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夜の真ん中カモンカモン
夜の真ん中
星があった
空を眺める時
何もかも
奪われる
空は海賊だから
空に心を委ねる
宇宙だけは
本当のロマン
宇宙こそ
本当のロマン
星が瞬いてた
キラキラと
生きてるように
瞬いて
瞬いて
この星の光は
実はとっくに
死んだ光なのに
生きてるように見えた
死んでも
生きてるのかしらん?
それならば
人もそうかな
死んでも
瞬いてるのかもしれない
私には見えないだけで
何処かで
瞬いて
瞬い
「No title」
探してあげる
見つけ出してあげる
口と口
手と手
ピッタリ凹凸が
はまり込む形
鼻と鼻
息と息
少しズラして重ねて
合致した日
半身を見つけた日
半神だと信じた日
探してあげる
見つけ出してあげる
枯れて土へ還っても尚
永遠に続く
合致した日
空気の中に生き残る
消えはしない
証
探してあげる
見つけ出してあげる
目と目
手と手
血と血
半身よ半神は
忘れ去られた言葉だ
夏の思い出
夏の庭
ゴムでできたプール
蛇のようにうねる水道のホースを捕まえて
プールへ水を入れる
小さな君が笑ってる
私に水をかけられて
やり返すのに必死になり
息を切らして
首の後ろと背中に
太陽を乗せて
満タンになったプールに入る
プールの水面にも太陽が住んでいた
キラキラと光って
小さな私の顔に反射する
小さな君の顔に反射する
夏の庭
小さな思い出 #anntokiko詩 #Ann
黄金の頬の色、草むらのみどり
最後の色
子供たちの
掴んでる色
もう決して
触れられない色
毛布のはじっこを
噛みしめて眠った夜の色
うなじに香る
おひさまのオレンジ色
つむった目の奥に
広がる無限の
あの色
そう、
あの色
The last color
Children
Color you are grabbing
Never again
Color that can not be touched
The edge of
ここに天国 外は地獄 空に貴方
笑ってみた
笑えた
空にかけた橋から
会いたい人が降りてくる
上手く笑えた
会いたかったの
言えるのはそれだけ
時間は2分
ウルトラマンかよ
後ろ姿をミオクル
空の橋が消えてく
見えなくなる
見えなくなる
手をぎゅっと噛んで
堪えて
私も家に走って帰る
振り向きもしなかった
後ろ姿は凛としてて