いしも・ともり

★第10回ブックショートアワード優秀賞★ ★note創作大賞2024に挑戦中★ 応援よ…

いしも・ともり

★第10回ブックショートアワード優秀賞★ ★note創作大賞2024に挑戦中★ 応援よろしくお願い致します🙇‍♀ ※愛媛出身です♪だから🍊がアイコン🍊🤭🍊

マガジン

  • パラサイトな私の日常【創作大賞2024】

    創作大賞2024#恋愛小説部門の参加作品『パラサイトな私の日常』の全話マガジンです❢

  • 毒の反哺ーどくのはんぽー【創作大賞2024】

    【創作大賞2024】毒の反哺 全話集❢❢  ある日、田嶋美月の親友、斎藤由奈が廃墟ビルから転落死する。自殺か他殺か?亡くなった日の行動を追っていく。その過程で、被虐待児の存在が身近にあることを知り、ショックを受ける美月。由奈もまた、暗い過去を持つ当事者だった。パズルのピースが揃った時、意外な結末を迎える。社会派×ミステリー❢

  • PJ Novelフリー投稿マガジン

    • 94本

    PJ Novelとは「小説」を 軸に活動する “クリエイターズ コミュニティーです。 このマガジンにはメンバーの自由投稿作品を集めています。

  • てのひら小説作品集

    • 212本

    愛媛の作家によるてのひらサイズの短い小説。 500文字以下の小物に印刷したら映えるサイズ。 それが「てのひら小説」です。 1000文字超えてても2000文字以上でも「いや、これが私のてのひらサイズなんじゃい」と言い張る気持ちがあればそれでOK。 広がれてのひら小説の輪。

  • 朝、目が覚めたら…

    45歳主婦の中島美奈子は、ある朝、目が覚めると〇〇になっていた??朝はドタバタ。そんなことに構っている暇はない!主婦なら共感?! 奇想天外、神出鬼没?家族愛、親友愛あり。笑いあり、涙ありのドタバタコメディーです!

記事一覧

固定された記事

パラサイトな私の日常 第1話:再会

 有田悠。  事務職、8:30〜17:15勤務。17:14パソコンの電源を落とし、終業の合図と同時に席を立つ。 「お先に失礼します。お疲れさまでした」  ぽそりとつぶやく挨拶…

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パラサイトな私の日常 第9話:侑の過去

 混み合う電車でまた一時間半。終着駅が近付くにつれ、乗客はどんどん減っていく。その間、侑はほとんど口を開くことはなく、終点『下河原駅』に着いた。    悠が二週間…

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パラサイトな私の日常 第8話:クリスマスイブの約束

 あの日、夜遅くまで寒い公園で泣き続けて帰宅したら、翌朝から発熱した。何も考えられなかった。何も考えたくなかった。これまで有給休暇も病気休暇も取ったことのない悠…

「パラサイトな私の日常」をご愛読くださり本当にありがとうございますm(__)m マガジンのフォローも歓喜しております。先ほど投稿した第7話は処女作にはないエピソードです!以前読んでくださった方にも読んで頂きたいな♪ 今日も暑いですが皆様、お身体お気を付けてお過ごし下さいね😌

パラサイトな私の日常 第7話:加奈と侑

 二人がカフェを出ていったのを、西方加奈はカウンターの奥からこっそり見ていた。 『侑が女の人と一緒にカフェ? ありえないんだけど? あの女性は誰? かなり年上に…

パラサイトな私の日常 第6話:決意の崩壊

 「さっきの店員さんは……友だち?」  「え? あぁ……。友だちというか、家が隣で幼馴染っていうか。お節介な姉? 妹?って感じかな」    「そう……。か・彼女だ…

