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書籍「あなたの不安を解消する方法がここに書いてあります。」 #全文公開チャレンジ 第17回

こんばんは。ニッポン放送・アナウンサーの吉田尚記です。

#ふあかい 全文公開の第17回。本日も引き続き実践編をお届けします。

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メソッド2  知らない人に話しかけてみよう

実践編② 質問はWhyよりも、Who・When・Where・What・Howが有効

 では、想定内の悪手であるところの、「今日は何かお探しですか?」をぶつけられてしまったとしたら。
 特に答えることがないときは質問返しが有効です。
 たとえば、「この時期って、みんな何を探してるんですかね?」。
 こちらから具体化して、相手に答えやすい質問を提示する。
「何かお探しですか?」はあいさつのようなものですから、「この店って、前からありましたっけ?」「何時までお店やってますか?」「店員さんはおひとりですか?」とか、全然違う角度からの返しでもいい。いずれにしろ、相手がスムーズに答えられるような質問をすることが大事。
 では、ちょっと目先を変えます。「なぜ、それを聞くんですか?」という質問はどうでしょうか? ちょっと、店員さんもぎょっとしそうです。「なぜ」は、具体性がなく、考えずに答えられない質問だからです。
「なぜ」と訊いた有名な質問に、「なぜ山に登るのか?」というのがあります。これに対して、登山家ジョージ・マロリーは、「そこに山があるからだ」と答えたそうですが、日常の会話では、別に歴史上に残る名言なんて求められていないわけです。これ、マロリーはすごいですけど、日常会話は、インタビューではありません。会話の中で「そこに山があるからだ」と言われたとして、その後、どうやって話を広げていいかわからないですよね。「お、おう……」くらいしか返せない。
*5 ジョージ・マロリー|1886年生まれ、1924年没。イギリスの登山家。世界初のエベレスト登頂を目指し、1920年代に遠征隊に参加。3度目の遠征時に行方不明となるが、1999年にその遺体が発見された。
 今ぼくが、あなたに「なぜ、この本を手にとったんですか?」って聞いたら、どう返事をすべきか少し考えてしまうかもしれません。でも、「どこでこの本を買ったんですか?」だったらすぐに答えられませんか? あるいは「いつこの本を買ったんですか?」でも、悩みませんよね。
 質問は「Why」よりも、「Who・When・Where・What・How」が有効なんです。具体的に答えられるから。
 会話は、相手の人生観を問うような重たいインタビューじゃない。即答できる質問・回答をポンポンと応酬させようとすればいいんです。なんなら、重たいインタビューって雰囲気だけそれっぽくて、軽い日常会話の方が真実に近いことの方が多いとすら思います。
 なので、私は自分の番組で、「なぜ、音楽をやっているんですか?」なんて訊いたりしないです。

もくじ

はじめに
メソッド1
「不安」の正体を明らかにしよう
 -不安はどこからわいてくる?
 -不安は社会の原動力

 -不安の先には、死しかない
 -コミュニケーションからの完全な断絶が、死

 -「不安」はまったく役に立たないもの?
 -不安への対症療法は、「これからどうするか」

 -とりあえず、具体的にやってみる
 -具体化って超大事

 -「なんか大丈夫」感=セルフエスティーム
 -考えるよりも、行動しよう

 -人生で一番役に立たないプライドの話
 -手っ取り早くセルフエスティームを上げるには
 -COLUMN① パソコンは生産の道具、スマホは消費の道具
メソッド2
知らない人に話しかけてみよう

 -「モテたい!」は、叶うのか?
 -コミュ力は才能じゃない

 -知らない人に話しかけるために必要な持ち物
 -コミュニケーションとは、協力型のゲームだ
 -聞いたらダメ、やったらアウトってなんだろう?
 -人に好かれる方法はない
 -彼氏・彼女がほしい! だったら知らない人に話しかけよう
 -実践編① コミュニケーションに最も必要なのは「質問力」
 -実践編② 質問はWhyよりも、Who・When・Where・What・Howが有効
 -実践編③ 会話のきっかけ「木戸にたちかけし衣食住」
 -実践編④ 会話を「えっ!」でトラップする
 -実践編⑤ 間違った情報でもぶつけてOK
 -実践編⑥ 自分の気持ちを表現する=説明力
 -実践編⑦ あいさつをしよう、時間を守ろう
 -実践編⑧ 大きな声が出せていれば、なんか大丈夫
 -COLUMN② 「集中力」は「無視力」
メソッド3
“深刻ごっこ”禁止
 -悩みは自分に何をもたらす?
 -「みんな悩んで大きくなった」はウソ
 -深刻さとはエンタメである
 -決断だけが、人を成長させる
 -承認を目的とすることはできない
 -きみが不機嫌になるのはなぜ?
 -実践編① バンザイして悩んでみよう
 -実践編② 悩みから「暗くなる」をとっぱらってみる
 -実践編③ 適度に“深刻ごっこ”を楽しむ
 -実践編④ 悩むの禁止
 -実践編⑤ やりきることを目的にする
 -実践編⑥ 他人に期待しない
 -実践編⑦ 愛嬌最強説
 -COLUMN③ 引き出しを増やす方法
メソッド4
「面白そう!」さえあれば、人生は大丈夫
 -「夢を持て」って言うけれど
 -100個やって、どれか1個ハマればラッキー
 -今しかできないことをやろう
 -〇〇をやりたいのか、〇〇家になりたいのか
 -楽しむってなんだろう?
 -完全な自由はないけど、どの不自由にとらわれるかを選ぶ自由はある
 -結論。不安を解消する方法=知らない人に話しかける
おわりに

というわけで、今日はここまで。つづきは、また明日!

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ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記ですー。

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