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こころとからだの関係

8月も下旬になりました。
夜風の涼しさを感じながら、虫の鳴き声を耳を澄ませて聞いている今日このごろです。
季節は、秋に近づいてますね。
 
私の好きな言葉をお伝えします。
 
「愛するとは、
 自分の幸せを相手の幸せに重ねることである。」
 (ゴットフリート・ライプニッツ)


からだのしくみ


普段からだは自律神経系・内分泌系・免疫系のバランスによって微妙に調節されています。



しかしストレスによりこのバランスが崩れたりすると、からだの病気が生じます。

逆にからだの病気はこころにも影響します。

また日常のストレスは食べ過ぎ・飲みすぎといった不健康な行動を通しても間接的にからだの病気を引き起こすので、お互いの関係をよく知っておくことは大切です。



こころとからだの関係


近年この関係について生物学的アプローチによる解明がなされて来ました。

脳の中も含め、からだの中では自律神経系・内分泌系、それに免疫系が複雑にクロストークしながらこころと身体の関係を微妙に調節しているというわけです。

種々の症状の一部は自律神経系のひとつ、交感神経の緊張状態で説明つきますし、またストレスにより女性の月経不順を来たすのは内分泌系の乱れからであり、試験のストレスで風邪をひきやすくなるのが免疫系の低下で説明できます。

ストレス状態が長期間続くとこれら三系の微妙なバランスは崩れ、こころだけでなく身体の病気も引き起こすというわけです。



ストレスと病気


こうしたことを手がかりにストレスによる病気を観察してみると、ストレスを上手に発散したり対処したりすることが下手であったり、ストレスをためやすい性格が原因で、からだの病気=心身症になりやすいことがわかってきました。



最近では例えば、病気と性格傾向やストレス対処様式との関係、あるいはその人の持っている遺伝的素質との関係が注目されて来ています。

糖尿病と抑うつとの関係もそのひとつの例ですし、冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)発症にタイプA性格行動様式が関係していると海外では報告されています。

タイプA性格様式の特徴として、時間的切迫と焦燥、競争を伴う達成努力、敵意性と攻撃性です。

他方で直接的に関係しなくても、ストレスが食べ過ぎや飲みすぎといった不健康な健康管理の行動を通して身体の病気(肥満や糖尿病・アルコール性肝障害など)を間接的に引き起こしている点にも注目がなされています。

いわゆる「生活習慣病」と言われるものにもこうしたこころとからだの関係に目を向けることが大切というわけです。



 
参考資料:厚生労働省ホームページ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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