パラサイトな私の日常 第5話:カフェの店員

 5分程歩くと、レンガの建物に深緑色のドアが見えた。黒猫のシルエットに『カフェ・永遠』と書かれた看板がある。昔からあるレトロなカフェ……というより喫茶店と言った…

しゃんしゃん様の大好きな短編小説マガジンに追加して頂きました😭

しゃんしゃん 様の 『大好きな短編小説』マガジンに 『きょじんとこびと』を追加していただきました❢ 『好き』じゃなくて、『大好き』ですよ❢❢❢ ぐふふっ😏 (いけな…

パラサイトな私の日常 第4話:決意のルージュ

 カレンダーが最後の一枚になると街は、金や赤や緑で彩られ、人も街もソワソワしてくる。  『クリスマス』……それは、悠にとって何の関係も興味もないイベントだった……

パラサイトな私の日常 第3話:ほのかな想い

「侑くん? ……あの侑くんなの?」    低い声、高い身長、広い肩幅、骨ばった長い指。あのかわいい侑くんとは、似ても似つかない……。いや、よく見るとやはり目元はあ…

【創作大賞感想】仇討ちのその後/透瑠さま

創作大賞2024#漫画原作部門 仇討ちのその後 透瑠さま 「生きる」とは何か? 復讐を目的に生きてきた主人公がその目的を果たした時、「生きる」意味を失い、自らの命を…

パラサイトな私の日常 第2話:12年前

 12年前9月、2学期のはじまり——。  12年前、悠は終点『下河原駅』近くにある、河森中学校の3年生だった。人付き合いが苦手、いわゆる『コミュ症』の悠は、友人といえ…

こんにちは😊
私の処女作『パラサイトな私の日常』を創作大賞#恋愛小説部門用に、ブラッシュアップ中です!
訂正が多すぎて、間に合うのか不安ですが😅
キュン❤の部分が少なかったので、増やしていきたいなぁ……。が・頑張ります💪応援よろしくお願いします♪

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PJさまに創作大賞応援文を書いていただきました♪

紹介・感想が素晴らしすぎて、きょ・恐縮ですっっ❢❢❢ 本当にありがとうございました❢❢❢ PJさんは、ご自身の創作大賞用の大作を制作する傍ら、他の参加者の創作大賞…

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【創作大賞感想】すべての子どもは消耗品じゃない/これでも母🐿みんみん様

一気読みしました。文章を読むのが苦手な私が、読みやすい文章でした。 まずプロローグ。 我が子のかわいさ余って、これまで仲良くしていたお友達が発達障害だとの噂を聞…

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多数派が持つ価値観や常識は多数派にとって都合がいいというだけのモノであって、違う世界に行けば、これまでの常識が一瞬で覆る。まずは互いに知ることから始めたいな。そんなお話。

「きょじんとこびと」 https://note.com/warauyo/n/n4e30b24534a9

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パラサイトな私の日常 第1話:再会

パラサイトな私の日常 第1話:再会

 有田悠。
 事務職、8:30〜17:15勤務。17:14パソコンの電源を落とし、終業の合図と同時に席を立つ。

「お先に失礼します。お疲れさまでした」

 ぽそりとつぶやく挨拶は誰の耳にも届かない。当然何の反応もない。ロッカーで制服から私服へ着替えたら、最寄り駅まで徒歩10分。そこから1時間20分電車で揺られ、終点から2つ手前の『田河駅』で降り、家路につく。田河駅周辺は、南側を向けば山が広がり、

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パラサイトな私の日常 第9話:侑の過去

パラサイトな私の日常 第9話:侑の過去

 混み合う電車でまた一時間半。終着駅が近付くにつれ、乗客はどんどん減っていく。その間、侑はほとんど口を開くことはなく、終点『下河原駅』に着いた。
 
 悠が二週間前に大泣きした公園。
 12年前の数カ月間、二人が過ごした公園。
 相変わらず、古びたベンチは同じ場所にあり、二人の他には、誰もいなかった。

 駅の自動販売機で買ったホット缶コーヒーで手を温めながらベンチに並んで座る。無言の侑が口を開く

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パラサイトな私の日常 第8話:クリスマスイブの約束

パラサイトな私の日常 第8話:クリスマスイブの約束

 あの日、夜遅くまで寒い公園で泣き続けて帰宅したら、翌朝から発熱した。何も考えられなかった。何も考えたくなかった。これまで有給休暇も病気休暇も取ったことのない悠が、初めて二日連続欠勤した。
 
