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記事一覧

貴方短歌

私とあの子の思い出だけを歌にしました。 貴方との思い出だけを歌にする その営みが世界平和 私が貴方との思い出を歌にするとき、それは何ものにも邪魔されない。だから…

こないん🐰
2か月前

amazarashi初心者が曲を聞いて思ったことを書いてみた

こんにちは。amazarashiの「吐きそうだ」について考察まがいのことをつらつら書いてみました。途中の想像の飛躍などありますが、温かい目で見ていただけるとありがたいです…

こないん🐰
3か月前
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色んな人に投げたお話まとめ

一文とか二文で終わる、少し不思議なお話を考えてみました。 501号室の部屋は和室なのに畳ではなく、フローリングである。その下の401、301、201、101号室の天井と床はと…

こないん🐰
6か月前
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創作ネタメモ

蚕の街として有名なU市。調べていくと実はかいこは「飼い子」であり、人柱の子を生み出す街としてまことしやかに囁かれていた街でした 崇谷村(そうたにむら)と呼ばれて…

こないん🐰
6か月前
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コントローラー

ある日、俺の手からゲーム機が生えてきた。 それはbluetooth対応でちょうど新しいコントローラーが欲しい俺にはぴったりだった。 手から生えただけあって、コントローラ…

こないん🐰
6か月前
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髪の毛

 長髪の女性なら、こういう体験はしたことはないだろうか。風に髪の毛が煽られ、顔にそれが張り付き蜘蛛の糸が絡まったように感じること。 「怖い話なんかじゃないんだけ…

こないん🐰
6か月前
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短歌を考えてた

・ちから始まる ・恋or花がテーマ ・冬の季語 ①知恵袋 恋愛相談 入力中 「セーターあげるは良いことでしょうか」 ②ちょっとだけこの距離埋める 「寒いから」 言い…

こないん🐰
8か月前
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きいた話

「恐怖は無知故に起きる感情だ」 ときどき彼はそう言った。それに付け加えて必ず「だから、幽霊の正体についてよく知っている俺は、幽霊を信じていない」と言った。 私が…

こないん🐰
9か月前
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自分の小説を語りたい、というか言い訳させろ

お久しぶりです。私です。今回は自分の書いた小説について語りたいと思ってこの記事を書きました。まず小説を読んでいただかないことには始まらないので、リンクを貼ってお…

こないん🐰
10か月前
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140字小説 21日目~30日目

ネタ切れがすごいですね。よく続いてるよ… 21日目『パチモン』 「見てぇ~。新しく買ったの」 彼女は体からきつい香水の匂いをさせながら、私にバッグを見せてきた 「…

こないん🐰
11か月前
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創作小説

*性的描写が少し含まれています。苦手な方は、ブラウザバックすることをお勧めします。 オリジナルよりも性的描写は省略されてるので、大丈夫な、筈…… 『懺悔』   …

こないん🐰
11か月前
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140字小説 11日目~20日目

是非何日目が一番面白かったか教えてください。 11日目『相合傘』 「雨だね」「そうだね」 「傘ある?」「ある」 「俺忘れた」「入れてあげる」 「ありがと」 私は君…

こないん🐰
11か月前
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140字小説 1日目~10日目 とボツ案

140字で起承転結。ポエミー成分ほどほどに 1日目『まわらない』 「首が回らないんだ」 友人がランチを食べながら唐突にそう言った。 「はっ、ランチ食ってるじゃないか。…

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貴方短歌

貴方短歌

私とあの子の思い出だけを歌にしました。

貴方との思い出だけを歌にする その営みが世界平和

私が貴方との思い出を歌にするとき、それは何ものにも邪魔されない。だから私が貴方との思い出をつづるときは、世界が平和なんだ。

アラウンドユーの原子が妬ましい貴方に触れる許可をください

酸素や窒素は、貴方の中に入ってるんですね。それはとても羨ましい事。ねぇ、今死んだら、私は原子になれますか。

苦しいと叫

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amazarashi初心者が曲を聞いて思ったことを書いてみた

amazarashi初心者が曲を聞いて思ったことを書いてみた

こんにちは。amazarashiの「吐きそうだ」について考察まがいのことをつらつら書いてみました。途中の想像の飛躍などありますが、温かい目で見ていただけるとありがたいです。

吐きそうだ

生きる意味とは何だ 寝起き一杯のコーヒーくらいのもんか
それとも酔いどれの千夜一夜 ていうか二日酔いでもう吐きそうだ

生きる意味とはなんだ。それは朝の活力を入れるために飲んでもいいかなくらい軽いかもしれない、

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色んな人に投げたお話まとめ

色んな人に投げたお話まとめ

一文とか二文で終わる、少し不思議なお話を考えてみました。

501号室の部屋は和室なのに畳ではなく、フローリングである。その下の401、301、201、101号室の天井と床はとても新しい。

心霊スポットを作る方法として、ある場所に花を置き続ける、というものがある。つまりは周りの人にそこが幽霊の出る所以があると思わせればよいのだ。ある日、小学生が横断歩道のまえで「カッコウ、カッコウ」と言って盲目の

