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自分を取り戻すための日記 46

2022.9.23 自分を取り戻すための試行錯誤5「許す」

私はずっと長い間、自分が許せなかった。
自分が嫌いで嫌いで仕方なかった。
自分自身が自分を責めていた。否定していた。

そして、他人も許せなかった。
誰よりも他人を求め、期待していたのに、その期待に応えてくれなかったら、激しく憎んだ。
「大丈夫!」と言い、平気な顔をして笑っていても、実はまったく許してなかった。

そんな度量の狭い、小さなことにいちいちクヨクヨする、そんな自分が情けなくて恥ずかしくて、
より一層落ち込んだ。

何もかもが許せなかった。
自分を否定する私も。
そんな私を嘲笑してるように感じる他人も。

クソ真面目に色々なことを大げさに考え過ぎて、恐怖と緊張で体がガチガチでちっとも上手くできない不器用な自分を許せなかった。
もっと自由に気楽に我儘に自分勝手になりたいのに、いつまでもそうならない、なれないダサくてセンスのない自分を許せなかった。
面と向かって誰もそんなこと言っていないのに、「みんなが私をバカにして笑っている」と思い込んで、深く傷付き落ち込んでいた。

すべて自分の独りよがりな思い込み、幻聴。
私の耳にだけ聞こえる「お前はダメだ」と言う声。
幼い頃に植え付けられた根深い洗脳、刷り込み。
言った本人でさえもう忘れてしまっている昔の呪詛を、私だけが覚えている。
そして、私だけが私を許していない。

でも、もうそんな自分さえも許したい。
許せない自分さえも許すのだ。

ダメな自分、なにも出来ない自分、怠惰でサボり魔の自分、なにもかも過剰に受け止めてすぐに落ち込む自分。
自分ひとりさえ許せない、愛せない、そんなバカな自分さえも丸ごと全部受け止めて、許したい。
許して解放されたい。
あらゆる洗脳からあらゆる呪いの言葉から、解き放たれて、自由にノビノビと息をしたい。

頑張って頑張って生きてきて、限界を超えてしまって自分を壊して、ここ数年はずっと死んでしまいたいと思ってきた。
「死にたいなんて言ってはいけない。頑張って生きなければ」
そう思って、また頑張って頑張って生きようとした。
でも、まだ時々限界を越して、疲れ切って、突然死にたい気持ちになる。

いまはそんな自分も許したいと思う。
頑張って生きようとして、でも時々死にたくなる弱い自分を。
死にたくなる自分を抱えて生きる。
それさえも全部許す。
許して抱きしめる。
「もういいよ」と許して、自分で自分を抱きしめる。

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