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本のこと

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#読書の秋2022

【kamebooks】たった一坪のスペースに、アイデアと愛情がたっぷり詰まった本屋さん(千葉県市川市)|本の棲むところ(1)

【kamebooks】たった一坪のスペースに、アイデアと愛情がたっぷり詰まった本屋さん(千葉県市川市)|本の棲むところ(1)

昨日はひさしぶりの晴天に恵まれたので、以前から気になっていた千葉県市川市のインディーズ書店「kamebooks」さんを訪ねました。面白いアイデアに溢れた本屋さんでしたので、さっそくご紹介させていただきます!

わずか一坪のスペースに、本がぎっしりと並べられた空間はまるで秘密基地のよう。ちょっと緊張しつつも、ワクワクが止まりません……さあ、いざ店内へ!

一般の書店では出会えない本もコの字型に配され

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【本】君は「負け犬」だが、それは君自身のせいではない。。。これは数学の問題なのである。われわれは自らを比較するのに、わざわざ都合の悪い相手を選んでしまう傾向にあるものだ。

あらゆる自己啓発本より、面白い一冊。これまでの事項啓発本で幸せになれた人は読まないでくださいという帯。笑。

【本】『友人とは、趣味が一緒の人ではなく、会話の抽象度が一瞬の人である。』『言葉って、人間の最強のツールであり、かつ最大の弱点なんですね。抽象化の話をしていると、結局は言葉に行きつくし、すべてのコミニケーションギャップも言葉から生まれる。』言葉のズレと共感幻想

【本】もしあの時、あの選択をしていたならば…『マチネの終わりに』平野啓一郎

【本】もしあの時、あの選択をしていたならば…『マチネの終わりに』平野啓一郎

ヒトは誰しもが、選択をして生きている。
住む場所、職業、パートナー…
50歳も過ぎれば、ヒトは誰しもが
「あのとき、あの選択をしていたなら、
あの行動をしていたら、
今の自分の人生は変わっていたかもしれない」
と思うこともあるだろう。

『マチネの終わりに』は、平野啓一郎氏作
自分の選択を信じ生きていく大人たちを描いた作品。
主人公の蒔野聡史と小峰洋子を中心に
混沌とした世界の中で、街や芸術を通じ

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【本】アラスカの自然、動物、時間、自分との対話-『旅をする木 星野道夫』

【本】アラスカの自然、動物、時間、自分との対話-『旅をする木 星野道夫』

最近は旅にも出られず、自分と仕事のバランスの取り方に悩んでいたところ、こんな本を手にしました。 『旅をする木  星野道夫』。
星野さんの詳しい人物像やお仕事、三浦春馬さんの人生をかえた愛読書の一冊だった事など、何も知らずに本を手に取ったのですが、星野さんの愛しみある文章、アラスカ、自然・動物に対する愛情深い内容に心に響く一冊となりました。

特に私の心に響いたのは、厳しく、壮大な、そして歴史

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