「整える」一年にします

最近、暇さえあれば部屋の片づけをしている。

片付けというのは、主に掃除、断捨離、手入れ、など。

片づけていると、落ち着く。

心まで綺麗に片づけられているよう。

「片付けの魔法」(近藤麻理恵さん著)

去年、この有名な一冊の本を読んだことをきっかけに、私の片付けライフは始まった。

二か月ほど前から気分が落ち込んでいた。

そんな時に、片付けは効果的だったようで、片付けの凄さを思い知った。

本当に、ずいぶんとこの本には助けられた。

そして、今年に入って、偶然

「整える、こと」(広瀬裕子さん著)

という本を読んだ。

読み終わった後、この本が大好きになった。

広瀬さんの考え方や暮らし方が、今の私にカチッとはまって、

「これは今、私に必要なことだ」

と直感した。

私は漠然と「ものを整理させたい」と思っていたけど、この本には

「どうして今そういう(ものを整理させたいという)気持ちになっているのか」

「掃除とは、汚れを取り除くだけではなく、自分の心と向き合う時間」

など、読んでいて心地よい文章がたくさん書かれていた。

今、私は生活のすべてを「整えて」いる。

部屋の片付けも、友達との関わり方も、大学への通学手段も、財布の中身も、家事のシステムも、たくさん。

「整える」ことで、私の気分が少しずつ良くなってきた。

「整える」ことが嫌いな人もいるかもしれない。

「マメだよね」「意識高いね」「丁寧だよね」

こんな言葉たちを、たまに言われる。

悪気はないのだと思う。

でも、そこに、たまに違和感を感じてしまうことがあって、わざとそんな自分を押し隠していたこともあった。

でも、やっぱり、私は「整える」ことが好き。

誰にどう思われようが、私は私の「好き」を信じることに決めた。

人は多くのものを持っては生きていけない。

最近そう思った。

それはものでもそうだし、人でもそうだし、情報でも。

情報に関してだけど、私は悩み事があると、答えを探して何冊も本を読んでしまうという癖がある。

本が好きだから、本から摂取する情報が圧倒的に多い。

でも、最近読んだ本に(また本、笑)、「知識と思考は似ているようで正反対のものだ。多すぎる知識は、時に自分の思考を妨げる」という趣旨の内容が書いてあって、私はそれを見た瞬間はっとした。

(たしか松浦弥太郎さんの「考えるコツ」という本だった気がする。)

「私は情報を持ちすぎているな」、とその時気が付いたのだった。

誰かの経験や知識を借りているだけなのに、すっかり自分のものとしてしまっていた。

誰かの経験を追体験することも大切だし面白いけど、私の人生だから、せっかくなら、自分の目で見て、自分の心で考えることも大切だよね。

そう思った。

あと数か月で、新しい場所に引っ越す。

引っ越しにはやることがたくさんあるけど、「整える」いい機会だから、毎日を丁寧に「整えて」いきたいな…☻

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