 うつろな頭でベッドに横たわったまま、インターネットで『失恋』と検索してみる。
 
 ・失恋の時やってはいけないこと〇選
 ・失恋の辛さはいつまで続くのか?
 ・失恋した時はどうすればいい?
 ・失恋から立

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「パラサイトな私の日常」をご愛読くださり本当にありがとうございますm(__)m マガジンのフォローも歓喜しております。先ほど投稿した第7話は処女作にはないエピソードです!以前読んでくださった方にも読んで頂きたいな♪ 今日も暑いですが皆様、お身体お気を付けてお過ごし下さいね😌

パラサイトな私の日常 第7話:加奈と侑

パラサイトな私の日常 第7話:加奈と侑

 二人がカフェを出ていったのを、西方加奈はカウンターの奥からこっそり見ていた。

『侑が女の人と一緒にカフェ? ありえないんだけど? あの女性は誰? かなり年上に見えたけど、何かの勧誘とかじゃ……ないよね?』
  
 加奈は週に3回、学校終わりに17:00~20:00まで、カフェ永遠でアルバイトをしている。侑がカフェに……、しかも女性と一緒に来るなんて、加奈にとっては晴天の霹靂だった。

 加奈と

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パラサイトな私の日常 第6話:決意の崩壊

パラサイトな私の日常 第6話:決意の崩壊

 「さっきの店員さんは……友だち?」

 「え? あぁ……。友だちというか、家が隣で幼馴染っていうか。お節介な姉? 妹?って感じかな」
 
 「そう……。か・彼女だったりして……?」

 口から心臓が飛び出そうなのに、聞かずにはいられなかった。怖くてたまらず、震える手をもう片方の震える手で押さえる。
 
 「ち・違うよ! そんなんじゃないよ。本当に兄妹みたいな感じで……。加奈……、あいつ、加奈って

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パラサイトな私の日常 第5話:カフェの店員

パラサイトな私の日常 第5話:カフェの店員

 5分程歩くと、レンガの建物に深緑色のドアが見えた。黒猫のシルエットに『カフェ・永遠』と書かれた看板がある。昔からあるレトロなカフェ……というより喫茶店と言った方が的確か。ドアと開けると、チリンチリンとドアベルが鳴る。「いらっしゃいませ」という声が聞こえて、そちらを向くと、今しがたバイトに入ったばかりなのか、エプロンを後ろで結びながら、ポニーテールがよく似合う、かわいい女の子が、奥から出てきた。

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しゃんしゃん様の大好きな短編小説マガジンに追加して頂きました😭

しゃんしゃん様の大好きな短編小説マガジンに追加して頂きました😭

しゃんしゃん 様の
『大好きな短編小説』マガジンに
『きょじんとこびと』を追加していただきました❢

『好き』じゃなくて、『大好き』ですよ❢❢❢
ぐふふっ😏
(いけないいけない、素が出てる……)

しかも一番乗りです❢❢❢
ぐふふっ……(いけないけない……🤣)

『きょじんとこびと』は、マイノリティとマジョリティのお話です。

人種、女性、障がい、言葉、内的性別 等々

マジョリティ―が作った

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パラサイトな私の日常 第4話:決意のルージュ

パラサイトな私の日常 第4話:決意のルージュ

 カレンダーが最後の一枚になると街は、金や赤や緑で彩られ、人も街もソワソワしてくる。
 『クリスマス』……それは、悠にとって何の関係も興味もないイベントだった……が、今年は何だか違った。
 ふいにクリスマスカラーのポスターに目が留まる。赤いドレスを身にまとった眼力の強い女優がこちらを見つめる中吊りポスター、この冬限定の口紅の広告だった。
 
