信じるけれど、期待はしない
仕事でもプライベートでも、一緒に物事に取り組む相手に対しては、「信じるけれど、期待はしない」というスタンスで関わっています。
過去、たくさんの人たちと、何度も何度も、新しいプロジェクトにチャレンジしたり、イベントを企画しましたが、それが全て上手くいったかといえば、そうではありません。
むしろ、失敗した経験の方がたくさんあります。
もちろん、僕自身の力不足でダメだったことは事実ですが、そうは思っていても、頭の中では“僕も悪いけど、相手も悪い”と思ってしまうことがありました。
「わかりました!」
「〇日までにはやります!」
「一緒に頑張りましょう!」
こんな感じの“綺麗な言葉”は、耳が腐るほど聞きましたし、聞き飽きました。
それでも結局、連絡なしで飛ばれることや、言い訳のオンパレードが始まったりと、「彼らは、以前に自分で言っていたことすら覚えていないのか…」と呆れてしまうほど。
でも、あるときに、ふと思ったんですよね。
相手に期待するのも、相手を信じるのも、全ては自分自身が選択していたんだということを。
そこで決めたんです。
もう、“自分以外の相手には期待しない”と。
だって、もしまた誰かを期待して、それが上手くいかなかったら、きっと…
「相手が悪い!」
「何で〇〇してくれなかったんだろう」
「少し前まで、□□だって言ってたじゃん!」
と、相手のせいにしてしまうから。
だから、相手に期待する、ということをやめました。
でも、それでも他者と何かに取り組むときは、期待はしないけど、相手を信じることを大切にしています。
相手を信じるだけなら、自分への精神的ダメージはあまり大きくはないし、もしプロジェクトが途絶えてしまったとしても、相手に期待はしていないので、自分でカバーできる方法も視野に入れて動けます。
「信じるけれど、期待はしない」
こんなことを言うと、
「酷いやつだな」と感じる人もいると思います。
でも、少し考えてみてください。
実際に自分を守れるのは、自分自身しかいないんですよね。
誰かが守ってくれるなんて思っていて、もしそれが叶わなかったとしたら、きっと「何で守ってくれないんだ!」と思うでしょう。
それでは、次の一歩を踏み出すことはできません。
誰かに期待して、他責ばかりな人生を送るよりも、全ての出来事を全て自分の責任として受け止める。
これだけでも、人生はすごく楽になるんです。
信じるけれど、期待はしないことは、決して簡単なことではありません。
人によっては、これまでの自分の人生を全否定することになるかもしれません。
でも、相手に期待するのをやめたら、僕はとても楽になりました。
もし、どうしても今の状況が辛いと感じているのであれば、一度“相手に期待することをやめること”を試してみてはいかがでしょうか。
それでは今日はこの辺で。
本日もお疲れ様でした。
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