたいのか、〇〇家になりたいのか
 -楽しむってなんだろう?
 -完全な自由はないけど、どの不自由にとらわれるかを選ぶ自由はある
 -結論。不安を解消する方法=知らない人に話しかける
おわりに

というわけで、今日はここまで。明日もよろしくお願いします!

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コミュニケーション成立!最大のヨロコビ。
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ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記ですー。

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