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スティーヴン・キング 『書くことについて』から考える、習慣の力。

こんにちは。デイリージラフです。お元気ですか?

スティーヴン・キングさんを知っていますか?

アメリカの作家で有名な作品では、『スタンドバイミー』や『グリーンマイル』の原作を書いたベストセラー作家です。

この本は、ベストセラー作家が、幼少時代の日々から現在に至るまでに半生を綴った自伝的な内容になっています。

この本で面白いところは、習慣の力についての文章。早速紹介させてもらいます。

気分が乗らなかったり、イメージが湧かなくなったからといって、途中で投げ出すのはご法度だ。いやでも書き続けなければいけない。地べたにしゃがみこんでシャベルで糞をすくっているとしか思えないようなときに、いい仕事をしていることはけっこうあるものだ。

新年に立てた目標を今も変わらず、達成に向けて努力している人はどれだけいるだろうか?

おそらく、結構な割合で、諦めている人がいると思います。

スティーブン・キングさんは、習慣の力について力説する。”糞をすくっているとしか思えないような時に、いい仕事をしていることはけっこうある”と私たちを励ましてくれます。

逆に言えば、”糞をすくっているとしか思えない時”がきていないようでは、そこまでの努力をしていない・・・と言えるかもしれません。

ドアを閉めたら、書くことに真剣に向かい合い、やるべきことはかならずやりとげなければならない。
仕事場に入るときは、その日の目標を決めていたほうがいい。肉体の鍛錬と同じで、はじめのうちは目標を低く設定しておかないと、達成できなかったときに悔いが残る。
とりあえずは、1日千語あたりがいいと思う。ここであなたに優しい言葉をかけておこう。週に1日は休んでもいい。だがそれ以上は駄目だ。

村上春樹もランニングや毎日書く分量を決めて、習慣化している作家です。スティーブンさんも同じ部類の作家でしょう。

引用した言葉を読んでみると、習慣づけないと、長く活躍することはできない、ということを暗に示しています。

クリエティブな仕事というと、波乱万丈な生活をイメージします。けれども、長い期間にわたって活躍するアーティストは、瞑想を取り入れたり、食べ物に気を使ったりと、結構習慣の力をうまく利用していることに気づかされます。

ビートルズのポールマッカートニーは、菜食主義者で瞑想を積極的に取り入れているし、先に挙げた村上春樹もランニングやスイミングを行うことを習慣化しているアーティストの1人です。

アーティスティックな生活をする人でなくても、何かを達成するときの習慣の力の大切さについて考えさせられます。

最後に、スティーブンさんからの言葉をもう一つ引用したいと思います。

われわれがしなければならないのは、毎日朝の九時から正午まで、あるいは朝の七時から午後三時まで、自分がどこで何をしているかミューズに伝え続けることである。そうすれば、彼はいつかかならず姿を現し、葉巻をくわえながら、あなたに魔法をかけてくれるだろう。

そうなのです。

結局は、習慣化することにより、人生に魔法がかかるそうなのです。

だからこそ、今日からやりたいことを初めて、魔法がかかるその日まで、やりとげると決めて、続けるだけなのです。

結局は成功の方法はシンプルで、だからこそ、退屈でつまらないものに見えてしまうのかもしれません。

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