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「悩み」があなたにもたらすものはあるのか。 書籍「あなたの不安を解消する方法がここに書いてあります。」 #全文公開チャレンジ 第25回

こんばんは。ニッポン放送・アナウンサーの吉田尚記です。

#ふあかい 全文公開の第25回。本日から第三章にあたる「メソッド3」がスタートします。

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メソッド3 “深刻ごっこ”禁止

悩みは自分に何をもたらす?

 続いてのお悩み。
 ラジオネーム・トラベラーさんより。

【お悩み③】
「ぼくは今中学3年で、サッカー部に所属しているのですが、先日後輩がレギュラーに選ばれ、ぼくは落とされてしまいました。後輩は日ごろから顧問や先輩に気に入られていて、ぶっちゃけ実力はたいしたことないと思っています。要領のいい後輩のことが正直ムカつくし、部の中でうまく立ち回れない自分にもイライラします。3年なのにレギュラーを奪われたことも恥ずかしい。ベンチに入れない3年はぼくだけなんです。死にたいです」

 なるほど。後輩にレギュラーを奪われたことで、いろんなマイナス感情がわいてきてしまった、と。悔しい、恥ずかしい、死にたい。悩み=深刻ですよね。でも、その気持ちは、トラベラーさんの未来になにかをもたらすのかな?

「みんな悩んで大きくなった」はウソ

 世の中には「みんな悩んで大きくなった」という言葉がありますよね。でも、ぼくはその言葉はウソだと思っています。なぜか。人を成長させるのは、悩むことそのものではないと思うからです。
「うーん、どうしよう」と暗くなっていても、事態は何も進展しないし、もちろん自分自身が成長することもない。
 それでも、「みんな悩んで大きくなった」という言葉にある種のロマンを感じてしまうのは、それがストーリーとしてはとてもよくできて見えるから。フィクションの世界では「深刻さ」が物語をドライブさせる大きな機能として働くからです。
 小説、漫画、映画、演劇、アニメ。登場人物たちの葛藤が深ければ深いほどそこにドラマが生まれますよね。シェイクスピア劇の『ハムレット』には、「生きるべきか、死ぬべきか。それが問題だ」という有名なセリフがあります。劇中だとドラマチックですが、目の前でそんなことを友だちが言い始めたら「いやいや、どう考えても生きるべきですよ」って言っちゃいますよね。そこで主人公が「そっかー。まずは様子見てくるわ!!」なんてサクサク問題解決に当たり始めたら、ほぼコメディですよね。悲劇にはならない。『アドラー心理学で語るハムレット』なんてあったら、話がどんどこ進むんじゃないかなあ。
*1 シェイクスピア劇|16世紀後半~17世紀初頭にかけて活躍したイギリスの劇作家、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲(ぎきょく)を元にした舞台作品のこと。特に『ハムレット』のほか、『マクベス』『オセロ』『リア王』が四大悲劇と呼ばれている。
 それはそれとして、悩むから、悲劇として成立する。
 実は、悩みとは、深刻さとは、ぼくたちにとってこれ以上ない極上のエンターテインメント、実は楽しいことなんです。今、まさに悩んでる、ストレスを感じている人からすると、ふざけるな、って話かもしれませんが、まぁ、この先を聞いてください。

もくじ

はじめに
メソッド1
「不安」の正体を明らかにしよう
 -不安はどこからわいてくる?
 -不安は社会の原動力

 -不安の先には、死しかない
 -コミュニケーションからの完全な断絶が、死

 -「不安」はまったく役に立たないもの?
 -不安への対症療法は、「これからどうするか」

 -とりあえず、具体的にやってみる
 -具体化って超大事

 -「なんか大丈夫」感=セルフエスティーム
 -考えるよりも、行動しよう

 -人生で一番役に立たないプライドの話
 -手っ取り早くセルフエスティームを上げるには
 -COLUMN① パソコンは生産の道具、スマホは消費の道具
メソッド2
知らない人に話しかけてみよう
 -「モテたい!」は、叶うのか?
 -コミュ力は才能じゃない

 -知らない人に話しかけるために必要な持ち物
 -コミュニケーションとは、協力型のゲームだ
 -聞いたらダメ、やったらアウトってなんだろう?
 -人に好かれる方法はない
 -彼氏・彼女がほしい! だったら知らない人に話しかけよう
 -実践編① コミュニケーションに最も必要なのは「質問力」
 -実践編② 質問はWhyよりも、Who・When・Where・What・Howが有効
 -実践編③ 会話のきっかけ「木戸にたちかけし衣食住」
 -実践編④ 会話を「えっ!」でトラップする
 -実践編⑤ 間違った情報でもぶつけてOK
 -実践編⑥ 自分の気持ちを表現する=説明力
 -実践編⑦ あいさつをしよう、時間を守ろう
 -実践編⑧ 大きな声が出せていれば、なんか大丈夫
 -COLUMN② 「集中力」は「無視力」
メソッド3
“深刻ごっこ”禁止

 -悩みは自分に何をもたらす?
 -「みんな悩んで大きくなった」はウソ

 -深刻さとはエンタメである
 -決断だけが、人を成長させる
 -承認を目的とすることはできない
 -きみが不機嫌になるのはなぜ?
 -実践編① バンザイして悩んでみよう
 -実践編② 悩みから「暗くなる」をとっぱらってみる
 -実践編③ 適度に“深刻ごっこ”を楽しむ
 -実践編④ 悩むの禁止
 -実践編⑤ やりきることを目的にする
 -実践編⑥ 他人に期待しない
 -実践編⑦ 愛嬌最強説
 -COLUMN③ 引き出しを増やす方法
メソッド4
「面白そう!」さえあれば、人生は大丈夫
 -「夢を持て」って言うけれど
 -100個やって、どれか1個ハマればラッキー
 -今しかできないことをやろう
 -〇〇をやりたいのか、〇〇家になりたいのか
 -楽しむってなんだろう?
 -完全な自由はないけど、どの不自由にとらわれるかを選ぶ自由はある
 -結論。不安を解消する方法=知らない人に話しかける
おわりに

というわけで、今日はここまで。明日もよろしくお願いします!

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ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記ですー。

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