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書籍「あなたの不安を解消する方法がここに書いてあります。」 #全文公開チャレンジ 第7回

こんばんは。ニッポン放送・アナウンサーの吉田尚記です。

#ふあかい 全文公開の第7回は「メソッド1」のつづきからお届けします。

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メソッド1  「不安」の正体を明らかにしよう

人生で一番役に立たないプライドの話

 セルフエスティームがいかに重要かという話をしました。今度はもうひとつの自信、プライドについて、少し角度を変えて考えてみたいと思います。
 タイにチュラロンコン大学という、日本でいう東大のような有名大学があります。実はアジアの最難関大学といっても過言ではないほどのレベルの高い大学です。
*10 チュラロンコン大学|タイで高等教育を受けられる初の学校として、1971年、バンコクに設立された大学。「タイの東大」とも言われるほどの難関。
 でも、たとえば日本で「俺、チュラロンコン大学出てるんだよね」とドヤったとしても、「は?」ってリアクションされることが多いんじゃないでしょうか。言葉の響きがちょっとおもしろいし。実際は超難関大学だったとしても、そのことを知らない人には意味がない。
 逆にタイに行って、「俺、東大出てるんだよね」って道行く中学生に得意顔で自慢したとしても、きっと「は?」ってリアクションしか返ってこないでしょう。
 プライドなんて相手や場所が変われば、まったく意味がない。周りから認められないと自分を認められないなんて虚しいですよね。プライドなんて何の役にも立たない!

 感じの悪い人は、セルフエスティームが低く、このプライドが高い状態といえると思います。潜水艦がソナーを打たないと、今自分たちがどこにいるのかわからないのと一緒で、誰かより優位に立っていることをまわりからの反応で確認できないと、じりじり不安になってしまう。わざわざそういうことをするということは、自分自身と一対一で向き合った内心は不安だってことです。彼らは人をバカにしていても、常にどこか不安か、不満がある。
*11 ソナー|水中で音波を伝播(でんぱ)させ、物体を探知する装置。自ら音波を放ち対象を探るアクティブ・ソナーと、対象の音波を捉えるパッシブ・ソナーがある。潜水艦をはじめ、漁業などでも活用されている。
 行動を「○○になりたい」という目標で考えると、この状態になってしまいやすい。「to be」は地位を占めようとすること。他人に認めてもらえないと行けない場所に立とうとするのはプライドを満たそうとする行為です。その結果、「自分は学校のイケてるグループの一員だから大丈夫」という心理状態になったら、これはもう完全無欠の感じの悪いプライド人間です。
 クラス全員のセルフエスティームが高ければ、いじめなんて起きっこない。セルフエスティームが高い=他人と自分を比較する必要がない。いじめは比較してプライドを満たそうとする行動の最悪の形です。
 とにかくそれぞれが自分のやりたいことに邁進している状態。自分はこれがやりたい! どうすればもっとうまくできるようになるんだろう? ってことをとことん追求していれば、毎日めちゃくちゃ忙しくて、楽しいですよね。

 この章では、「陰キャとからかわれていないか不安」という相談を出発点にしましたが、章の最後に言ってしまえば、そんなことを言ってくる人たちとは付き合う必要はないとぼくは思います。

 勝手にレッテルを貼って、からかってくる人がいたら、「あいつ、暇なんだな」って思えばいい。夢中になれるものがない悲しい人にすぎません。
 そんな人に何を言われようとも、気にしなくて大丈夫。人生は有限です。くだらない人の相手をするよりも、自分のやりたいこと、興味が持てることに集中して、セルフエスティームをどんどん上げていきましょう!

もくじ

はじめに
メソッド1
「不安」の正体を明らかにしよう

 -不安はどこからわいてくる?
 -不安は社会の原動力

 -不安の先には、死しかない
 -コミュニケーションからの完全な断絶が、死

 -「不安」はまったく役に立たないもの?
 -不安への対症療法は、「これからどうするか」

 -とりあえず、具体的にやってみる
 -具体化って超大事

 -「なんか大丈夫」感=セルフエスティーム
 -考えるよりも、行動しよう

 -人生で一番役に立たないプライドの話
 -手っ取り早くセルフエスティームを上げるには
 -COLUMN① パソコンは生産の道具、スマホは消費の道具
メソッド2
知らない人に話しかけてみよう
 -「モテたい!」は、叶うのか?
 -コミュ力は才能じゃない
 -知らない人に話しかけるために必要な持ち物
 -コミュニケーションとは、協力型のゲームだ
 -聞いたらダメ、やったらアウトってなんだろう?
 -人に好かれる方法はない
 -彼氏・彼女がほしい! だったら知らない人に話しかけよう
 -実践編① コミュニケーションに最も必要なのは「質問力」
 -実践編② 質問はWhyよりも、Who・When・Where・What・Howが有効
 -実践編③ 会話のきっかけ「木戸にたちかけし衣食住」
 -実践編④ 会話を「えっ!」でトラップする
 -実践編⑤ 間違った情報でもぶつけてOK
 -実践編⑥ 自分の気持ちを表現する=説明力
 -実践編⑦ あいさつをしよう、時間を守ろう
 -実践編⑧ 大きな声が出せていれば、なんか大丈夫
 -COLUMN② 「集中力」は「無視力」
メソッド3
“深刻ごっこ”禁止
 -悩みは自分に何をもたらす?
 -「みんな悩んで大きくなった」はウソ
 -深刻さとはエンタメである
 -決断だけが、人を成長させる
 -承認を目的とすることはできない
 -きみが不機嫌になるのはなぜ?
 -実践編① バンザイして悩んでみよう
 -実践編② 悩みから「暗くなる」をとっぱらってみる
 -実践編③ 適度に“深刻ごっこ”を楽しむ
 -実践編④ 悩むの禁止
 -実践編⑤ やりきることを目的にする
 -実践編⑥ 他人に期待しない
 -実践編⑦ 愛嬌最強説
 -COLUMN③ 引き出しを増やす方法
メソッド4
「面白そう!」さえあれば、人生は大丈夫
 -「夢を持て」って言うけれど
 -100個やって、どれか1個ハマればラッキー
 -今しかできないことをやろう
 -〇〇をやりたいのか、〇〇家になりたいのか
 -楽しむってなんだろう?
 -完全な自由はないけど、どの不自由にとらわれるかを選ぶ自由はある
 -結論。不安を解消する方法=知らない人に話しかける
おわりに


というわけで、今日はここまで。続きはまた明日!

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