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【よもやまnote#3】 博報堂のウーオCI制作チームが語る、CI策定とウーオの裏側(後編)

HRの森田です。あっという間に1月も折り返し、広島は久々の雨です☂️
今週は先週に引き続き、新春スペシャルよもやまnoteの後編です!
今回は細部までこだわったグラフィックに関する話やウーオの強みを中心に、CI制作の舞台裏を語っていただきました!

↓前編はこちら↓

■改めて:スペシャルゲストのご紹介

  • 吉田 充志さん (🔵) :ミライの事業室 ビジネスデザインディレクター

    • キャピタリストとして関わっていただくなかCI策定のきっかけを作ってくださり、社内ワークショップの進行なども担当してくださいました

  • 村山 駿さん (🔴):PRディレクター

    • ステートメント・コピーを担当してくださいました

  • 栗田 昌平さん (🟢):UXディレクター

    • CI全体のディレクションを担当してくださいました

  • 本多 恵之さん (🟡):デザイナー

    • キービジュアル・名刺デザイン・POPを担当してくださいました


■クリエイティブ①:宝石のように輝く魚

🟢 栗田さん:ここでグラフィックの話もしていけたらと思うんですけど、村山くんが初っ端に「FOOD ADVENTURE COMPANY」という言葉を持ってきてたんですよ。これめちゃめちゃいいねってなったんですけど、ウーオさんとしてはやっぱり魚にこだわりたいって話で「SAKANA ADVENTURE COMPANY」というワードにまとまりました。
で、このアドベンチャー・冒険って言葉が、表現におけるクリエイティブには相当影響していて。ウーオさんが鮮度のいい魚を取り扱っていることを踏まえて、まるで宝石のような魚に出会えることが、ウーオさんの提供する価値のひとつと捉えると、その魚がめちゃめちゃかっこよく、輝いてるように、クリエイティブを作れたらいいよねっていう方針になったんですよ。
その時に、魚がどういう風に映ったらかっこいいのかっていうのを研究して。背景を黒バックにするとか、いろんなやり方はあるんですけど、そのなかで導き出した本多の解が、この名刺の裏面のグラフィックなんですよね。

各メンバーの名刺の裏面はこんな感じ。全部で9種類あります!

🟡 本多さん:出会ってから自分たちが何者かを伝える場面で名刺を渡すと思うんですけど、市場や売場で見てる時には想像もつかないような輝きがあったりとか、いつも見てる魚の見たことのない一面を知ってるっていうか。
そういう意味をこのグラフィックにもたせて、自分たちの役割を伝えられる名刺になるといいなって思ったんです。
魚の質感とか輝きが際立つように、カメラマンとも相談しながら撮影していきましたね。

マダイを撮影する様子と実際のグラフィック。う、美しい・・・!


■クリエイティブ②:水平線に向かって前進する船

🟡 本多さん:ステートメントの船で進んでいく写真は、冒険にこぎ出すっていう意味をもたせていて。三浦港からひたすらヨットに乗って、ちょっと酔いながら(笑)、楽しく撮影させてもらいました。

🟤 土谷:最初は底引き船に乗りますか、みたいな話もありましたよね。

🟡 本多さん:実際の漁船の方がいいかもとか考えましたね。でもやっぱり帆がこういう感じで立ってた方がいいよねとなって、実際にいろいろな船を見に行きましたね。若い会社ではあるんで、年季のはいった味のある船よりは、結構張りのある写真になった方がいいかなと、この船を選びました。
ウーオさんの会社としての人格やメンバー1人1人の人格に、全てがちゃんとマッチしていくようにディレクションすることを意識してました。

この写真、天候が曇りのときに撮影したんですが、実は晴れているときに撮影したものもありました。すべてが順風満帆というわけじゃないけど、輝きがあるという光景が、ウーオさんらしいかなと考えてこちらを選びました。
普通に見てたらさらっと流しちゃう部分もあるとは思うんですけど、こういう写真ってともするとただの状況に写ってしまうので、いろんなことを考えながら、レイアウトしたり、ちょっと回転をかけたりとか、動きを出しながら作っていきましたね。

🔵 吉田さん:これだけ右脳的に、揺られながらも進み続けて切り開く感じっていうか、冒険者としての人格みたいなものが伝わってくるビジュアルってすごいなと、今の話を聞いて改めて思ったね。
豪華客船に乗ってるわけじゃなく、冒険家であって、その勢いだとかも直感的に感じられてすごくいいと思う。

