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続けたい店は休む。週休2日制へ。 【八百屋から見た“食“no.6】

ひとり親方で法人10期を終えます。
学生インターンからカウントすると八百屋歴20年弱。。
トマトも食べられんかった奴がわからんもんです。
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先手を打つ。
個人商店の醍醐味はコレしかないと言っていいです。
風を読み帆を張り、たまに風を読まずに突き進むバランス。

丸2年“棚上げ”していた【週休2日・週5営業日制】3月から実施します。
おかげさまでそれなりに盛況。週6営業で大穴があく日もありません。それでも続けるために決めました。商店街の食料品店・八百屋では珍しいかもしれません。

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週6→週5営業への変更案、
元々は2018年~2020年までに実施しようと準備をしていました。

しかし、2020年に入ると社会生活が一変。自宅調理需要が急増します。
即180°転換し「極力開ける」方針に変え、とにかく個人の体力続く限り開けました。一時的な働き手もどんどん入れて2020~2021年いっぱい営業しました。

迎えた2022年。
手伝ってもらったスタッフも本職に戻り“特別営業期間”を終えます。
暮らし・食生活が変わり2年。
先日のnoteのように“いまの生活が日常”と判断し、(私の体力任せだった)営業面を見直します。
“極力開ける”営業体制から
“長く続ける”営業体制への切替です。

良くも悪くも「目の届く範囲の運営」が個人商店の身上です。
販売・運営はスタッフを含めたチーム戦。
経営は経営主のソロプロジェクト。
所属/持ち場/立場が変わっても20代から続けていた週6(時に7)の9:00-23:00勤務。個人商店(特に食品製造/販売/飲食店)は皆そんなものですが、体力的に相当キツくなってきました。
怖いのは細かいミスが重なること。注意力低下&油断が重なり、品質(鮮度)管理が悪くなり、大きな事故やケガにつながることです。

フルタイム・フルボリューム・フルラインナップ・フルサービスの継続は、運営費用→販売価格の大幅な上昇を意味します。今後も食品価格&運営費(最低時給・賃料)は上昇します。note過去ログのように、価格維持は『中の人の頑張り』に依る局面がほとんど。限界があります。

私は上記3項目のうち「フルタイム」を削る選択をしました。先手を打つ。2年3年と続ける最善手と判断しています。その先はわからんので都度判断します。

営業日数が減るものの、1日の営業時間が長くなります。
今まで以上に充実した運営になるよう、開いてる日にめいっぱい営業します!
今まで以上に美味しい野菜の充実と“お買物を楽しむ場”を作り続けること、お約束します。今後ともご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

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