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不要不急の人間関係に拘る大人達

最近、とある方から職場の人間関係について相談を受けることが多いのだが、実に無用な人間関係がのさばっているかを知り、虚しさと無意味さを感じることが多い。

もちろん、何か明確な理由があって喧嘩などしているならまだしも、理由や背景が不明確で、何となくの雰囲気や気性的な縄張り争いでのもめごとばかり。

まさに「不要不急」の人間関係と言えよう。今回は、そのような歪んだ人間関係について紐解いていこうと思う。

原因1. 手段の目的化したストレス発散

共通目的を持ち、何かを成し遂げようとする際はチーム内でぶつかり合うことはありますし、ブラッシュアップのためには必要でもあります。

しかし、聞く話の内容では、そういった「目的達成や目的不純に伴うストレスや意見の相違」では明らかにありませんでした。

「あの人が一緒に食堂でご飯を食べない」「この人が昼休憩中に監視してくる」「受付でのお客に対する態度がお利口ぶっている」

など、非常に理由が不明確で、幼い要因が多い。

また、現状の環境への不満も聞きます。パート勤務先の話の例では、パートが正社員について文句を垂れたり馬鹿にしたり、業務の不均衡な押し付け合いをしているようです。

原因2. 自己防衛のための揉め事

出る杭は打たれるといいますが、自身の立場が脅かされると人は自己防衛に走ります。自己防衛が正しい行動かどうかは原因によりますが、今回聞く話での原因は、「仲間外れになるのが怖い・不利益を被る」です。

話を聞くところでは、事務所内のパートでボス的な人がいるらしく、周りに取り巻きがいて、今日は〇〇さんが見張り係、△△さんが情報収集係、、、と役割分担し、子分達が従うそうです。そして、従わない人や新人たちを監視し露骨に孤立させ、自分達の立場を相対的に持ち上げようと必死なのです。なのです。

原因3. 無関係なストレスを職場に持ち込む

もう一つ要因としてあるのが、家庭のストレスを持ち込んだり、自身の自己実現できなかった過去に対するストレスを持ち込み、周囲に発散する場合です。周囲の人にはそんな話知ったこっちゃないですので、迷惑になりやすいです。一部の親友を除き、そういったことはたいていプラスに働きません。マイナスの言葉・態度はマイナスの結果しか生み出しません。

原因4. 思考停止し環境に頼るミーハー癖

自分たちの人生は自分の意志と行動によって形作られるはずですが、揉め事を起こす人たちはそのような基本を忘れ、認識をしません

彼らにとっては、

「自分たちの人生は環境によって流され、その環境が正しく自分たちを引き上げてくれない」

と思っています。

もちろん、人は環境の子ですし、向上心のある環境に身を置くことは非常に効果的ですが、そういった出来た人たちは自ら環境を腐らせ迷惑をかけません。自立した考えと行動自ら環境を良いモノへ再構築していく能力を持っています。

環境を良くする能力とは、現状に抱える課題を正しく認識し、要因を辿り、改善し、周囲の人へ広げていく力です。

言い換えれば、自ら環境を創出できる人間、発信できる人間です。

残念ながら、環境を乱す問題児は環境に文句をつけ、その環境を良いものに変えようとせず、その中にテリトリーとヒエラルキーを生み出し自己正当化を図ります。


環境を支配しようとする人ほど、一番環境に支配されています。

環境を抜けられないから、お山の大将、井の中の蛙になろうとするのです。



対策1. その環境にいる目的を再認識しよう

あなたが悩む環境が職場であるならば、まずは「労働の対価として給料をもらいに来ている。だから職場で過ごしている」という基本にまず立ち返りましょう。揉め事を起こしに職場に来ているのは明らかに間違いです。環境に流され思考停止している人ほど、場当たりで物事を考え、感情をまき散らします。

目標に向かって尽力する人は思考がシンプルですし、迷いがありません。ストレスの質も良質で、自身を高めるための活力となっており、他者へ悪影響を与えるものではありません。

目的意識が十分であるかどうか、今一度自身に問いかけてみましょう。


対策2. スキルを身に着け人材としての自由を手に入れよう

環境は個人の力で簡単には変えられません。時には環境を変えたり、同じ環境下でも自分の立ち位置や役割、ポジショニングを変える必要もあるでしょう。

そうしたときに必要なのが、人材としての応用力、スキルです。

国家資格のような大それた資格でなくても構いません。エクセル・ワード・アクセスなどのOfficeソフトのスキル、英語などの言語力、Adobeなどのクリエイティブソフトのスキル、財務のスキルなど、日常業務の延長線上にあると便利なスキル地道にコツコツと鍛えていきましょう。

こればかりは日頃の練習の継続と情報サーチによってしか得られません。それに、継続的努力を必ず見て評価してくれる人はいます。

そして、学んだ内容を業務へ活かし、アウトプットとして発信していきましょう。


まとめ:人間関係に人間関係で対抗するな。努力とスキルで対抗しろ。

人間関係に対して人間関係をもって小手先で対抗しても、環境は解決できません。同類になるだけです。

仕事で地道に貢献し結果を残すことで初めて、

自らの力で環境に良い方向で干渉し、対抗できます。そのことを必ず忘れないでください。

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