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日記

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2020年からは自分のために書いてます。
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2020年8月の記事一覧

映画『奇跡の人』 (1962)

映画『奇跡の人』 (1962)

人生が変わる映画に出会った時って、ズゴーーンと頭に衝撃が走って、胸がドキドキして、目頭がギューッと熱くなって、うまく言葉にできなくないですか?

昨夜、そんな映画に出会っちゃって、興奮を言葉に残しておきたいけど、なんて言ったらいいのかわからない……。

『奇跡の人』は目が見えず耳が聞こえない少女ヘレンケラーと、彼女を教育すべくやってきたサリバン先生の物語。ちなみにサリバン先生自身も目が悪くって、弟

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喪失の響き

わたしには文学の才能ってものがない。自分で書いていて虚しいほどにわかる。語彙は少ないし、小説も数えるほどしか読めたことがないし、コツコツと地道な作業を続けるのも苦手だ。

それでも、書かないと生きられない瞬間があったから、これまで書き続けてきた。

わたしが本当にやりたい芸術は音楽だ。音楽でなら、どんな言いたいことだって表現できる。音は血肉となってわたしの中を流れている。こどものころからずっと、記

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人はシェイクスピアにすらも慣れる

昔の洋画を重点的に観るようになってからひと月ほど経つだろうか、最初のうちは「すごい!白と黒ですべてが表現されている!」とかなり根本的なところにすら感動を抱いていたものだが、今では映画が白黒であることは当たり前に感じるようになり、逆にカラーの映画を観ると「うわっ、色が付いてる!」だの、「カラーなだけでなくデジタルではないか!」だの、過去から来た人のような反応を示すようになった。

そういう意味では私

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二年間外に出ないと夜に見る夢はどのように変化していくのか

謎の奇病にかかりし候、私がぶっ倒れたのは今から約二年前のことである。それからしばらくはぶっ倒れ度120%の生活を送っていたため記憶が全然ないのだが、半年近く経ってぶっ倒れ度が110%になったあたりで面白い出来事があった。それは夢の内容が変わってきたということである。

最初の半年間は、過去のそれまでと変わらない、日常生活と関連性があるのかないのか分からない、いかにも夢夢しい夢を見ていた。ところがど

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氷川きよしとテイラー・スウィフトの類似点

氷川きよしの様子が近頃どうも違っている、というのは皆さんご存知の通りだと思う。2019年の紅白歌合戦ではロックシンガーさながらにボディコンシャスな衣装に身を包みドラゴンボールの主題歌をソウルフルに歌い上げていた。それだけでなく、近頃のきよしは綺麗になろうとしている。どう見てもきよしは綺麗になりたいのだ。人は「綺麗になりたい」という欲求に取り憑かれると、(おのれの美の天井が見えるまで)止まらなくなる

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