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創作ネタメモ

創作ネタメモ

蚕の街として有名なU市。調べていくと実はかいこは「飼い子」であり、人柱の子を生み出す街としてまことしやかに囁かれていた街でした

崇谷村(そうたにむら)と呼ばれているが、もとは祟谷村(すいたにむら)でサカサバアと呼ばれるシャーマンの村があった

雨乞いのために山の神を祀り上げたが、その山の神はいけにえを必要としていた。村の人々が次々の亡くなっていくため、外部から天照大御神(と言われたが本当にそうか

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コントローラー

コントローラー

ある日、俺の手からゲーム機が生えてきた。

それはbluetooth対応でちょうど新しいコントローラーが欲しい俺にはぴったりだった。

手から生えただけあって、コントローラーは俺によく馴染んだ。これのおかげで、マスターランクに上り詰めたと言っても過言ではない。

しかし、問題はきちんとあった。

大学三年生の俺は、就活しなければいけなかった。

ゲームコントローラの手で就活の場に行くわけにもいかず

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髪の毛

髪の毛

 長髪の女性なら、こういう体験はしたことはないだろうか。風に髪の毛が煽られ、顔にそれが張り付き蜘蛛の糸が絡まったように感じること。

「怖い話なんかじゃないんだけど」

 ガタイの良いの彼、木田紘一、はそう語りだした。

 大学生の木田は実家から離れて、一人暮らしをしている。オカルト好きの私とは違い、木田はオカルトには全く興味がなかった。そんなことより電車の話ばかりする奴だ。
 怪談は心霊スポット

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短歌を考えてた

・ちから始まる
・恋or花がテーマ
・冬の季語

①知恵袋 恋愛相談 入力中 「セーターあげるは良いことでしょうか」

②ちょっとだけこの距離埋める 「寒いから」 言い訳が過ぎる?冬のせいだから

③駐車場ココアにスマホ「待ってるよ」君だけ思うこの時間が好き

④ち、の予測変換が誓いの君に永久(とわ)を誓いたい雪のある日

⑤血糊付け 可愛いだけの ゾンビちゃん お菓子は何が良い?甘いキスが良い?

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きいた話

きいた話

「恐怖は無知故に起きる感情だ」

ときどき彼はそう言った。それに付け加えて必ず「だから、幽霊の正体についてよく知っている俺は、幽霊を信じていない」と言った。

私が幽霊の正体って?と聞くと、彼は胸を張ってこう答えてくれた。
「幽霊の正体?そんなのいろいろあるさ。まぁ大体が見間違いとか、聞き間違いとかだけどね」

幽霊の存在を信じて疑っていない私は少し反感を覚えた。でも、まぁ、そんな人がいることなん

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自分の小説を語りたい、というか言い訳させろ

自分の小説を語りたい、というか言い訳させろ

お久しぶりです。私です。今回は自分の書いた小説について語りたいと思ってこの記事を書きました。まず小説を読んでいただかないことには始まらないので、リンクを貼っておきます。

題名は「癖になる」です。5000字程度なのですぐに読めると思います。

iubungei/files/2023/files2023070500142543.pdf

どうでしたか?アマチュアゆえに読みにくい部分は多々存在したかと

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140字小説 21日目~30日目

ネタ切れがすごいですね。よく続いてるよ…

21日目『パチモン』

「見てぇ~。新しく買ったの」
彼女は体からきつい香水の匂いをさせながら、私にバッグを見せてきた
「旦那さんからお金もらってね?グッチのバッグ。20万もしたのよ」
彼女のマウントに適当に相槌を打ちながら、紅茶を啜る。

グッチのロゴはGUTTIじゃなくてGUCCIよ…という言葉はグッと抑えて

パチモンという言葉は標準語なのでしょう

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創作小説

創作小説

*性的描写が少し含まれています。苦手な方は、ブラウザバックすることをお勧めします。

オリジナルよりも性的描写は省略されてるので、大丈夫な、筈……

『懺悔』

        

鳴り響くサイレンの中、スマホが震えた。見てみると、以前、酔った勢いでインストールしたマッチングアプリからの通知だった。開くと私に「いいね」をくれた人がいるみたいだ。趣味が悪いな、と思いながら届いたメッセージを見る。

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140字小説 11日目~20日目

是非何日目が一番面白かったか教えてください。

11日目『相合傘』

「雨だね」「そうだね」
「傘ある?」「ある」
「俺忘れた」「入れてあげる」
「ありがと」
私は君に精一杯傘を傾けた。
身長が高い君が持った方がいいのに。でも君に持たせると私の方に傘を傾けちゃうからね。

相合傘、濡れてる方が惚れてるの
今日くらい、私が半分濡れさせて

某有名なコピーが元ネタです。ポエムっぽくなったので泣い

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140字小説 1日目~10日目 とボツ案

140字で起承転結。ポエミー成分ほどほどに

1日目『まわらない』
「首が回らないんだ」 友人がランチを食べながら唐突にそう言った。 「はっ、ランチ食ってるじゃないか。なんだそれとも貸せと?もうお前には貸さねぇよ?返ってこねぇし」 「いや、違くて」 友人はそっとタートルネックを下ろした 「首が回らないんだ…」 首には大きな傷と借用書という文言があった

読みにくい。わかりにくい。借用書をなくすから

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