 『この冬あなたはどうなりたい——?』
 
 そのキャッ

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パラサイトな私の日常 第3話:ほのかな想い

パラサイトな私の日常 第3話:ほのかな想い

「侑くん? ……あの侑くんなの?」
 
 低い声、高い身長、広い肩幅、骨ばった長い指。あのかわいい侑くんとは、似ても似つかない……。いや、よく見るとやはり目元はあの『侑くん』だった。幼稚園児だった男の子が急にカッコいい青年となって姿を現した。

 オレンジ色の夕日が向かいの窓から差し込むのを、眩しそうに手で影を作りながら、目を細めて私だけに向ける笑顔。映画のワンシーンみたいだ。一瞬、少女漫画みたい

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【創作大賞感想】仇討ちのその後/透瑠さま

【創作大賞感想】仇討ちのその後/透瑠さま

創作大賞2024#漫画原作部門 仇討ちのその後 透瑠さま

「生きる」とは何か?
復讐を目的に生きてきた主人公がその目的を果たした時、「生きる」意味を失い、自らの命を絶とうとするところから物語は始まります。そこで出会った一人の男。
「どうせ捨てる命なら自分の用心棒になってくれ」と伝えます。
その男は、日常的に刺客に狙われていました。しかし、その男は強く、用心棒である「私」の出番はありません。主人公

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パラサイトな私の日常 第2話:12年前

パラサイトな私の日常 第2話:12年前

 12年前9月、2学期のはじまり——。

 12年前、悠は終点『下河原駅』近くにある、河森中学校の3年生だった。人付き合いが苦手、いわゆる『コミュ症』の悠は、友人といえる友人もおらず『これが中学生最後!』と熱の入るイベントにも興味はなく、体育祭の準備に燃える同級生たちを横目に、ただひたすら邪魔にならないように影を潜め、小さくなって過ごしていた。
 
 夢中になれるものもなく、かと言って学校が終わっ

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こんにちは😊
私の処女作『パラサイトな私の日常』を創作大賞#恋愛小説部門用に、ブラッシュアップ中です!
訂正が多すぎて、間に合うのか不安ですが😅
キュン❤の部分が少なかったので、増やしていきたいなぁ……。が・頑張ります💪応援よろしくお願いします♪

PJさまに創作大賞応援文を書いていただきました♪

PJさまに創作大賞応援文を書いていただきました♪

紹介・感想が素晴らしすぎて、きょ・恐縮ですっっ❢❢❢
本当にありがとうございました❢❢❢

PJさんは、ご自身の創作大賞用の大作を制作する傍ら、他の参加者の創作大賞作品をたくさん読んで、応援してくださっているすごい方です❢❢

上記の文章からも、PJさんのお人柄が垣間見えますね!
私は文章を読むのが苦手なので、PJさんの『読みやすかった』『短いけど素晴らしい』『騙されたと思って読んでみて』の応援文

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【創作大賞感想】すべての子どもは消耗品じゃない/これでも母🐿みんみん様

【創作大賞感想】すべての子どもは消耗品じゃない/これでも母🐿みんみん様

一気読みしました。文章を読むのが苦手な私が、読みやすい文章でした。

まずプロローグ。
我が子のかわいさ余って、これまで仲良くしていたお友達が発達障害だとの噂を聞いた途端、我が子に悪影響を与えないために「遊ばせない」選択をさせたことから始まります。

こども視点、お友達視点、お友達の母親視点、主人公視点が、リアルに語られていきます。飾らず素直な心で紡いでいく言葉にはリアリティがあり、うんうんと、う

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多数派が持つ価値観や常識は多数派にとって都合がいいというだけのモノであって、違う世界に行けば、これまでの常識が一瞬で覆る。まずは互いに知ることから始めたいな。そんなお話。

「きょじんとこびと」 https://note.com/warauyo/n/n4e30b24534a9