マガジンのカバー画像

写真

13
撮る、というより残すに感覚は近いかもしれない。22歳を前に迎えて、届ける写真も考えないとまだ死ねないと思うようになった。守りの残すと攻めの届ける、どちらも活動していきたい。間違い…
運営しているクリエイター

#写真

時を止めるのは、写真か死か。

時を止めるのは、写真か死か。

偶然にも、こんな文章を見つけたのだ。
永遠の停止行為。かなり面白い視点だ。確かに写真も自殺も永遠に停止される。

撮られたものは、意図的に編集を加えない限り残り続ける。だからこそ、停止(記録)される一瞬に瞬きをしないように気をつけ、その瞬間が残念なものにならないようカメラマン達も工夫する。

自殺は、対象者の評価や印象が止まる。いや、自殺と書いているが、死は全て当てはまるのではないか?事故死でも、

もっとみる
写真家にもフォトグラファーにもなれない。

写真家にもフォトグラファーにもなれない。

2023年の冬から写真とフォトグラフィーの定義、考え方の違いについて触れ続けている。

そして以前、写真的要素を成長させたいといった記事も書いた。

明らかに照明機材やカメラをの知識が劣っているため、仕事でのパフォーマンスが落ちてしまうからだ。

現状として、私は自身の表現にファンが付き、金銭になる人間ではない。するべきはクライアントワークである。他者の願望に寄り添うこと、依頼主を満足させること。

もっとみる
利休での安寧、泡のような記憶。

利休での安寧、泡のような記憶。

かつての写真を部屋に貼る。
丁寧に、自身のルーツを辿るように。

そうだ、私は旅館で生まれた。
草津町で生まれたのだ。
間違いなく山口大空という人間の核には温泉がある。

家に温水が出ないタイミングでもあるので、久しぶりに利休へ向かった。本来は地元の温泉に浸りたいが、こちらも馴染みの場所なので良い。

父の姿、父親

滝風呂で目を瞑る。
今までこの場所で何を見てきたのか?
何を聞いてきたのか?

もっとみる
写真ではないもの。

写真ではないもの。

作為的かつ部分的な加工を施されたモノは、写真なのか。自身の定義ではイエスとは言えない。

残念ながら、CMで売り出されている某スマートフォンの写りを変更する機能は写真とは呼びたくはない。

前提だが、作り手の多くが辞書も知らない自らの定義や思想を設けている上で、アイデンティティや表現者としての世界観をそれらが構築していると言ってもよいと考える。なので、他者の定義や主観は尊重したい。この内容や今後も

もっとみる
写真と色彩。

写真と色彩。

写真を撮る上で色というのは考えざるを得ない。これはビジネスでも自己表現だとしても切っても切り離せない。色は、工夫次第で心理的な効果をいくらでも与えることができるし、統一感や世界観の演出もできる。

本物と同じ色の再現は難しいまず、この世界において現実での色を写真で完璧に再現するのは難しいという話をする。

そもそもスマートフォンもデジタルカメラも露光やホワイトバランス、フィルター、レンズなどの設定

もっとみる
変わらないもの

変わらないもの

懐かしい場所。

小さな本屋さんしかない地元から40分近くかかるこのお店。

ビデオやCDが豊富に揃ってて、夢のような場所。

あの日、大きく見えた高校生の背中はもうないし、借りていた最新刊は随分色褪せていた。

思い出を感じる為に寄ったが、そこには聴いたこともなかったYOASOBIの新曲。

当たり前だ。

変わらないものなんて、ほとんどない。

変わらないものはないこの曲のこの歌詞を聞くたび、

もっとみる
スナップ写真と幸福度

スナップ写真と幸福度

2021年12月9日の記事です

白に覆われた世界、朝から電車が遅延するほどの霧に包まれた日常は普段と違う姿を見せた。

今日は、そんな特別を残そうとスナップ写真を沢山撮った。ちょっとだけリマインダーを無視して、人生を記録した。

好きな音楽を聴いて撮影した写真を現像する時間は、自分にとって特別で、幸福度が高い。なので、仕事で行き詰まった時や疲労が蓄積した段階で、この作業を挟むように意識している。

もっとみる
フレームの中で、これからも生きる。

フレームの中で、これからも生きる。

友人の家族写真を撮影したので、その引き伸ばしのため、車に乗り込む。

カメラのキタムラでフレームを購入。待ち時間、暇が嫌いなのでハンドルを握る。
少しゆくと近所に素敵なカフェ。

ROBSON COFFEEさん。

店内の暖色と、味のある茶色。高彩度の水色がアクセントになっていて特徴的。

Nihaさん等のゆったりとした楽曲が流れており、プレスで抽出されたエチオピアは、深煎りでフルーティーさとコク

もっとみる
写真についての初考。

写真についての初考。

写真とは

写真。カメラで撮影した一瞬。なにも考えず写真という二文字を深く掘ることもなく生涯を終える人生がオーソドックスだろう。

ネガな思考を悩みと名付け、日々悩み続ける我ら現代人も、「写真とはどんな存在なのか?」なんて疑問が、脳内に浮かんだ者は少ない。

しかし、私は写真と生きる生業を選んだことで、失礼なく向き合う為に、思考をし、悩むことは最早義務に近いと思うYouTube

写真とは何なのか

もっとみる