🟡 本多さん:まあ僕もすごくいいなって思いますね。

(一同:笑)

■CIを策定して感じたウーオの強み

🔵 吉田さん:ウーオは水産業界の構造を一気に改革するというよりも、水産業者さんや流通に関わる方々と連携して、少しずつ変えていくことが現実的には多い、みたいな話から、「すべての街を、美味しい港町に。」っていうビジョンは北極星みたいなものだなと感じましたね。
ウーオだけじゃなくみんなが、これいい世界観だよねって言えるものに着地できたのがよかったなと。

🟤 土谷:CIのおかげで、きちんと自分の中でも目指すところが見えて、もっともっとやる気になったりだとか、勇気づけらたりすることもあります。
僕だけじゃなくメンバー全員にとっての指針でもあり、モチベートしてくれる存在としても機能していることが、すごく嬉しいです。

🔴 村山さん:1社だけで世の中を変えることって多分できないと思うし、大企業でさえ仲間を集って世界を変えようとする時代ですからね。
そんななかで水産業の流通という大きなテーマに挑むウーオさんの思いに共感して、仲間が増えていくようなCIができるといいよねとみんなで話をしてました。ウーオが先頭で優しく勇敢に立つ様子を表現できると、すごくいいなと思ってました。
だからこのCIがすごいっていうよりは、ウーオが取り組んでいることがすごいから、そのすごさを僕らが世の中に対してちゃんと言語化して、絵にして見せたいという思いで関わらせてもらった、っていう言葉に尽きますね。

🟢 栗田さん:これはマジでそうで、ウーオさんの場合は、最初に話を聞いた時から、めちゃめちゃいいじゃん!これ絶対価値じゃん!みたいな印象だったんですよ。だから、僕ら的には比較的簡単だったって言うとあれなんですけど、そんなに工夫とか必要なくて、まっすぐありのままのウーオさんを、ちょっと整理して伝えるっていうだけの勝負だったんですよね。

🟡 本多さん:化粧はいらないっていうか、整えるというか、共感してもらいやすい絵と言葉に翻訳をさせてもらったというか。そんな感じです。

🔵 吉田さん:今回のお仕事を通じて、改めて「思い」って強いなとシンプルに思ったんですよね。元々板倉さんが漁師の方々になんとか還元できる仕組みへと変えていきたいという思いからウーオを創業されて、やっぱそういう「思い」があると、仲間っていっぱい集まってくるんだなと。
新鮮な魚が毎日食べられることが当たり前になって、いろんな町が生き生きとした港町になっていく未来を実現していくんだと、そういう思いをもってやっているウーオはこれからもっと強くなっていくんだろうなって、今改めて思った感じです。

🔴 村山さん:漁師さんの仕事自体もそうですけど、魚が獲れた瞬間のワクワクする気持ちやあのシズル感って、デジタル!メタバース!って言われているなかでも絶対に超えられない「直感で感じられる原体験」で、この先も不可欠なものだと思ってるんですよね。
料理人やシェフの方もそうで、そういった方々が「俺らがやってることも、 そういうこと(=お店のある町が美味しい港町になっていくこと)なんだよ」って共感して動機づけされて、仲間が増えていくようなビジネスをウーオさんはされてるので、素敵な会社だなと思ってます。


このあとメンバーと交流する時間も設けて、とても濃い1時間となりました。改めて博報堂ウーオCIチームの皆様、出演ありがとうございました!

セールスチーム澤田さん(左上)が、刹那的な美しさも表現されている「輝く魚」グラフィックの素晴らしさと感謝を、CI制作チームの皆さんにお伝えしている様子@SpatialChat

博報堂の皆さんからお話を聞き、さらに愛着が沸いたCI。
「すべての街を、美味しい港町に。」の実現に向けてさらに飛躍すべく、当社は2023年も挑戦を続けてまいります。

当社は2023年からさらに採用強化中!というのはお伝えしたばかりですが、私たちの思いや実現したい姿を、世の中へ広く伝えていく広報・PRメンバーを現在大募集しております!!
今回のよもやまnoteに共感する部分があったり、当事者となってもっと多くの方に伝えていきたいと感じられた方、ぜひご応募お待ちしています。

それでは、また来週お会いしましょう!
次回は普段のよもやまnoteの司会でも大活躍中の、知念さんインタビューをお送りします😊バックナンバーはこちらからどうぞ!


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